内容
栄治（生田斗真）が残した暗号に気づいた麗子（綾瀬はるか）は、
再び、栄治が暮らしていた軽井沢の別荘へと向かった。
大喜びで迎え入れる篠田（大泉洋）
そこには、麗子により集められた金治（佐戸井けん太）真梨子（萬田久子）
巧未（要潤）雪乃（笛木優子）紗英（関水渚）朝陽（森カンナ）
そして獣医師の堂上（野間口徹）が待っていた。
麗子は、篠田が、栄治を発見する直前、
バッカスが吠えていたことから、誰かがいたと推理を披露。
そのうえで、自分と篠田が、栄治の車でひき殺されそうになったと打ち明ける。
麗子は、犯人には、こっそりと名乗り出て欲しいと提案する。
犯人と交渉をして、クライアントを犯人にすると宣言する。
そのほうが、みんなにとっても、都合が良いはずだと。
信じられない提案を行った麗子に、困惑する篠田。
すると麗子は。。。
やがて、麗子のもとに、ある人物が現れて。。。。
敬称略
脚本、杉原憲明さん
脚本協力、中園勇也さん、伊吹一さん
演出、澤田鎌作さん
前回と同じで、
“全容”が、全く見えてこない今作。
登場人物が多いだけで無く。
描いていることが多すぎだよ。
そのうえ、致命的なのは、
見ていて。。。“ミステリー”に見えないことだ。
ただただ、情報を提示しているだけだし。
原因は分かっている。
ひとつは、主人公に魅力を感じにくいこと。
もうひとつは、麗子、篠田のダブル主人公状態で、物語を紡いでいること。
前者に関しては、好みがあるだろうし。
俳優の魅力で、ある程度、緩和されるだろう。
大問題は、後者。
描いていることが多い上に、
“ドラマ”の中心がブレてしまっているので、
何を描いているかが、全く分からない状態になっているのだ。
ミステリーだから仕方ないけど、後出しじゃんけんの展開も多いし。
原作があるのも分かっているが。
それはそれだ。
“ドラマ”を見て、視聴者が理解しなければ、意味が無いのだ。
今作は、“ミステリー”っぽく見せるため、思わせぶりなだけで、
その“ドラマ”としての基本中の基本を、完全に無視している。
だから、面白くないのである。
これ、もう少し、どうにかならなかったの？
そもそもの話をすると。
最終的な“答え”からすると。無駄が多すぎるよね？
登場人物が半分。。。いや、３分の１で十分だよね？
原作があるのも分かっているが。
ドラマはドラマなのである。
見せて魅せるために、もっと整理整頓すれば良かっただろうに。
もし、それが“ダメ”っていうなら。
“ドラマ化”の必要性は、全く無いです。
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