内容
突然、藍井(山田裕貴)のゼミの選抜テストが、前倒しで行われることに。
藍井のゼミ、通称“藍井塾”を落ちて、司法試験に受かった人はおらず。
その影響を受け、柊木(北川景子)の講義でも学生はテスト対策にあてる状態。
それもあって、照井(南沙良)は柊木の実務演習を辞めてしまう。
真中(高橋文哉)桐矢(前田旺志郎)水沢(前田拳太郎)天野(河村花)だけで、
実務演習が行われることになり、柊木は、新たな事案を提示する。
とび職のひとり親方のAが、工務店B社の依頼で、仕事中のマンションから転落。
ひと月後に急死。Aの妻はB社に損害賠償請求したが拒否されたと。
柊木は、どのような結論が妥当か検討しろと告げる。
発表は、テストのあとで良いと言うことだった。
そんななか、真中は、学生時代の友人たちの近況を知り、焦りを覚える。
そのうえ、妹・美羽(山口まゆ)が、真中が就活で失敗した会社から内定し、
真中を動揺させる。
そしてテストの日を迎える。
敬称略
脚本、神田優さん
脚本協力、伊吹一さん
演出、谷村正樹さん
完全に、印象操作を行っているね。
あくまでも“底辺”だったはずのなのに。
そういう描写は皆無になってしまった。
そのうえ、真中を描くコトにより、キャラ付けおよび、差を付けてきた。
極めつきは、真中のセリフ。
“たまたま同じ授業を受けている”である。
成績が。。。とか言うのではなく。
ただ単に、守宮学院長が5人を“何らかの理由”で指名するだけで、
良かったのではないのだろうか?
そうすれば、5人についての“何らかの理由”をテーマにして、
毎回のエピソードで、話を作ることが出来ただろうし。
もちろん、その中の理由のひとつで、成績。。。それも一部の成績があっても、
良いとは思いますが。
で、重要なのは、なぜ、主人公がロースクールに?
っていうのも、守宮学院長絡みにすれば、良かっただけで。
ホントは、キーパーソンのハズなんだよね。守宮学院長。
前回の藍井とのやりとりや、今回の柊木とのやりとりにしても、
その延長線上である。
こういうちょっとしたコトで。
ドラマの“芯”がハッキリして、
主人公が関わったり、関わらなかったりしても、
群像劇状態でも、納得出来たと思うんだよね。
今回の模擬裁判にしても、初回の模擬裁判と違うコトも、
民事と刑事の違いだけで無く。
それぞれの学生の将来への希望があるから、分かり易く分けられているし。
弁護士志望の真中、検事志望の桐矢、弱い人を助けたい水沢なんて、
まさに、である。天野も、意志の強さが見えるし。
こういうのも、ホントは、上手く説明すれば、良かったと思うのだ。
今作って、ドラマとしては、良く出来ているのに。
扱っているテーマがテーマなので、一般的に分かり難く。
そこを上手く説明、解説出来ていないのが今作。
理解しにくいから、視聴者は面白みを感じにくいのである。
ほんと、ちょっとしたこと。。。。だと思います。
今作には無いけど。ナレーションか、
主人公のモノローグでも入れて、補足すれば、完成度が上がるだろうに。
今回の模擬裁判のラストで、主人公が上手くまとめたように。
本家の感想。
https://plaza.rakuten.co.jp/tokukougi/diary/202301300001/
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