『口封じ』
内容
長尾家へ、千春(柴本幸)との離縁を告げに行った典膳(山本耕史)
だが、逆上した千春の兄・龍之進(忍成修吾)により、斬られてしまう。
出血がひどく、意識を失う典膳。
目が覚めると、、、、千春がそばにいた。
事情を察した上杉家家老の千坂兵部(草刈正雄)が、匿ってくれたというのだ。
その後、藩医・仁斎(山崎銀之丞)の処置で一命は取り留めたが、
左腕を切除したということだった。
家老の長尾家と上杉家を守るため、事態を口外しないようにと兵部は告げる。
そんななか、兵部に促されたこともあり権兵衛(辰巳琢郎)が
典膳のもとを訪れる。
だが、権兵衛から出たのは、龍之進の始末と、千春を引き受けるということ。
それを聞いた千春は、父の申し出をかたくなに拒否し、諭すのだった。
離縁したあとも、典膳の世話を続けるため丹下家にとどまると。。。。
そののち、丹下家に帰る典膳。千春は“左腕になる”と寄り添い続ける。
まもなくして伯父・後藤七左衛門(徳井優)がやってくる。
ならず者に斬られたという話になっていると告げる七左衛門。
いっそ、化け狐にやられたことにしておけと話すが。。。。。
一方、典膳のいた堀内道場にも、池沢武兵衛(青山草太)から
事態が堀内正春(寺泉憲)高木(葛山信吾)に伝えられていた。
その後、典膳は、回復すると剣の稽古もはじめていた。
驚く千春は止めようとするが、
「わしが剣を捨てるのは、魂を捨てるのと同じコト」と典膳は告げる。
が。。。思わぬ事態が起きてしまう。
幕府評定所の裁定は、丹下家の家禄召し上げとお家断絶であった。
なぜ、本当のことを言わないのかという千春に。
これが“武士の本分”であると典膳。
敬称略
「痩せても枯れても、丹下典膳は武士にござる」
まさに、武士の本分。。。。という表現そのものの物語。
たとえ何があっても、武士のやることは決まっているのである。
もちろん、この曲げない姿、意志こそが、丹下典膳なのは言うまでも無いが。
ドラマとしても、“今後”にとって、
かなり良い感じのキャラ表現だったと思います。
やはり、こういう部分がないと、見えませんよね。
そのあとの典膳の行動というのが。
そこはともかく。
かなり丁寧で、視聴者に“武士”を描いている今作。
そこは、大満足なのであるが。
前回、いや、、、2回目アタリからかな。。。(苦笑)
どうしても引っかかっているのは、
典膳と千春の関わり、、、関係性である。
もちろん、劇中では夫婦であるし、
今回の典膳の行動や、前回の典膳の行動を見れば
難しいことを考えなくても、頭では理解出来るのだが。
が!!
“この2人そこまで、想いあっていたの???相思相愛だったの?”
という疑問が、どうしてもモヤモヤと。。。。
もう一度書くが、頭では理解出来ているのだが。
ドラマでは、描き込みの足り無さがありますよね。
個人的には
祝言から大坂行き、、
この間の描き込みが、もっとあっても良かったと思っています。
典膳の性格と、典膳の考える結婚観というモノだけでは
ドラマとしては、ちょっと無理があるような感じ。
11話という、かなり中途半端な話数なので。
あんなコト、こんなコトで、削られた可能性はあるとは思いますが。。。
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第三回
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