内容
保元元年、鳥羽法皇の死により、
後白河帝(松田翔太)と崇徳上皇(井浦新)の対立は深まっていく。
信西(阿部サダヲ)に退けられた悪左府・頼長(山本耕史)は、崇徳上皇に接近。
その行動を口実に信西は、崇徳上皇と頼長に謀反の疑いありと断じる。
清盛(松山ケンイチ)は、一門を前に“どちらにもつかない”と宣言。
「ただ勝つだけでは、ダメなのだ。公卿にならねば、世を変える事は出来ぬ」
その清盛の決意表明は、叔父・忠正(豊原功補)を黙らせるに十分であった。
一方、源氏の一門は、為義(小日向文世)が、崇徳上皇につき、
義朝(玉木宏)が、後白河帝についたことで分裂。
その源氏の事態を知っても、清盛は考えを変えようとしなかった。
“平氏は一蓮托生”であると盛国(上川隆也)に伝える。。
そんな折、信西が清盛のもとに現れ、後白河帝のもとへと招かれる。
なびかぬ清盛を懐柔するための後白河帝と近習たちによる最後の一手だった。
どちらを選択しても、行き着く道。。。。。武士の地位は同じだと、
清盛の思惑を言い当てた帝は、賽を投げつけ決断を迫るのだった。
するとその挑発に乗る形で清盛は、後白河帝へ味方すると告げる。
いずれ、帝にも勝ってみせる。。。。と。
その清盛の選択について、一門に伝えたところ。
弟・頼盛(西島隆弘)は、不満を隠さず反論する。
それに応え清盛は自身の決意を述べる。
「俺は確かな手応えを得たい。
武士の世は、もうそこまで来ておると。我ら平氏は、そのために戦う」
だが頼盛は、崇徳上皇につこうと決意。
母・池禅尼(和久井映見)は、反対するが。。。。。
敬称略
なんて言えば良いだろう。
メインイベントのひとつを描きはじめたところ、
ようやく、歴史物のドラマになってきた。。。。という印象だろうか。
ほんと、ここに来て“ようやく”。。。だよね。
実際、それなりに盛り上がりを見せ始めると、
奇妙なコトに、“今までの無駄話”の数々が、気にならなくなるという。
なんだか、皮肉な結果に。
ほんとは、
この部分に到達するため、人間関係などを描かなきゃならなかったんですけどね。
冷静に見れば、
やっぱり2~3回前が、第4話あたりだよなぁ。。。という印象である。
そういうことじゃ、ダメなのだけどね。
たとえば、清盛と叔父、弟たちとの関係。義朝と鎌田親子との関係。。。など。
今回、この部分をかなり強調してましたが、
連ドラとしては、とってつけたように見えてしまうのが、悲しい限り。
ここを描いてこそ、
言ってみれば、、、分裂する悲劇が見えるわけで。。。。。。
この数回で、盛り上げてくるような話じゃないよね(苦笑)
ま、色々書いていますが、
それなりに満足感はありますので、
はじめから、こんな風に描いてくれていれば良かったろうに!!
その気持ちが強いのは、言うまでもありません。
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第20回
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