内容
緒方教授(あがた森魚)から呼ばれるベム(亀梨和也)ベラ(杏)ベロ(鈴木福)
家の掃除をしていたところ、
ベムたちが持っている新聞記事の写真と同じ人物の写真を見つけたのだという。
ようやく“光”が見え始めたベムたち。
そんななか夏目刑事(北村一輝)と再会したベムは、
夏目の様子が何かおかしいと気づき、声をかけるのだが、
やはり、何かが妙だった。
一方、街では警官が襲われる事件が頻発していた。
その捜査をしながら、先日のベムたちの“本当の姿”が、
どうしても忘れられずにいた。
そんな折、ベムたちが、警官襲撃事件の第一発見者となったと知った夏目は、
思い切って、ベムたちがいると思われる付近を調べはじめる。
そしてついに住んでいると思われる場所を見つけてしまう。
そのころ、ベムたちは、優以(杉咲花)がなくした石を探し続けていた。
父からもらった大切なモノらしい。
そして、、、、ようやく見つけ、大喜びのベロ。
そんなとき緒方教授から再び呼び出しを受ける。男の素性が分かったと。
なんと、緒方の先祖であり異端の生物学者・緒方晋作(柄本明)だった!
すぐにベムたちは、渡された住所を訪ね、晋作の古びた研究所を発見する。
「せめて、生きてさえいれば。。。。」
と、そこに夏目があらわれる。
もう一つの姿を見たことを告白する夏目は、
どうして良いか分からず、それでもベムたちを信じたいために
真実が知りたいという。
すると、ベムたちは、森で気づいてからの全てを話し始める。。。。。
敬称略
「きっと俺達は、人間として生み出されるはずだった存在なんです。
でも失敗作だった。
感情が高ぶると本当の姿に戻ってしまう。あの醜い姿に。
それだけじゃありません、俺達は年もとらなきゃ、死ぬことも出来ない。
ずっと彷徨いながら生きて来ました。
ただ人間になるための方法を探して。
俺達は、ただ、、、普通に暮らしたいだけなんです。
。。。。。
こんな俺達でも人間の役に立てるならと、たとえ正体を知られたとしても
助けを必要とする人間を見過ごすことは出来ない。
そんなことしたら、俺達は、ただの妖怪になってしまう。
それが、俺達の生きている意味だと信じて。
。。。。。
もうお別れですね。感謝しています。
あなたたち家族は、日陰でしか生きることの出来なかった俺達を
温かく迎え入れてくれた。
あなたたちのおかげで、この街で過ごしてきた時間が
とても幸せに思えた。
あなたのおかげで、もっと人間になりたいと思えた
ありがとうございました。」
今回は、
ついに、夏目に正体がバレてしまった!!
その後。。。。のお話である。
細かい演出なども、なかなか良い感じでしたが。
流れが、ホントにスムーズでしたよね。
これだけの怒濤の展開なのに、
飽きさせず途切れることなく、一気に描ききった感じですね。
感情表現も秀逸でしたし。
個人的に気に入ったのは、
「最後」と思い、、、綺麗な街を見つめているときに、
ベムたちが、夏目の危機を知ったこと。
ですね。
もちろん
ドラマなので、都合良くなのは確かなのだが
こう言うのってタイミングが重要で、
お互いの気持ちが、良い感じで交差した直後だからこそ、
その後、助け合ったことに、意味が生まれます。
そして、
「なぜ、気づけない、人間に生まれた幸運を!」
と、、、あとは、ある意味ベタと言えるのだが、
それでも、
ホントに丁寧に夏目との関わりを描いたと思います。
「あなたたちは、誰より、人間じゃないですか」
涙するベムたち。
ほんとに、感動的な物語に仕上げてきた今回のお話でした。
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EPISODE.5
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