内容
桑原真也(風間俊介)は、妻・朝顔(上野樹里)、4歳の娘・つぐみ(加藤柚凪)
と朝顔の実家で、平(時任三郎)と幸せな日々を送っていた。
その日の朝も、皆のために、朝食と弁当づくりをする真也。
遅れて目覚めた朝顔も協力し。。。平は、孫娘・つぐみと。。。。
茶子(山口智子)の法医学教室も、少し変化が。
妻・絵美(平岩紙)の著書がベストセラーになり、世界へ。
夫・藤堂(板尾創路)とは、格差が生まれていた。
かつては、頼りなかった光子(志田未来)も、朝顔の指導のせいか、
高橋(中尾明慶)が引くほど、
新しく入った医学部生の熊田(田川隼嗣)をこき使うまでに。。。
そんなある日、絵美が帰国したタイミングで、野毛山署から依頼が入る。
現場へ向かった朝顔。検視官が来ていないためということ。
管内の一軒家で変死事件が発生。
主人の黒岩雅樹(岡部光祐)の状況は、首をつっていた。
妻・多江(片岡礼子)は、ベッドで変死。
第一発見者は、次女の友里(小林星蘭)
遺体に触れようとした朝顔を、止める検視官の丸屋(杉本哲太)
丸屋は、主人が自死では無く、殺人の可能性を指摘する。
その後、興雲大学で行われた解剖で、黒岩雅樹は絞殺と断定される。
そして多江に関しても、窒息死。ただ肋骨が不自然な折れ方。
死にいたる詳細は不明だった。
やがて、友里のもとに、駆けつける長女・美咲(恒松祐里)
その姿に、朝顔は。。。。
そんななか平と真也が、美咲、友里から、事情を聞き始める。
すると美咲が、自分が殺したと。。。。
敬称略
脚本は、根本ノンジさん
演出は、平野眞さん
さて、前回ラストでも表現していたが。
5年弱。。。時間経過である。
状況説明に関しては、その表現などについては、横に置いておく。
サラッとだが、情報過多でワケが分からなくならない塩梅で、
人間関係。。。やりとりを描くことで、上手く描いていた。
こういうのバランスが難しいので、ほんと、上手くやったと思います。
やはり、メインは、そこじゃありませんので。
終わった直後には、今回の案件に突入だ。
なかなかのテンポの良さで。。。。一気に事件を表現。
主人公の仕事。。。新キャラの検視官の描写も、シッカリ描ききった。
開始30分前には、時間経過がなされたことを忘れるほど、
馴染んでしまっているのは、描写が良く出来ている証拠だと言えるだろう。
今回、最も良かったのは、
主人公が監察医であることを表現してきたことだろう。
いやね。。。今作の主人公って、仕事はしてるんだけど。
だからといって、それが、何か解決に繋がると言うわけで無く。
どちらかといえば、警察との連携が強調され、
気がつくと。。。仕事は、どうでも良いような状態だったのだ。
まあ、今作くらい“公私の私”を描いてしまうと。
仕事の意味が無くなってしまうのも当然なのだけどね。
だからこそ、タイトルに偽りあり。。。っていう印象だったのだが。
今回は、シッカリと主人公を描ききった。
そして、私的な部分も、それなりに。
今回くらいのバランスだと、主人公が仕事しているように見えます(笑)
初回から、これくらいだったならなぁ。。。。