内容
元法務大臣・瀬戸内米蔵(津川雅彦)が仮出所した。
蓮妙(高橋惠子)が迎えにやって来る。
そこに、雑誌記者・風間楓子(芦名星)が現れ、出所の感想を尋ねる。
週刊誌を読んでいた亘(反町隆史)は、右京(水谷豊)に尋ねる。
瀬戸内を逮捕したのは右京なのかと。
すると右京は、薫(寺脇康文)とともに逮捕に至った話を始める。
瀬戸内の兄弟弟子である蓮妙についてもだった。
亘は、瀬戸内の考えに賛同する人たちが多いことを取り上げつつ、
自分には理解出来ないと右京に伝える。
実家の寺に戻った瀬戸内が、蓮妙と話をしていると、
議員辞職した片山雛子(木村佳乃)が現れ、出家を願い出るのだった。
妙な印象を受けつつも、引き受ける瀬戸内。
雛子が帰ったあと、しばらくして右京と亘がやって来る。
そんななか、寺に、檀家総代の息子・常盤臣吾(矢野聖人)が挨拶に訪れる。
そして2人で、荒れ果てた墓地の掃除をしていたところ、妙な一角を見つける。
掘り返してみると、白骨遺体が発見。
伊丹(川原和久)芹沢(山中崇史)ら捜査一課がやって来て、捜査がはじまる。
伊丹から、右京に連絡を入れないで欲しかったと愚痴られる瀬戸内。
第一発見者となった臣吾が事情を聞かれたところ、
世界を回っていたとき、傭兵となった時期があり、経験があると説明する。
その後、捜査本部が立てられるも、身元が分かるようなものは見つからなかった。
夜には、寺周辺は、マスコミが殺到し大騒ぎに。
その状況を右京と亘が見ていたところ、蓮妙が現れる。
蓮妙に楓子が耳打ちし、右京と亘とともに寺の中へ招き入れられる。
楓子は、雛子の得度を知ったと。。。その取材だった。
右京と亘は、周辺を観察し、違和感を瀬戸内に話すのだった。
しばらくして、社美禰子(仲間由紀恵)に呼び出される亘。
美禰子は、亘に手紙を手渡し、白骨遺体が坊谷一樹だと書かれてあると説明する。
一方、右京は、雛子に臣吾のことを尋ねる。
敬称略
脚本は、輿水泰弘さん
建徳は、兼崎涼介さん
さすがに、とってつけた印象はあるのですが。
そのあたりは“スペシャル”だから、仕方ないかな。
とはいえ。
やはり《相棒》を生みだした輿水泰弘さんだけあって。
登場人物の使い方が。。。
それも、既出の登場人物の使い方、魅せ方がハンパないですね。
ちょっとしたことだけど。
楓子と、右京と亘の会話だけを見ても、まさに《相棒》
いや、正確には、“もっとも見たかった《相棒》”である。
瀬戸内や、雛子、蓮妙など他の登場人物も同じだ。
たとえ、その登場人物の出演エピソードを知らなくても、
人間関係が見えます。
これこそが、長期シリーズモノにおける、登場人物のほんとうの使い方だ。
まあ、個人的には、エピソード自体。。。事件自体への面白味は、
残念ながら、そこそこ。。。。普通程度であるのだが。
《相棒》らしさが見えることで、
“普通”よりも上の作品に見せて、魅せてくれている印象である。
しっかし、アレもコレもと、混ぜてきましたね。
これ、どうするんだろ???