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NHKドラマ10『10年先も君に恋して』 第1回 未来からの恋人

『未来からの恋人』

平成32年、円山里花(上戸彩)は、夫・博との離婚届を手に博を捜すがいない。

その10年前、2010年。
老舗出版社“王林書房”の編集者の小野沢里花(上戸彩)は、
次の展開に悩む恋愛小説家の日高光治(劇団ひとり)にアドバイスをしていた
上手く説得が出来たこともあり、
先輩の青山比沙子(高島礼子)デスクから褒められ、大満足の里花。
そのうえ里花がファンでもあるベテラン作家・濱田梓(渡辺えり)の担当となる。

だが里花は、最近気になっていることがあった。
サングラスにトレンチコートの妙な男(内野聖陽)につけ回されていたのだ。
ようやく、捕まえると。
“僕は君の未来の夫なんだ”と、、、妙なことを言い始める。
あまりの異常な言葉に逃げ出す里花。

数日後、濱田へ会いに行った里花だったが、その辛辣さにショックを受ける。
濱田の夫でマネージャーでもある川上哲夫(渡辺いっけい)に慰められる始末。
意気消沈で、帰ろうとバス停にいると、、、“あの男”が!!!
“この後に来るバスに乗らないで欲しい”という奇妙なコトを言われ、
里花は、まるで逃げるかのように、そのバス停を後にするのだった。

そんななか、里花は子供たちから
“ヒロシ先生”と言われている青年・円山博(内野聖陽・二役)と出会う。
エレベーター会社勤務の理系青年だが、その好青年ぶりに、心惹かれる里花。
それは、女性に奥手の博にとっても同じだった。

まさに“運命の出会い”
博は、その足で、大学時代の恩師・三田村幸助(藤竜也)の研究室へ
親友の森松隼人(中山祐一朗)らに報告し、
2人に促されるまま、里花とデートの約束をするのだった。

だが、、、、トレンチコートの男は苦悩していた。
バスを回避したのに、結局、出会ってしまったと。。。。。。


敬称略


公式HP
http://www.nhk.or.jp/drama/10nen/



正直なところをはっきり書いておきます。

上戸彩さん!?内野聖陽さん!?
う~~~ん。。。

また、俳優さんの名前と魅力で、ドラマ作りをするドラマなのか?
いやだなぁ。。。NHKが、そんな手の出し方をするなんて。。

って言うのが、視聴前の私の心にあった、本当の気持ち。
言ってみれば、、、“絶望的な期待感”でした



が、、、良い意味で、裏切られてしまいました。

かなり丁寧に、本が好きな女性編集者と夢を持つ理系男子
2人の関係、そして、キャラを描ききった、

ベタ。。。。いや、、本格的な恋愛ドラマのようである。

そこに、未来からやって来た、、、、夫という存在。
10年後には、離婚の危機を迎えている2人。


現在と未来
それぞれの気持ちを描きながら。。。の、、、
本当に良い感じの大人の恋バナになりそうである。

もしかしたら、7月期は終わりですが、
今期、、、いや、、10月期。。いや
この1年でも、、、、最高傑作となる可能性があるドラマのような気がします。


秀逸なのは、2人のエピソードと、その演出。
そして、、、、音楽。

ガッカリ状態の期待感も、
上戸彩さん、内野聖陽さんの、、、良い雰囲気と演技が絶妙!!

そう、気持ちが変化してしまったのは言うまでもありません。

お見事ですよね。すばらしい。


って、、、調べてみれば、、
脚本は、、、大森美香さん!!!


はっきり言わせてもらいますが、
月9“夏の恋は虹色に輝く”。。。。も同じ大森脚本ですが、

今作“10年先も君に恋して”のほうが、圧倒的に面白いです!!!

同じ、“あて書き”の可能性はあっても、
今作のような“普通”のほうが、シックリ来るし、
万人が馴染みやすい作品だと思います。

これなら、、俳優優先ドラマであっても、許せるというモノです。



それにしても、
ファンタジーだという部分はあるが、
上手く、、、、気持ちの表現に利用していますよね。。。。
ほんと、ここが今作のポイントになるのでしょうね。

自分を知り、相手を知る。。。。。


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ジョーカー~許されざる捜査官~ 第8話 衝撃の死…伊達最大の危機

『衝撃の死…伊達最大の危機

内容
“制裁”を模倣する刑事・日向光明(忍成修吾)に撃たれた伊達(堺雅人)。
だが、あらわれた日向の同僚刑事。。“兄”吉住武徳(飯田基祐)は、
伊達の持つ銃を見て、伊達の制裁が殺人ではなかったと知る。

やがて何者かに殴られていた久遠(錦戸亮)が、、、気がつくと伊達の姿はなく。
そこに、日向が倒れていた。謎の男に襲われ連れ去られてしまったという日向。
その言葉に疑問を抱きながらも、伊達の血を辿ると。。。。“YT”の血文字。
伊達のメッセージだと思われた。
発生した一件を、三上(大杉漣)に報告する久遠。

捜査一課では、伊達がやってきていないことが気になるも、
井筒(鹿賀丈史)あすか(杏)らは、
昨夜発生したスナックママ木本志保(佐野珠美)殺害事件について会議を始める。
ホステスの証言で常連客の宮前史人(桜山優)と口論していたと分かるが、
宮前自身にはアリバイが存在していた。だが、、残された靴の痕跡は宮前のモノ。
勝手に、捜査会議に加わっていた日向は、宮前が犯人だろうと言うが。。。

その後、三上の調べで、吉住が日向の異母兄であり
保険金殺人により両者の母が殺されていたことをつかむ。犯人はふたりの父親。
その父親は、5年前、、、三上が制裁を加えていた人物だった!!!

一方、吉住に監禁される伊達は、制裁を受けた者の居場所を問い詰められていた。
“あんな父親、死んで当然だった”と。。。。
そして三上の策略で、、、吉住を伊達から引き離した後、
伊達を救い出すことに成功する三上と久遠。


そんななか、あすかから手渡された、夏樹殺害の捜査資料から、
冴子(りょう)は、夏樹自身の足取りをつかむ。

同じ頃、宮前へ“制裁”を加えた日向は、
その足で根津美代子(尾野真千子)の家へ。。。。。。。。
そのころ、スナックのママ殺しの捜査をするあすかは、違和感を感じ始める。
宮前が、、、、犯人ではない?

敬称略



『神隠し』の模倣犯。。。。騒動の後編である。
いやまぁ、、、やっぱり“事件”かな。


物語は、
伊達の監禁事件などが発生する中、
再び発生した、、“制裁事件”
日向により、真犯人ではない人物が、殺されてしまう。。。
その暴走を、吉住は問いただそうとするが、
逆に日向に吉住は殺され、吉住が罪をかぶらされてしまう

暴走していく、、、、“殺人犯”日向

その一方で、救出された伊達は、自分の心に起きた迷いを、
もう一度“整理”を始める。。。。
3年前、、、三上から“神隠し”の真実を知らされた日のこと。。。。

って感じ。



日向“あなたの代わりにやっているだけじゃないですか
 あなたは迷っているはずだ。自分が行っていることが正義なのかどうか
伊達“俺がやっていることを正義だとは言わない
 人は人を裁けない
 だが、それでも裁かなきゃならない現実がある
 その重みを分からず、人の命を奪うお前のやり方は間違っている
 それは、罰することにはならない。
 おまえは、ただの人殺しだ
 法から逃れたモノを裁きながら、俺はずっと自分自身を裁いてきた
 コレからも、それは変わらない
 お前に、明日は来ない”



一応、葛藤もしているし、模倣犯もシッカリ暴走させている。
日向を裁いても、吉住がいるから十分、、、、成立させているし。

“制裁”が、正しいかどうかではなく、
伊達たちの行いに、比較対象を持ち込むことで
ある意味“正当性”を表現した。。。。ということだ。

そして、メインの事件。。。。でも新展開!!冴子の死。。。
良いネタフリだし、
細かいことを気にしなければ、面白かったと思います。

まぁ、、、堺雅人さんが、カッコイイので十分かな。




ただね、もう一度書いておくが。

なぜ、いまさら、、、、葛藤したのか?という究極の疑問は解けないまま。

ほんと、“いまさら”なんですよね。
三上に協力するようになってからも、
模倣犯があったかどうかは分かりませんが、“制裁”は行ってきたわけです。

たとえ、そこに苦しみなどを感じていたとしても
自分なりの正当性を心で唱えていたとしても、

いまさら、表に出すほど悩むって言うのは、どうなんだろう??
きっと、“制裁”を加えていると言うことは、
そこにある“理不尽な事件”“殺人”を見てきているはずなのに。。。。。

もしかしたら、今回の途中で入っていた、因縁の灘木のようなことも、
たびたびあったかもしれない。

模倣犯が残虐すぎるとは言え、
結果的に制裁を加えた人物たちと“同類”ならば、
利己的な殺人者たちであったのは確かで、
同じように、葛藤しても良かったと思うのだが。。。。。刑事だから??


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龍馬伝 第35回 薩長同盟ぜよ

『薩長同盟ぜよ』

内容
長次郎(大泉洋)が切腹後、龍馬(福山雅治)は、大和屋へと向かい、
徳(酒井若菜)に長次郎の遺品を手渡すのだった。
そして改めて、長次郎の分の志も成し遂げることを徳に誓う龍馬。

そのころ大坂城では一橋慶喜(田中哲司)が長州征伐の軍議を行っていた。
あとは、、、薩摩が動くのみ。。。と。
一方で、薩摩と長州の動きは、幕府側に伝わり始めていた。

そんななか、桂小五郎改め木戸貫治(谷原章介)は、
西郷吉之助(高橋克実)と交渉をするために、薩摩藩邸へと向かう。
だが、木戸は、その場に立会人としての龍馬がいないことを疑問視し、
龍馬到着後に、交渉を始めると言い始め、薩摩との交渉を拒否する。
薩摩と長州だけが知る密約であるからこそ、立会人は龍馬でなければならないと
交渉を始めないことに難色を示す西郷を諭す木戸。
龍馬を信じたからこその密約であると。

そして、木戸が付けてくれた護衛の三吉慎蔵(筧利夫)と京へと入った龍馬。
だが薩摩藩邸には、密偵だけでなく新選組まで張り込んでいた。
そこで、龍馬は、三吉とともに、まずその足で寺田屋へと向かう。
寺田屋のお龍(真木よう子)とお登勢(草刈民代)の話で、
新選組が土佐の脱藩浪士。。。。。龍馬を狙っていることを知る。
そんなとき三吉に問われ、薩長同盟への思いを語る龍馬。
その一方で、命の危険のある龍馬を心配するお登勢、お龍の気持ちを知り、
龍馬は、お龍に、、、、日本を変えるため。。。という覚悟を伝えるのだった。
もう2度と会うことは、無いであろうと。。。。。

やがて辺りが暗くなり、動き始める龍馬。
するとそこに、危険を顧みずお龍が薩摩藩の藩士を連れ帰ってくるのだった。
交渉は、小松帯刀(滝藤賢一)の屋敷に移されたと判明する。
“坂本さんの役に立ちたい”

そして小松の屋敷へと向かう龍馬は、その途中。。。
自分に間違えられて新選組に捕まった者を救おうと、屯所へと。
なんと、、、弥太郎(香川照之)だった!!
三吉に弥太郎を任せ、小松邸へといそぐ龍馬。

龍馬の到着により、西郷、小松、木戸による交渉が始まる。
西郷からの、全面的な薩摩から長州への助力の申し出に、戸惑いをみせる木戸。
すると龍馬は。。。。。。

“薩長両藩は、誠の心を持って合体し、日本のために、
 傾きかけちゅうこの国を立て直すために、双方とも粉骨砕身尽力する

敬称略


ついに、薩長同盟である。

もっとも、『龍馬伝』らしかったのは、
弥太郎と、、、タイトルに“ぜよ”がついたことかな。




とりあえず、龍馬が、本当の意味で歴史の表舞台に出たお話。

コレまであったことは、全て忘れるとして。

良い感じの緊張感と、闇で結ばれた密約を
上手く表現していたと思います。

やはり、龍馬が追われる身になっているのが、良かったかな。
その緊張感があるために、

寺田屋でも、“いつものような色気”を、ほとんど出すことなく、
お龍との関係、お登勢との関係を、、、、恋人、、そして、、母。。。
悪くない感じで表現されていましたし。

いや、こういう表現があってこそ、
龍馬の志や、真剣さが見えるというモノです。


変な言い方だが、35回目にして、初めて、、、龍馬の“志”が、
本当に見えた気がします(苦笑)

もう、いままでなら、
どれだけ、緊張感のあるネタであっても、
どれだけ、シリアスなネタであっても、
どうしても“崩れた龍馬”を表現したがる今作“龍馬伝”

それが抑えられた瞬間。
ドラマとしての真剣さが初めて見えた気がします。

逆に、
歴史の大転機である“薩長同盟”のお話でさえ、
龍馬にバカをやらせていたら、
NHK。。。。大変な苦情の山になっていたでしょうね(笑)


“普通”に、面白いお話だったと思います。

ま、、、弥太郎は、オマケってコトで!




最後にどうしてもヒトコトだけ。
しっかし、今回のような物語を作ることができるならば、
なぜもっと、龍馬自身の心の変化などを、丁寧に描かなかったんだろうね。。。

このドラマって、
変な言い方だが、友だちが死んで盛り上げているだけでしたからね。。。
そう言うのは描いても良いけど、
最近よく口にする“志”を、描いてこその、、、英雄“坂本龍馬”のハズなのに。

極論をいえば、いつの間にやら“倒幕”を口にし始めちゃいましたからね、、龍馬。
こういうのって、絶対にあり得ないことです。
もうちょっとねぇ。。。。ナントカならなかったのかなぁと
そんなコトをよく感じる“season3”である。


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仮面ライダーW 第49話(最終話)この街に正義の花束を

『Eにさよなら/この街に正義の花束を』

内容
フィリップ(菅田将暉)が消えて1年。
失ったモノが大きく傷が癒えていない翔太郎(桐山漣)
それでもフィリップが残したロストドライバーを使い風都を守り続けていた。
そんなある日のこと。鳴海探偵事務所に青山晶(嘉数一星)という少年が現れる。
“姉さんを取り戻してくれる?”
姉の唯が3日前から行方不明だという。
だが、晶の話を聞いたいるウチに、人に頼りのは当たり前という態度に
怒る翔太郎は、、、晶を連れ歩き、唯を捜す。

やがて、ウォッチャマン(なすび)クイーンらの情報で
ガイアメモリを売買する“EXE”が関わっていると知る。
リーダーは“エナジー”という人物らしい。。
そのEXEのメンバーがいる場所へと向かうと、、、、、、唯(小池唯)がいた。
リーダー格の遠藤士郎によると、メモリを集め始めたのは唯だという。

翔太郎は“ジョーカー”に変身し、ドーパントとなった若者のメモリをブレイク!

一方で、眠りから覚めた若菜(飛鳥凛)が暴走をはじめる。
倒そうとする竜(木ノ本嶺浩)を引き留めた翔太郎は、
フィリップが若菜を助けるために消えてしまったことを伝えるのだった。

そして若菜は、シュラウドの力を借りて、再起動を試みはじめ。。。。。。
“コレが私の決めたガイアインパクトよ。。”

その後、翔太郎の苦しみを知り、晶も勇気を出したことで
姉・唯も帰ってきて、すべて解決したかに思われたのだが、
翔太郎たちの目の前に、ペットショップ店員。。。。。“エナジー”が現れる。

エナジーにより倒されてしまった翔太郎。。。。。。
倒れた翔太郎だったが、そこにはエクストリームメモリが!?

そして、、、そこに、、、、、、、フィリップが

敬称略



ということで、最終回。

結局、若菜という存在がある限り、復活は決まっていたことだが、

園咲ファミリーも、再結集し、
良い感じの家族愛の物語に。。。そして、、友情物語に仕上がった最終回。

結果は分かっていても、ちょっと感動的だったのはいうまでもない。

園咲の思いが詰められたフィリップという存在。
そしてその相棒の左翔太郎。

2人の存在理由をシッカリ表現し、仮面ライダーらしい格好良さもある
最終回だったと思います。


作品全体を見て、
ニコイチで作られた今作でしたが、
一部違和感があったお話もありましたが、前後編でキレイにまとめきり
お話で魅せるという、
もっとも“仮面ライダー”として、やらなきゃならないコトを
最後の最後まで、描ききった“秀作”、、、“傑作”だったと思います。

こういった批判的なことは書きたくはないが、
作品として良い感じで作っていたのに、
最終的に登場するキャラの声で魅せているだけになってしまった作品とは、
大違いである。


敵も描かれているし、仮面ライダーの、主人公の気持ちもシッカリ描かれた。

お見事な作品でした。
物語に魅せられ、カッコ良く感じてこそ、不偏の人気が生まれる。
そう思います。


個人的には、
映画やOVAで、お茶を濁すのではなく、
本気で、、“続編”を作ってもらいたいほどだ。
。。。ま、、ないだろうけどね。


次回作“オーズ”でも、物語が作られることを期待したいと思います




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『劇場版仮面ライダーダブル FOEVER A to Z/運命のガイアメモリ』&『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー』
感想

崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話~ 第8話 廃刊の危機と戦場カメラマンの真実

『愛すべき三流雑誌「週刊秘宝」廃刊か!?
 “奇跡の一枚”の真実&衝撃の告白!』
“最終章・西原理恵子(秘)壮絶半生!!失踪…失業…涙の告白

内容
テレビ出演で一度はブレイクしたが、
逆にそれが元で再び貧乏生活に戻ってしまった絵里子(山田優)

そんななか、絵里子の連載が載っている“週刊秘宝”を発行する文暁社で、
社長が現社長の息子・桐野達彦(上川隆也)替わるという事態が発生する。
長年NYで経営コンサルタントをしていた桐野は、
“徹底した組織と、事業の改革、合理化”を進めていくと宣言し、
いくつかの週刊誌を、1ヶ月以内に廃刊すると決定する。
そのなかには、、、“週刊秘宝”も含まれていた!!

すぐに、梅本編集長(大杉漣)が桐野社長に頭を下げ直談判するが
“コレはビジネス”だと言い切る桐野は、
従えないなら辞めてもらって良いと梅本に伝えるのだった。
そこに、駆け込んでくる絵里子だったが、その行動などを“下品”と切り捨て
全く話を聞くつもりもない桐野社長。
すると、“息を抜きたく時もある”と、、再び訴える梅本に、桐のは条件を出す。
1ヶ月で、売り上げ3万部にすること。それは現在の倍と言うことだった。

その目標に驚く編集部だったが、
ダメモトでも最後に思いっきり暴れてみるのも悪くないと言う梅本の言葉で
絵里子、正宗(小泉孝太郎)らも奮起!!
最後のチャンスにかけてみることにする“週刊秘宝”編集部。

そんななか、氷室(田中要次)が、相変わらずの金の無心にやってきた時、
ちょっと大暴れをする絵里子だったが、
そのとき、、、正宗が持っていた雑誌が目にとまる。
それは鴨田(塚地武雅)が戦場で撮ったという“奇跡の一枚”の写真!!
写真を見てピンと来た絵里子は、起死回生の企画を思いつくのだった。

伝説のカメラマン・鴨田丈一の特集を組む!!

だが、“どうしても”と、拒絶する鴨田。

一方で、その鴨田の経歴を知った桐野は、新雑誌への参加を鴨田に求めるが、
かなりの好条件であるにもかかわらず、それさえも拒絶する鴨田。

そんな鴨田の様子を見た正宗は、鴨田を諭すのだが。。。。。。

敬称略



鴨田の“奇跡の一枚”の真実。

それは、1つの真実ではあるが、
戦場での恐ろしさなどで、、、真実ではなかった。
それなのに、いつのまにか、、、、、

負い目を感じていた鴨田。

覚悟を決めた、次の一手は、自分自身の真実を絵里子に描いてもらうこと!!


ですね。。。


“週刊秘宝”が、追い詰められている状況もあり、
良い緊張感の中、鴨田の真実が語られるという、

なかなか、練られたお話でしたね。

それに、、、起死回生で、絵里子の漫画を絡めて“真実”が発表されるのだから


メインキャラの真実というネタと、物語の展開、キャラの利用方法
そこにキャラたちの苦悩の描き込み。そして、感情。

ドラマとしての必要なモノを全て上手く融合させたお話だったと思います。

“最底辺で結構じゃ
 いくらてっぺんにおってもなぁ
 血いの通うちゃあせん、どこぞのアホ社長よりずっとマシじゃ
 最下位には最下位のプライドがあるがじゃ!


キッチリとメリハリも付けられているし、
新社長とのキャラのギャップも良い感じですよね。

若干、絵里子を無理に絡ませすぎて、
流れとして、スムーズではない部分が、いくつかありますが


ま。。。ベタだけど、それなりに楽しめたから良いかな。




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新・警視庁捜査一課9係season2(5)第9話 二つの血痕

『二つの血痕』

内容
佐竹菜穂子(原田佳奈)の撲殺体が発見された。
状況から殴られ、、そして、チェストの角にぶつけた様子。
財布などが残っていることから、強盗ではないと思われた。
マンションの管理人によると“女優”らしく、男と同棲をしていたらしい。
メールの履歴から、男は江藤純一(篠田光亮)と分かるが行方不明。
その現場で、
世界的演出家・片山治(ベンガル)の“ハムレット”の台本が発見される。
書き込みを多数していることから、出演予定があったようだった。

一方、周辺の聞き込みで60代の男が道から部屋を見上げていたという目撃情報。

そこで片山治が
稽古を付けている稽古場へと向かう加納(渡瀬恒彦)と浅輪(井ノ原快彦)
演出補の太田亜季(山田キヌヲ)の話では、
片山に気にいられ“本木梓”という名で出演予定。
それも、、、今回の役は、ヒロインのオフィーリアだという。

その後、検視により、菜穂子の体中にアザが見つかり、
日常的に暴力が振るわれていたと思われた。
DVの可能性もあり、同棲相手で自称ミュージシャンの江藤の捜索をはじめる。

だが、青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、
周辺の目撃情報から、片山へ疑いを向け、2人で勝手に捜査を開始。
そして、通報者が片山であることをつかむ。
任意で聴取をすると、通報を認めたが、殺害は否認。愛人という疑いも認めない。
ただDVを受けているようで、気になっていただけだと言うが。。。

そのころ、江藤の捜索をする浅輪と加納は、
江藤のCDを売っていたライブハウスの松尾謙太郎(大村波彦)から
路上ライブを行っている場所を知らされる。
そのことを捜索を進める村瀬(津田寛治)小宮山(羽田美智子)に伝え、
路上ライブをするという周辺で、江藤の確保に成功する。
聴取では、ファンの戸田愛子(かでなれおん)と一緒だったとアリバイを証言
だが、、そのアリバイを愛子が証明しなかったため、江藤は自白を始める。

その一方で、加納は現場に残されていた鍵が、銀行の貸金庫のモノであると知り、
銀行へと向かうと。。。。。DVD。。。と2000万モノ大金が!

そんななか妙な違和感を感じ始めた加納は、再び片山のもとへ。
すると山村清志(渡辺哲)という男に菜穂子が絡まれていたことを思い出す。
山村の話で、投資ファンド詐欺に、菜穂子が関わっていたと判明。
そして、解剖の結果、菜穂子の頭部から、、、、血のりの成分!!!


敬称略



殺された無名の女優
だが、彼女には、世界的演出家の舞台にヒロインとして出演予定があった!

関係者を調べるウチに、次々浮かび上がる容疑者。

そして被害者の彼女が、、、無名だった理由とは?


そんな感じである。


事件としては、一転、二転するなど、面白いんですよね。
9係の面々も、それぞれが“勝手に捜査”して、

事件解決の一端を握っていくだけでなく、
競い合っているのも、面白い部分ですよね。

ま、、いちばん、好き勝手しているのが、加納係長ってのが
もっとも9係らしい部分でしょう。

そう、
謎解きサスペンスとしても、面白いし
9係らしさも表現され、

今期では、もっとも“らしさ”が見えた事件だったと思います。


ただ、そのオモシロ味とは別で、
どうしても、ヒトコト言いたいことがあります。

それは、ここのところ事件解決に至る部分。。。。ラスト10分弱が、
あまりにも唐突なんですよね。

様々なピースをつなぎ合わせ、組み上げれば
そう言った結末も、良いことだと思うし、
ミスリードとしても、良いことだと思うわけです。


だが、逆に、パターンとしての“唐突さ”があるため、
容疑者が登場すれば登場するほど、出演機会が多い人物は、疑惑が無くなる。

という、、、妙な、違和感があります。
あくまでも、演出上のことであるし、
ドラマ自体に違和感を持たせているわけでもありません。

が、、こういうパターンってのは、
謎解きをする面白さを失わせていることにも繋がっているんですよね。

そして、唐突に真犯人を追い詰めるため
最後の5分が、動機も含めた状況の描き込みを詰め込み過ぎなのだ。

もうちょっとバランス良く、真犯人を登場させて欲しいなぁ。。。。
今回なんて、“まだいるのでは?”と思わせぶりなところがあっても良いのに
そう言うのも、ほぼ皆無に近いしね!


楽しめているのでok。。。と言う事にしておきます


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龍馬伝 第34回 侍、長次郎


『侍、長次郎』

内容
長州の武器買い付けの仲立ちとなった龍馬(福山雅治)たちの亀山社中は、
長次郎(大泉洋)の活躍でグラバー(ティム・ウェラード)との交渉に成功した。
買い付けたユニオン号を桜島丸と名前を変え、長州へと物品を運ぶ龍馬たち。
そして、イギリスへの留学を夢見始めた長次郎
一方で、桂小五郎(谷原章介)の表情は暗いのを龍馬は不安を感じる。
薩摩と手を結ぶことで、長州が一枚岩になったわけではなく
いまだに、バラバラのままで、不満を抱く者たちもいたからだった。
だが長次郎たちが決めた“引き渡し条件”が、問題となる。

船は薩摩名義、船の運航は亀山社中が行うと
長次郎、井上聞多(加藤虎ノ介)が、取り決めていたからだった。
実は長次郎、船を自由に使うことで亀山社中の商いに繋げようしていたのだが、
話を聞いた龍馬は、船の名義と管理を長州に任せると変更する。
すべては、長州と薩摩が手を結ぶことを優先したからだった。
それこそが、龍馬が求める日本を守る道への1歩であると。

だが、不満を持つ長次郎は、亀山社中の為にやったことなのにと、
惣之丞(要潤)陸奥(平岡祐太)らに愚痴ったところ
その話を聞いた、内蔵太(桐谷健太)ら一部の亀山社中のメンバーは
“私利私欲”ではないのかと、長次郎を問い詰めるのだった。
あらゆるコトに金がかかると説得しようとしても、納得しない内蔵太たち。
私心なきことが、亀山社中の志であると。

そんななか、大仕事の慰労にグラバー邸に招かれた長次郎は、
イギリスへの留学を打診される。
一瞬、戸惑う長次郎だったが、亀山社中での自分の立場を考え、決断。
だが密航の当日。嵐により出港できず、足止めを食らってしまう

その翌朝、長崎奉行所の役人が、亀山社中へと乗り込んでくるのだった。
土佐訛りの者が密航を企てたと!
惣之丞らは、その姿を消した密航者が長次郎と考え、捜索を開始する。。。

そのころ西郷(高橋克実)と会うようにと桂の説得を下関で続けていた龍馬は、
ようやく、桂が了承したことで、京へと向かう支度を始めていた。
そのとき高杉晋作(伊勢谷友介)から、ピストルを手渡される。
危険な仕事を成し遂げた為、命の危険があると。。。
そこに、、、長崎から文が届く。。。。。。長次郎の訃報だった。。。。


敬称略

↑少しですが、メンドーなんですモードです。


たしかに、切なく、、そして、良いお話なんですよね。

良いと言えば語弊があるが
夢にかける者たちの中で、ある意味、現実をも見据えていた者の死。

腹を斬って、侍に。。。


現在の長州と薩摩の状態を描き
それに翻弄される亀山社中も描かれているし

夢に生きる者たちの姿もシッカリ描かれている。

侍としての生き方も。。。。。それが時代であること。

そして、彼らへの協力者たち。。。そして親友、仲間たちの、、、無念をも。。。


切なく、悲しい。。。そして良い感じの物語なのは認めます。



ただ、あえて書いておくが。
亀山社中で、、志や、夢をシッカリ語っているのは、
この『龍馬伝』では、龍馬しかいないんですよね。。。。。。

それを、聞いて解釈し、代弁していると言えば、それまでだが、

いきなり、志などを前面に押し出して、
まるで、、、プチ龍馬のようなことを亀山社中の面々が、唐突に言うってのは、

さてさて、どうなんでしょうね。


season2→3
でも、龍馬を含めたキャラの豹変は、目をつぶることにしますが

今まで、ほとんど発言がなかった面々が、志を振りかざす言葉を吐く。
ってのは、
いくらなんでも、唐突で、ヤリスギである



決して、間違ったことを言っているわけでもなければ
間違ったことをしているわけでもない今回


だが『連ドラ』というのは、そういうこと。

ほんと、この『龍馬伝』は、いたるところに『唐突』が存在する


前後のつながりが見えないのに、納得しろと言う。
イメージしろ、それも史実などの一部だと言う。

無理が通れば道理が引っ込む

と言う言葉はありますが、
無理のし過ぎは、違和感しか生みません。

徹底的だよね、、違和感の創出が!!(苦笑)
面白くないわけじゃ無いのに、困ったドラマである



こういう部分だよね。龍馬伝の悪いところ。

知識のある人にとっては、その部分からの違和感というのはある。
でも、それは、ドラマとしての違和感であり、
許容すれば、納得出来るもの。

だが、逆に、知識がないと、違和感だけでなく、
“なぜ、そうなのか?”という、ドラマの展開自体が意味不明。
許容しても、納得なんて出来るわけがないのだ


そう。。。この演出こそが、ここのところ“数字”に現れていると
私は、確信している。

このドラマの演出と、表現を見ていると、
色々と知らないと、見ていても、、、、オモシロ味を感じませんよね。。。


これまでの感想

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うぬぼれ刑事 第7話 マラカスの詩

『マラカスの詩』

内容
世田谷通り署内で医師殺害事件の指名手配写真を見るうぬぼれ(長瀬智也)
“出て来いや福原!”
もうすぐ時効だった。。。。容疑者は福原直美(小泉今日子)
いつもの“IamI”に行くと、、、“うぬぼれ4”たちが、まだ飲んでいた。
ゴロー(少路勇介)によれば、30時間いるらしい。。。
ようやく、気づいた4人組は、店を後にする。
一方、ゴローの代わりに、うぬぼれが店の片付けをしていると、
美しい女性(小泉今日子)が現れ、心を奪われるうぬぼれ。
気がつくと、、、店を出たところですれ違っていた“うぬぼれ4”も、店にいた!
やがて、その女性は栗橋(坂東三津五郎)の教え子だと話し、
板倉里奈だと、自己紹介。。。。

そのまま里奈を囲んで飲み始める“うぬぼれ4”。
が、、、気がつくと、時間は経過し
その強引さに、里奈が酒乱であると分かるのだが、逃げるに逃げることが出来ず。
どうしようもなくなってしまう“うぬぼれ5”
数時間後、酔いつぶれる“うぬぼれ4”
残るは、店番をするうぬぼれだけとなってしまう。
里奈に告白し、カッコ良く決めて、去っていくうぬぼれ。。。。。

そんななか、現在の状態を報告に行く町田(小松和重)に連れられ、
医師殺害事件の現在の状態を報告に向かううぬぼれ。
そのとき、ようやく、うぬぼれは、時効が廃止されていると知る。
そして町田から事件の詳細も知ることに。

妻・サツキ(木野花)が帰省中、夫の医師・安藤和馬(村松利史)が自宅で絞殺。
室内から検出された指紋から、
家政婦であり、和馬の愛人だった福原直美が容疑者となったという。
だが、サツキの様子を見ていたうぬぼれは、妙な印象を受ける。
まるで、捕まるのを望んでいないようなサツキ。
一方で、冴木(荒川良々)から知らされた直美の逃亡生活は、
あまりにも大胆で、15年間で142件もの目撃情報があった。
そう、まるで、捕まえて欲しいような直美の行動。

うぬぼれは、そんな2人の様子に違和感を感じ始めるのだった。
そして、思い出す“気になる人”。。。。里奈

やがて、継続捜査係の鶴川(辻義人)の報告で、
最近、東京近辺で、直美の目撃情報が増えていることが伝えられる。
残された指紋。。。。すべて、マラカスに付着していた!!
マラカスと聞き、うぬぼれの頭の中で、
数日前の、里奈の様子が思い出される。。。。。。まさか!?

敬称略



今回、ひさびさに、うぬぼれがメインで一目惚れをしたのは、
15年の。。。逃亡犯。

である。


“ときどき、辛そうな顔して、眉間にしわを寄せるところが好きです。
 そして、ニオイです。

と言っているわりに、
うぬぼれ自身が、抑制をかけている為か

あまり、うぬぼれている。。暴走している感じはありませんでしたが、

警察犬。。。は、ともかくとして、
指紋を鑑識に依頼するなど、

刑事らしいところを見せたうぬぼれである。

なんか、小ネタ部分が気にしないでいると、
ベタな刑事モノドラマを見ているような印象である。

事件に隠された“真実”にしても、
まるで、2時間サスペンスを見ているような感じだし。

ま、、逃亡できたのが、奥さんと、、まさかの町田さんというのも
オモシロ味があって良い感じ。

想像以上の“人情モノ”だったと思います。


とはいえ、前回イレギュラーだった“告白”も

今回は、しっかりとバカバカしさも表現された告白となり
楽しかったですね。

そして、、、オチも。。。。衝撃的。

“町田さん”。。。



っていうか、何だ、、、この、まさかの次回予告。。。。
やるな!クドカン!


今回くらいが、ちょうど良いかな。。




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第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な「カネ」の話~ 第7話 vs視聴率の帝王

『衝撃!恋愛スキャンダル発覚!!
 テレビの王様と直接対決で生き残れ!
“(秘)スキャンダルで地獄に転落!!芸能界の陰謀

内容
ついに、単行本が出版され、大喜びの絵里子(山田優)だったが、
その絵里子(山田優)の前に、突然、源造(河原さぶ)が現れた。
亡き父・正造(陣内孝則)が作った借金、、、残り500万払って欲しいと言う。
子供が事故を起こしたこともあり、金が必要になったのだという。

なんとかしようと、梅本編集長(大杉漣)に給料の前借りを打診するが、一蹴。
そんなとき、大都テレビから、出演依頼が入ってくる。
上手くいけば、本も売れて印税が入ってくるかも!?と、、即座に了承。
正宗(小泉孝太郎)鴨田(塚地武雅)とともに、テレビ局へと向かうのだった!

番組プロデューサー・勝又貴一(マギー)の案内で、スタジオに招かれる絵里子。
そこには番組のMC“視聴率の帝王”と呼ばれる大貫憲太郎(西村雅彦)がいた。
その後、、、、人気の番組“お昼は最高”が始まり、
“ネクストブレイク”というコーナー。。。ついに出番がやってきた絵里子。
少しトラブルもあったが、絵里子の苦労話もあり、涙する大貫。
そして無事、、、生放送も終了する。
売れればいいのにと。。。期待する絵里子。

帰ろうとしていたところ、忘れものに気づいた絵里子がスタジオに戻ると
笑顔だった大貫が、勝又や、ADの下山雅弘(西島隆弘)らスタッフ達に
怒鳴りつけているのを目撃してしまう!
まさかの豹変に、戸惑う絵里子だったが。。。。

それからというモノ、顔が売れた絵里子は、道で声をかけられたり、
新連載の依頼が入ったり、そのうえ“貧乏ものがたり”の注文が増えたり、
テレビの影響は、かなり大きい感じで、、コレで借金返済も近づいた!
そう思っていた絵里子が、テレビ出演の体験談を漫画にしたのだが。。。。

そんななか、なぜか、梅本、鴨田、正宗たちとの根も葉もないスキャンダルが!
掲載された夕刊紙に抗議に行くが、、。。。。
新たに暴力事件がでっち上げられたり、新連載も中止になってしまう。
そのうえエリー人気に乗ろうとグッズを作った氷室(田中要次)から新たな借金
ついに、、、単行本も返品され。。。。。。。。
テレビの影響の怖さも知る絵里子。

すると、なぜか、再び大都テレビから出演依頼。
反論の場を大貫が用意するという。。。。

敬称略


単行本が出版され、未来が見えてきた絵里子。
だが、借金返済を求められてしまい、どうにもならなくなってしまう。
そんなとき、テレビの出演依頼が!

テレビの効果は絶大で、単行本もバカ売れ!
しかし、、、突然、スキャンダルが。。。。。。


ッてことで、、、上昇気流に乗りかけた絵里子が
テレビの力を知るという物語である。

そこにある、視聴率の帝王の、、、、陰謀。。。。。

テレビの意味を表現するには、ちょうど良い感じのネタですね。
展開のメリハリもあるし
絵里子の生活の上下も、オモシロ味がありましたし。

最終的に、真相を知って、キレる絵里子。。。とパターンですが

キッチリとドラマを作って絵里子の感情の起伏を描いているので
ベタであっても、、良い展開でしたね。

数字の為に“ヤラセ”をしようとするのも、ネタとしても良い感じである。

最後は、絵里子らしく、、漫画で勝負!

“あんたがやりよったがは、テレビを使った弱い者イジメ。
 あんたみたいなやつに魂を売ってまで、売れようとは思わんがじゃ
 最下位には、最下位のプライドがあるがじゃ!”

絵里子に共感するADのサポートもあり、勝負ありである。


鴨田のサポートも悪くなかったし、

面白ければ載せる、面白ければ載せないという
梅本編集長も、、、良い感じだしね。

ほんと、キッチリと丁寧に、ドラマを描いている作品である。


それにしても、西島隆弘さん、、、良い役だったね。

ドラマで
こういった出演の仕方する時って、もっと端役が定番なのにね。。。。



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第6話 
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新・警視庁捜査一課9係season2(5)第8話 歩く死体

『歩く死体』

内容
倫子(中越典子)の店の為の食べ歩きのデートをする浅輪(井ノ原快彦)
その途中、交番前で、巡査にポスターを指差す男(蟹江一平)を見かける。
“この事件の犯人なんですけど!”
そう言い残し、息絶える男。だが、、ポスターは3件あった。

早瀬川の解剖で、男の死因が頭部の打撲であると判明。
腕にも強く掴まれた痕跡があり、それで殴られた可能性があった。
やがて被害者が広域暴力団・赤竜会の元構成員・森野喜久男と判明。

3つの事件、どれに対して自首したか分からない為
村瀬(津田寛治)は、三鷹からタクシーに乗ってきたことから
三鷹のバラバラ事件だと推測。
森野のアパートの捜索する村瀬と小宮山(羽田美智子)は、
血のついたナイフを発見する。

一方、青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は、
森野の持っていた病院の売店のレシートをみて、、、その病院へ。
するとそこには
森野が働いていたキャバクラのホステス・高木由奈(はねゆり)の姿があった。
自転車との衝突で、入院したといい、森野がたびたび見舞いに来ていたよう。、
レシートの日。。。。病院に森野は来ていないと由奈は証言。
だが防犯カメラの映像から、森野が男と親しげに会話をしているのを発見!

そのころ加納係長(渡瀬恒彦)と浅輪は、三鷹あたりを歩き回るが、
その途中、加納は三鷹台高校の吹奏楽部が風船を使っているのが気に掛かる。
森野の所持品に風船があったからだった。
調べてみると、森野は、吹奏楽部のOBではないが、
顧問の佐藤知也(宮崎吐夢)脇田莉沙子(小西美帆)が、OBであると判明する。
だが20年前。。森野も所属していたが不良とのケンカで名簿からも消えていた。

やがて村瀬達が見つけたナイフの血痕がO型だったことから、
被害者の血痕が同じ。。。。中野の刺殺事件と村瀬は推測。
被害者・染谷礼司の婚約者の相沢二葉(小野真弓)をたずねる村瀬と小宮山。
森野の写真を見せても知らないという二葉。
今は、有名作曲家の相沢亮輔と結婚し、幸せな家庭を築いているよう。

その一方で、由奈が入院する原因となった自転車事故の相手が、
森野の友人であると由奈が証言する。
そして、その相手こそ相沢亮輔(小林高鹿)だった!
8年ほど前、チンピラに絡まれているのを森野に助けられてから、
それ以来親しくしていたという。
だが、病室で偶然会って以来、森野には会っていないと証言する。
防犯カメラの映像は自分ではないと。

やがて奇妙な事実が浮かび上がる。
森野は、、、8年前。。染谷を殺していない!?
そして、相沢から森野に金が手渡されていた。。。。。。


敬称略

↑関係者が多すぎて、てんこ盛り状態。


浅輪がデートしていると、
交番前で、、、暴力団の元構成員の男が、自首をして、、そのまま息を引き取る。
だが、指差し先には、3つの未解決事件のポスター。。。。

捜査を続けていくと、
亡くなった男の、、、本当の姿。。。そして未解決事件の真相。
そのうえ、、、、、

って感じである。

うん。複雑だね。

まぁ、3つのポスターのミスリードはともかく。


事件としては、自首した男が死ぬなど
興味を惹く事件になっている。

『未解決事件』っていうのも、なかなか良いですよね。

ここ最近の“その手のドラマ”に比べれば、
事件関係者との繋がりの描き方もスムーズだし、
現在に発生した事件との、繋がりも悪くはない。

流れも、良い感じですよね。
少し複雑に見えるが、絶妙と言って良いだろう。


見ていると、
“未解決事件はこう表現すれば、面白く見ることが出来る”
そんな風に、訴えかけているようである。

事件の結末も、
まさかの状態からの。。。。“死”

すべては、友だちを守りたいという。。。亡くなった男の心。

切なく、悲しい結末。。。いや、優しい結末。

風船の真実。



ドラマとしても、
それぞれの交錯する想いが良く表現されている、面白いドラマだったと思います。

友だちと仲直りをする為。力になる為。。。。

優しい男の死である。



事件も丁寧に描かれているし、ドラマも面白い。
キャラだってシッカリ描かれているし、

“9係season2”だけでなく、
シリーズ中でも、、、傑作と言って良いカモね。



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第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

ジョーカー~許されざる捜査官~ 第6話 子供の虐待…救えない命

『子供の虐待…救えない命…

内容
“神隠し”を追う片桐冴子(りょう)
すべては、5年前、宮城夏樹(丸山智己)の殺人事件当たりから始まった!!
と、その関連を疑いはじめていた。
そして事案のすべてに県警本部の捜査一課が関わっていると。

そんななか久遠(錦戸亮)が街を歩いていると、とある交番で、
偶然、真央(佐々木麻緒)という少女と出会う。
知り合いの吉永文弥(渡邉甚平)が父親・広之(高杉亘)から虐待を受けている!
文弥の家に行くと、、、やはり虐待の痕跡が残っている。
父・広之は、、、虐待を否定し、しつけだと言い張り、所轄は動かなかった。
心配した久遠は、自分の携帯を文弥に手渡し、その場は去るのだった。

だが所轄からの苦情で、井筒(鹿賀丈史)は、久遠に減俸処分を命じる。
自らも幼少期に父・荘平(螢雪次朗)から虐待を受けたいた久遠は、
どうしても納得出来なかったが、渋々受け入れるしかなかった。

そのころ、捜査一課の伊達(堺雅人)たちは、
文弥の住む団地近くで発生する窃盗団を追っていたが
久遠から、文弥のことを聞いてしまった伊達は、自分の携帯を久遠に渡し、
自らは文弥の自宅周辺。。。父・広之との関係などの聞き込みを始める。

同じ頃、あすか(杏)は、冴子から驚くべき情報を得ていた。
5年前の兄の事件で、井筒課長が伊達から取り調べを受けていたと。。。。

一方で、久遠は伊達の携帯を使い、文弥との距離を縮めていた。
だがどれだけ説得しても、虐待を認めない文弥の説得を続けるが。。。。
そんなとき、、、文弥が転落死をしたという知らせが、久遠に入る。
駆けつけたが、すでに死亡。
守れなかった命。。。久遠が広之に殴りかかり、現場は騒然となってしまう。

現場に残された指紋などから、自殺の可能性が高く、
原因は、虐待。。。いじめ。。。いくつも存在していた。
だが、転落死の為、確固たる虐待の証拠が無く、どうにもならない。
久遠と文弥が野球に行く約束していたことから、自殺をするはずがないと、
伊達に訴える久遠だが、
“憶測で人を裁けば、それは、ただの犯罪者だ。
 君が憎んできたヤツらと、何も変わらない”
と、、、伊達は久遠を諭すのだった。

伊達は、文弥の残した指紋に違和感を抱き始め。。。。。。


敬称略



伊達“確証はありません”

憶測で裁けば、犯罪者だと久遠を諭した伊達だったが、

久遠自身が虐待を受けていたこともあり、どうしても許せないと。
独断で、裁いてしまう。。。


事実は?真実は?


そんな感じの物語である。


基本的に、虐待から発展した殺人事件。
そこに、久遠自身の過去を絡め、闇で裁くべきなのか、法で裁くべきなのか?

最終的に“証拠”が判明し、“オモテ”になるわけだが、
細かい部分の違和感は、横に置いておくとして、

久遠自身の過去を描いた物語としては
“闇の裁き”という部分の、本質的なことも含め、
オモシロ味のある物語に仕上がっていたと思います。

久遠自身が苦しんだことだけで、
十分、お話として成立していると言えるでしょう。

ま、、なんていうか、
好き勝手に裁いているようでいて、実は、シッカリと捜査をしている。

そんなコトをも表現した感じですね。

だから、“憶測”は、、、ただの犯罪者。。。と。


変な言い方だが、
本当の意味で、、久遠が“一味”に加わったお話なのだろうね。


それにしても、中途半端に入れているが、
5年前の事件の謎についても、良い感じですよね。

見せているようで、見せていない。それでいて魅せている。
よっぽど、序盤でたびたび入れられていた伊達の過去話よりも、
伊達たちが行動するに足る、、意味がある事件に見えるしね。




もう一度書いておくが、気になることはあるが、、、スルーしておきます。
ドラマが、ドラマとして描かれ、それなりに楽しかったから!
ツッコミを入れ始めると、満足している部分まで満足できなりますし。。。。。

ある程度満足できていれば、okだろう。。。“ドラマ”だし!


これまでの感想
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

GM~踊れドクター 第5話 急性腹痛

『急性腹痛

内容
漆原(生瀬勝久)の辞表を取り下げると同時に、
突然、町谷玲奈(小池栄子)が辞表を提出した。
驚く氷室(椎名桔平)桃子(多部未華子)らであったが、理由が分からない。
“ポジティブ”後田(吉沢悠)が、“土偶”ということばで説得を試みるが失敗。
“ウルルン”漆原に至っては、院長(大和田伸也)に転出すべきと身の保身。
そこで“ヒムロン”氷室が、“オシイ人材”と言いながら、
辞める前に、、最後に合コンを開いてくれるようにと、、、、最低な言動。

そんななか後藤(東山紀之)は、出て行こうとする“ボンバー”玲奈を呼び止め、
再デビューの話を、話し始めた、、、そのとき。
目の前を暴走する車が、立ち木に激突!
運転をしていた滝広美和子(片桐はいり)が、頭から血を流し出てくるのだった。
救命での治療後、“ソウシン”に来る予定だったと言うことで、
ソウシンに運ばれてくる美和子。

そして、事故を目撃してしまったこともあり玲奈は、
当分の間、病院に留まることになる。
が、、玲奈がたまたま出くわした消化器外科の井上洋介(光石研)という医師と
もめているのを見てしまう氷室。

美和子の問診をする玲奈は、微熱、腹痛などの症状があると知る。
早く退院したいという美和子。
腹部には、手術痕があるのを見る玲奈。。。。虫垂炎!?
その直後から、奇妙な言動を始める美和子。。。。
しかし、検査をしても、脳に異常はみつからない。
すると今度は、咳が止まらず。。。。だが、肺に異常は見つからない。

だが、電話をかけようとして、出来ない症状という観念失行。
そして、、突如発生する他人の手兆候。
再び、脳を検査し、ようやく小さな脳梗塞が発見されるのだが、
その原因が不明。。。。

敬称略



今回は、少し、、ドラマのような感じですね。


病院を辞めようとした町谷玲奈
そんなとき、偶然、目の前で事故が発生する。
救命からソウシンに送られてきた患者。

玲奈は、治療を進めるが、原因が分からない。
その患者に、一種の親近感と、、自分自身の過去を重ねる玲奈。。。

って感じだ。


いままでで、いちばんドラマらしいお話である。

自分の過去と重ねたり、
自分なりの責任感を感じたり、、、等、

いままで描かれてこなかった玲奈の姿がシッカリ描かれている。

その一方で、ソウシンの面々も、
それぞれに患者と向き合い、考え、奮闘している。

チーム。。。といえば、聞こえは良いが、
バラバラだった『ソウシン』が、ひとりの患者でひとつになったような印象だ。

もちろん、後藤は、マイペースでダンスを考えていますがね。。。
これはこれで、“ダンサー”後藤としては、
医療行為を“息抜き”“気分転換”とすれば、、、ま、許容範囲だろう。

これまでのお話とは違い、
良い感じで、患者と向き合い、ソウシンの面々と向き合っている姿が
描かれていますしね!

そのうえ、丁寧に玲奈に諭しているのも、後藤の印象を変えている部分だ。

おかげで、“ダンサー”の印象は、今まででいちばん薄いかもしれませんね。

この方が、“マジメ”にやっているのも見えるし、
後藤の真実の姿が見える感じで、意外と好評価である。

治療というか、問診をする場にも、いるコトが多かったしね。

実際、ダンスなんて、どこだって出来るので、
ひとりでダンスしているよりは、今回のような感じの方が説得力があります。


とまぁ、
いままでの、何がしたいのか分かり難かった。。。
もちろんドラマではなく、主人公の後藤である。
彼が、治療に加わっているのが見えた瞬間、

普通の医療モノに、ちょっとオモシロ味を加えている感じに見えますね。


脇役のキャラたちが、自分たちで解決するのも重要ですが、
主人公は、ある程度活躍してこそ主人公。
そして、無駄は無駄であっても、その無駄にも意味を与えていれば無駄ではない。

ということだ。

今回は、
悪くない、むしろ、良かったと思います。



ようやく、キャラも見えてきたし、
カタチもシッカリしてきた。

これくらい、ドラマとして描かれていれば、
納得して毎週見ることが出来るんだけどね。

もう1歩、半端な感じなのが多かったし。。。。


これまでの感想
第4話 第3話 第2話 第1話



龍馬伝 第33回 亀山社中の大仕事

『亀山社中の大仕事』

内容
桂小五郎(谷原章介)高杉晋作(伊勢谷友介)のもとに、
龍馬(福山雅治)から、文が届く。
そこには、西郷吉之助(高橋克実)が、薩摩と長州のことを了承したこと
そして、薩摩の名義で、長州の船と武器を買うことが記されてあった。
破談から一転、動き出した薩摩と長州が手を結ぶ同盟話。
龍馬の提案に驚きながらも、策に乗ることを決める桂と高杉。

そして龍馬は、西郷に提案後、、その足で長崎へと向かう。
小曽根(本田博太郎)の屋敷にいたグラバー(ティム・ウェラード)に対し、
龍馬は、薩摩が船と武器を買おうとしていることを伝えるが、
台所事情の苦しい薩摩の金の出所が分からないと、グラバーから断られてしまう。
必死になり、買い付けに走る龍馬そして惣之丞(要潤)ら亀山社中の面々。
だが、どうしても、隠していることがあるためか、乗ってこない商人達。

そこで覚悟を決めた龍馬は、単身。。再びグラバー邸を訪ねる。
長崎の豪商・大浦慶(余貴美子)のための誕生パーティーが開かれていた屋敷。
なかには、お元(蒼井優)の姿もあった。
グラバーに土下座し、時間をもらった龍馬は、大きな商売であると告げる。
金儲けのニオイにお慶も現れ、、2人に対し、金の出所が長州であると話をし、
薩摩名義で、軍艦、銃を買おうとしていること。
そして薩摩と長州が手を組み、幕府を倒し日本を変えようとしていることを告白。

“日本を守る手だては、コレしか無い”

あまりの話に、驚くグラバーとお慶。
15万両モノ商売、そして龍馬に私心がないと分かり、グラバーは了承する。
亀山社中にとっての大きな仕事。。。
龍馬は、細かいことは惣之丞、長次郎(大泉洋)に任せ、
長州からイギリス留学経験のある伊藤俊輔(尾上寛之)井上聞多(加藤虎ノ介)
が参加し、交渉は開始される。
はじめはグラバーに惑わされながらも、
長次郎の目利きと惣之丞らの語学力により、上手く交渉はまとまっていく。

が、、、その交渉を、お元に見られてしまう。
奉行所に知らせるというお元は、自分がキリシタンであるのを話さなければ、
知らせないと、、、龍馬に取引を持ちかけてくるのだった。。。


敬称略



前回の、ちょっとした息抜き話から一転。

物語は、、、いや、幕末が、
本当の意味で動き出した、、、薩長同盟へのはじまりのお話である。

一部、、、耶蘇教、、、入っていましたが、
流れ自体が、わかりやすく良い感じでしたね。

薩摩と長州をまとめる為の『商売』

その土産話で、期待感を盛り上げながらも、
グラバーとの交渉は、一度は挫折。

そこに、、商人という存在を描いたのは、オモシロ味のあるところですね。
隠し事ではダメ。

まさに、龍馬らしさの一部。。。である。

今度は、全てをさらけ出しての交渉で、
あまりにも大きな商談と、その私心無き龍馬の態度、、、に承諾するグラバー

あとは、、ま、、、龍馬は、関係ないですが。

良い感じで、惣之丞、長次郎
そして、長州からも、伊藤、井上が加わり、

想像以上に、良い感じの『交渉』

長次郎というか、、大泉洋さんの雰囲気が、、ちょうど良い感じなのでしょう。
長次郎が、イギリス行きの夢を持つのも面白かったですしね。


ま。あとは、長崎と言えば。ということで
龍馬とお元の、、、仕方ありません。女ったらしですから!(笑)


思いのほか、上手く描かれた交渉だったと思います。

夢や、、志を、盛り込んでいるのも
龍馬というか、亀山社中という雰囲気を漂わせ、良い感じでしたしね。



気になるのは、
どこをどう通ってか、日本を守ると言うことを倒幕に転換している龍馬。
ここなんですけどね。。。。ま、、、いいや。
SEASON3からは、『別のドラマ』ですので!

勝手に、脳内補完しておきます。


それにしても、お元をラストあたりまで強調しなかったのが、
今回の勝因ですよね。

いままでなら、交渉など表現せずに、
女ったらし龍馬を前面に押し出していましたから!

でも、やらなきゃならない大事なことを、
描かないこと自体が間違っているのであり

ようやく、普通になったというところかな。


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うぬぼれ刑事 第6話 くされ縁

『くされ縁』

内容
ある日のこと、うぬぼれ(長瀬智也)の世田谷通り署に、
暴漢の被害にあったという田尻えみ(小原正子)がやってくる。
元バドミントン代表の田尻は、
萩尾ゆみ(小雪)とペアを組み“ハギシリ”と呼ばれていた選手であり、
結婚、引退、出産、セミヌード、離婚、セミヌードと世間を騒がせる。
そして、“ハギシリのブスの方”の田尻はタレントとして活躍。
一方の“美人”と言われた萩尾は、その後もプレイしたが相手に恵まれず引退。
タレントとしても売れずじまい。。。
その萩尾に襲われたと言いきる田尻。

そんななか、サダメ(生田斗真)が、街で肩がぶつかった相手に一目惚れ!
なんと、、、それは萩尾だった!
サダメは、運命の出会いをしたことを、いつもの“IamI”で、
松岡(要潤)穴井(矢作兼)栗橋(坂東三津五郎)ゴロー(少路勇介)に報告。

その後、偶然に、、、いきつけのネットカフェで萩尾と再会するサダメ。
“黙っていればカッコイイ”本城サダメ
“黙っていればいい女”萩尾ゆみ
ふたりは、、意気投合したのか、住むところが無かっただけか、
なぜだか、オバカさんふたりは、同棲ならぬルームシェア!

話を聞いた“現実刑事”のうぬぼれと冴木(荒川良々)は、サダメをバカにする。
が!、、、萩尾を見たうぬぼれは、衝撃を受けるのだった。

萩尾から事情を聞くうぬぼれだったが、トレーニングをしていると言うばかり。
そこで、名刺を渡し、、文通を申し込むうぬぼれ。
そして萩尾に“バカ”と言った時の嬉しそうな萩尾の笑顔に、
うぬぼれは惹かれていく。。。。。

そんなとき、田尻の掲示板などに、息子・シンヤ(伊藤悠翔)の殺害予告が!!
と同時に、うぬぼれ宛てに“息子を頂く”という手紙が届く。


敬称略



これは、、、刑事モノを通り越して、、、スポ魂モノだよね(笑)


事件、、というか、ドラマの方は、

芸能人の田尻が、暴漢に襲われたという被害届を出しにやってくる。
襲われたのは、かつて、、バドミントンでペアを組んでいた萩尾だという。。。

そんな萩尾に、運命を感じるサダメ。。。。


ってことである。


今回は、会話劇を楽しむ感じかな。
それも、、、オバカさんふたりの会話を。

後は、いつも通りなので、特にアレコレ言う部分はない。

最終的に、うぬぼれ5が。。。サダメを。。。と友情モノに。。。

それなりに楽しめているので、これはこれで、良いかな。。


オバカさんのネタも、上手く組まれて、ほんとバカバカしかったし!
楽しければokだろう。


気になったのは、誘拐した“後”だよね。
オバカさんなのだから、

もっとバカバカしい感じでも良かったんじゃ?

なんていうか、、、普通すぎて。
逆に、ショックを受けてしまいました。
。。。あ。。それ言い出せば、ちょっとスポ魂モノ気味の結末もだけどね。

もうちょっとバカバカしくても良かったでしょうね。

なんと言っても、“黙っていればいい女”なのだから!
そういう、トンチンカンさをもっと見たかったですね。

くどくなりすぎるから、と、、、薄めすぎた感じかな。

ま、楽しかったので。。。


これまでの感想

第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

ホタルノヒカリ2 第六夜 ほっとく大作戦!


『結婚白紙!?ほっとく大作戦』
“婚約解消?干物女に新たな男

内容
突然、ぶちょお(藤木直人)から、
“結婚は、考え直そう”と言われたホタル(綾瀬はるか)
「結婚」という言葉に縛られて、ホタルが無理をしていると感じた為だった。

“ありのままでい良いんだ。結婚は、辞めよう。君の為に”

とりあえず、同居もできるし、ふられたわけでもないから。。。と。
“ま。いっか!”と考えるホタル。

でも、、事情を話すと、小夏(木村多江)は“終わらせちゃダメ”と諭され。
一方で、山田姐さん(板谷由夏)からは、
部長を放っておいて、焦らせて、再プロポーズを受けろとアドバイス。

だが、ちょっとしたことで、行き違いになってしまうふたり。。
本格的に、“ぶちょおを放っておく”と決めたホタルだったが、
いつの間にか言い合いになってしまい、お互いに距離を置き始めてしまう。

そんななか、瀬乃(向井理)と買い物に行ったホタル。。。。。


敬称略



“自分から言い出せば、済む話ジャン
 結婚したいんだったら、したいって言えば良いんだよ
 結婚辞めたくないんだろ
 だったら、その気持ち伝えろよ。
 自分からプロポーズしろ
 好きだから。分かんだよ
(一部略)


ぶちょおから、結婚を白紙にと告げられたホタル。
戸惑いながらも、受け入れることを決めたのだが、

自分の為と言うが、どうしても、それが良いのかどうかが分からない。

一方の、ぶちょおも、距離を置いたまでは良かったが、
置いてしまった為に、ホタルのことが気になり始め。。。。



ってことで、、、ま、、ベタな恋バナである。

山田姐さん、小夏、瀬乃。。。と
みんなから応援されているのが、良い雰囲気ですよね。

不器用な、ほたるとぶちょお。。。。。。
そんな2人の事を思っているからこそ、どうしても心配してしまう。

向いている方向は分かってはいても、
離れて分かるモノもある。。。ということで、ベタな展開。


最後は
ホタル“私と結婚して下さい”
ぶちょお“君が、それを望むなら、結婚辞めた会を脱会し
   結婚してやる会を結成しよう”


相変わらずのユッタリした展開ですが、
お互いに、、、一歩踏み込めないところがあるからこそ、
そして“オトナ”だからこそ、、離れて理解する。。。

ま、、、悪くはないかな。このドラマだし!




本心を言えば、
物語が進んでいないことは事実ですので、イライラしている部分もあり、
“白紙”ということで、多いに“期待”したのですが、

なんだか、肩すかし気味で(笑)


それなりに、理解は進んでいる感じなので、納得してるんですが、
なんかねぇ。。。。

もうちょっと、
その“理解”が“カタチ”になって見えれば良かったんですけどね。

そうすれば、後々、、何かに使えるかもしれませんし。


それなりに楽しいけど、マンネリ感も漂っている。

と言う事だけは、はっきりと言っておきたい。



これまでの感想
第五夜 第四夜 第三夜 第二夜 第一夜 

新・警視庁捜査一課9係season2(5)第7話 聴かれた殺人

『聴かれた殺人』

内容
小宮山志保(羽田美智子)が、、村瀬(津田寛治)の買い物につきあっていると、
そこで、高校時代の友人の浅井理子(菊池麻衣子)に再会する。
夫・光太郎(田宮五郎)と買い物に来ていたようだった。
また会うことを約束し別れたのだが、、、数日後。。。その約束の日。
理子の家に行ったところ、、、家から出てくる夫・光太郎。。
理子がバスルームで、冷たくなっていた。。。。

七輪も置かれていたため、自殺の可能性もあったが、
足には引きずった痕跡があり、他殺である可能性も浮かび上がる。
第1発見者の夫・光太郎は、武蔵野文化大学経済学部の教授で、
テレビにたびたび出演するほど有名。
また“ベストハズバンド賞”を受賞するほどの愛妻家だった。
その日、ゴルフの練習を終え帰宅したところ、、、死体を発見したという光太郎。
恨みを買うような妻ではないという光太郎。
一方で、青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は、盗聴器を発見する。

早瀬川真澄(原沙知絵)の解剖により、胃のなかから大量の睡眠薬。
コーヒーの成分も検出されたことから、顔見知りによる犯行と考えられた。
また、心療内科に通院していたようであり、手帳から交友関係も少ない。
夫の関係者以外と接触したような記録はなかった。
そんな人ではなかったと。。。志保は考え、、、ふと思い出す。
再会した時、理子から強引に誘われたのだった。。まるで、夫から隠れるように。
夫との関係は、賞をもらうほどだったのか?
光太郎に事情を聞きに行った志保と村瀬だったが、
心療内科に通っていたのを知らないよう。
そのうえ、、、ゴルフ練習場への聞き込みで、光太郎の滞在は1時間と判明。
光太郎には、アリバイがない!

同じ頃、加納係長(渡瀬恒彦)は、理子が着ていた洋服の襟の毛髪が気に掛かり、
浅輪(井ノ原快彦)とともに、、美容室への聞き込みへと向かう。
月1回の髪を切っているのに、なぜ、2週間も経たない間に?

一方、現場付近の防犯カメラの映像から、一台の不審車を割り出す青柳、矢沢。
調べていくと、、、所有者は内田達也(本田大輔)であり、
離婚問題を専門に扱う白石都(宮地雅子)弁護士事務所に勤務していると分かる。
白石弁護士の説明では、理子から相談を受けていたという。
夫・光太郎から“モラルハラスメント”の被害を受けていた理子。
その証拠集めの為、理子に依頼された盗聴だった。

“モラハラは、体への暴力ではなく、心への暴力。
 彼女を救うには、それしかなかったんです”

その後、アリバイがないと思われた光太郎に、アリバイが浮かび上がる
アイドルの一ノ瀬未来と、、、浮気。。。。
その一方で、練炭を掴んだと思われる光太郎の手袋の内側から、
理子の指紋が発見される。

やはり、殺人に仕立てた自殺なのか??
夫への復讐なのか??

そんなコトをするような理子ではなかったと思いたい志保だったが、
調べていくウチに
理子と同じ美容室に行っていた阿部ゆかりという女性の自殺が浮かび上がり。。。


敬称略




物語としては、

小宮山志保が、再会した、、、旧友の死
自殺なのか?それとも他殺なのか?

という事件なのですが、、、


良い感じで、志保の活躍や、苦しみが表現されているのは
ドラマらしくて良いと思うのです。

ただ、、それとは別で、、まさに『ドラマらしく』
ラストの5分程度で、ほぼ全ての決着を付けるという、
かなり強引な展開。

たしかに、真犯人自体は、明確ですので
その答えに導く必要はあるわけなのですが、

あまりにも強引すぎて。。。。若干、興ざめ気味である。

途中まで、上手く回っているなぁ。。。と感じていただけに、
ショックは大きいです。


久々に、。。青柳以来ですよね。今期では。
良い感じで志保を描いているなぁ。と思っていたので、なんかねぇ。。

気持ちも丁寧に描かれ、
友人だったからこその苦悩も描かれ、役割分担もシッカリしていたし、
それぞれも、活躍していたし。。。『9係』としては、良かったのに。

ちょっと『締め』で焦った感じかな。
見えているのに、唐突すぎますからね。

サブタイトルになっている『聴かれた』という部分にしても、
もっと、描けば、、、真犯人の本性ももっと見えているのに。

もったいないなぁ。。。



これまでの感想
第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 


ジョーカー~許されざる捜査官~ 第5話 女弁護士の非情

『金の亡者…女弁護士の非情』

内容
椎名高弘(窪田正孝)が、心神喪失を装えたのか、気になる伊達(堺雅人)
弁護人は、氷川成美(鈴木砂羽)。鑑定人は、幸田弘道(小須田康人)。
そんななか、大黒ふ頭に止まっていた車から、
練炭自殺と思われる3人の遺体が発見される。
西條兼生、妻・草子、娘・萌奈。。。。
昨年、関内駅で起きた高校生殺人事件の被害者家族だった。
被害者のことを書き立てた週刊誌により追い詰められていたらしい。

その誹謗中傷の、、、原因となったのは、氷川弁護士だった。
被害者家族にもウラで抱えていた問題があったと、
家族が被害者と向き合っていればと。。。。発言した人権派弁護士。
伊達とあすか(杏)が、、氷川のもとに向かうが、非はないと言いきる氷川。
また、椎名のことも鑑定に間違いはないと。

一方で、冴子(りょう)から、幸田弘道が行方不明になっていると知る伊達。
幸田の自宅に向かい、妻・京香(春木みさよ)から事情を聞くと、
正義感の強い幸田。。恨まれることもあったかと思うと答える京香。
ただ最近、様子がおかしかったらしい。。。
久遠(錦戸亮)の協力で、自宅の金庫から幸田の手紙が発見される。
そこには、、、椎名の鑑定を偽ったと言う事が書かれてあった。
また、幸田名義の通帳には、氷川の事務所からの入金記録。
その金が、、、柿原沙世(菅原禄弥)という女性に渡っていたと分かる。

どうやら、沙世が、不倫関係らしき写真で幸田を脅迫していたようだったが、
冗談だったという沙世。
調べていくウチに殺人の前科のある沙世。。。担当した弁護士が氷川だと判明。
伊達は、鑑定資料のねつ造のため、氷川が、沙世を幸田に近づけたと推測する。
そのことで氷川を揺さぶろうとした伊達だったが、偶然と言いきる氷川。

だが、、、伊達は、事情を妻・京香に話した時の言葉が気にかかる。
“主人は、保身の為に、そんなコトするとは思えない”
では幸田は、いったい、何を守ろうとしていたのか???

やがて、、、幸田から妻・京香へ、連絡が入れられるが。。。。。
そのころ、冴子から、条件付きで、ある原稿を手渡されるあすか。。。。。

敬称略



無差別殺人犯から、、、繋がる、、、人権弁護士の女。
だが、、そこには“法”を上手く利用した悪事が隠されていた!!

“私は法律の専門家よ。法に裁かれるようなミスは絶対にしない”

その弁護士に追い詰められる、、、精神鑑定士の男。
なんとか、男を救おうと、伊達達は、、、、、、


って感じである。



なかなか、面白かったですね。
これまでの“犯罪”は、直接的に被害者が出る物語でしたが、

今回は、知能犯とでも言うべきだろうか。

人を動かし、人を追い詰め。。。そして、、、、
すべては、自分の欲望の為。

これがまた、
加害者サイドの弁護士を買って出ているモノだから、
被害者が、再び被害に逢うという悲劇的展開。

単純だけど、良い感じの“悪”である。

こういった“悪意”をシッカリ表現してこそ、意味がある今作。

三上“俺達が裁くのは、最後の最後だ
  警察が追って、それでもダメだった時、動くんだよ


“それでもダメ”。。。

ここが、最も重要ですよね。

自らは、全く手を下さず。。。。そして、人を抹殺していく。。。

お見事な事件である。
“権力を持つモノだけが、得をするように作られている”


先が読めていても、事件モノのドラマとしても、
結構楽しめたお話だったと思います。



最終的に、ちょっとした人情モノ。

好みはあろうが、、ほぼカタチは決まったようである。

“あなただから、命に替えて守ったんです”




少し気になるのは、
今回のストーリーに、あすかの兄を盛り込んできたことでしょうね。
たしかに、そこが今作のたどり着く部分なのだろう。
少なからず、多からず。。と、ちょうど良い感じなのだが、

それは良いのだが、無理に入れ込みすぎたような。。。。
まるで、今回の事件に関係があるように見えてしまったのが、
冴子という存在もあり、、、、無理が見える部分ですね。
興味が、そっちに持って行かれていますからね。。(苦笑)


これまでの感想

第4話 第3話 第2話 第1話 

龍馬伝 第32回 狙われた龍馬

『狙われた龍馬』

内容
長州と薩摩を結びつけようと考えた龍馬(福山雅治)であったが、
いくら待っても、西郷(高橋克実)は、
桂小五郎(谷原章介)の待つ下関に現れなかった。
突如、心変わりで、京へと向かったという中岡慎太郎(上川隆也)の言葉で、
龍馬は中岡とともに、京の薩摩藩邸を訪ねる事を決める。

一方で、西郷に絶望した桂のもとに、高杉晋作(伊勢谷友介)たちも合流し、
長州藩は、幕府軍を迎え撃とうと軍備をまとめつつあった。

京の薩摩藩邸に到着した龍馬と中岡であったが、
西郷との面会を求めても、拒絶されてしまう。
それどころか、危険な京から離れた方が良いと。。。。注意される。
理解はしているはずだから、チャンスはまだあると、
次の機会にと龍馬は考え、伏見の寺田屋へと向かう龍馬。
しばし、京で逗留する為であったが、お登勢(草刈民代)は龍馬に注意する。、
脱藩浪士などを狩っている新選組の近藤勇(原田泰造)が、
よくやって来るので早く離れた方が良いと。。
今まさに、お龍(真木よう子)が、近藤の酒の相手をさせられているという。
何を思ったか龍馬は、お龍と近藤の部屋へと向かい、、、一芝居。
自分なりの思いをぶつけ、お龍を救い出すことに成功するのだった。

お龍によると、、龍馬を捜す侍が寺田屋に、、、もう1人いると知る龍馬
なんと、千葉重太郎(渡辺いっけい)だった!!
妹・佐那のもとに戻ってきて欲しいと懇願する重太郎に、戸惑う龍馬。
“できん。わしにはやらんといかんことがある”
と断る龍馬だが、まったく退こうとしない重太郎。
だが、同じころお登勢が、お龍を諭すのを聞き、、、重太郎は困惑。

そんななか、気がついた近藤は、、、男が、、、以蔵を逃がした男と思い出す。
龍馬の居る寝所へと近づくが、重太郎の名を聞き一瞬ひるむ近藤。
そこに、、、お龍が、割って入ったことで、近藤は去っていくのだった。
重太郎が妹の為にと狙っていた男が、新選組にも狙われている!?
本当の意味で、、生きる世界が違うと確信した重太郎は、
龍馬のもとを。。。。寺田屋をあとにし、、江戸へと旅立っていく。

その龍馬のもとを、、、中岡が訪ねてくる。西郷が会いたいと。
薩摩藩邸で、、西郷から隠密に付けられていたことを告げられる龍馬と中岡。
長州を怒らせただろうから、もう無理だとあきらめがちな西郷に、
龍馬は、、1つの策。。。。“手土産”という奇策を話し出す。。。。

長州の為に、薩摩が軍艦、武器を用意する。
まさかの奇策だった。


敬称略


↑少し書き込みすぎですが、
ま、、、意外と面白かったので、勢い余って。。ということである。

決して、面白くなかったワケではありませんので。




さて、ものがたりであるが、

正直なところ、

龍馬を狙う相手が、、、近藤勇だけでなく、、千葉重太郎も!
という、ある意味、ちょっとしたコミカルなお話ではあるのだが、

たとえ、そんな無駄話であったとしても、
ウマイ感じで回想を混ぜながら、近藤、重太郎との因縁を描き
その一方で、お龍との関係を描くなど、

意外と、、オモシロ味のある。。。“無駄話”だったと思います。

今回の無駄話が、いままでの“無駄話”と一線を画すのは、

無駄であると言う事をシッカリをわきまえた上で、
物語を、キッチリ描き込んだことだろう。

そして
前後に、西郷との関わりを描くのも、時代の流れを描くだけでなく、
間に、、、“無駄”が挟まれ、

良い感じの、緊張と緩和の、緩急が付けられた“お話”になっていたと思います。


そうなのだ。
いままでの無駄は、ただの小ネタであり、
それ以上の役割がなかった。
それどころか、、無駄なのだから。。。と、中途半端な描き方。
だから、見ても見なくても良い感じの、オモシロ味のない小ネタであった


まさに、“無駄”であったのだ

コレが“龍馬伝の風味”といえば、それまでなのだが、
それが、くだらなくて、、、オモシロ味を無くしてしまっていたのも事実なのだ。


が、今回は、そんな無駄を上手く利用し、ひとつの物語として
物語の中に入れ込み構成。

まるで、それが“メイン”であるかのごとく、
バラバラに細切れにすることなく、物語を作った。

こうなってくると、無駄も活きてきて、、龍馬のらしさも表現されるだけでなく、
お龍、お登勢を含め、キャラもシッカリ描かれ、
全体として、なかなかオモシロ味のあるお話へと。。。。

一部、、オモシロも!!



もちろん、今回やったことは、龍馬が奇策を披露しただけなんですけどね。

それでも、十分楽しめたと思います。




これまでの感想

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新・警視庁捜査一課9係season2(5)第6話 殺しのルージュ

『殺しのルージュ』

内容
河川敷で、ふたりの若い女性の死体が見つかった。
目立った外傷が無く、状況から他の場所で殺され、、、運ばれたと考えられた。
眼球には、点状出血があり窒息死らしいが、絞殺、扼殺痕がない殺人。
自己顕示欲の強い犯人による者と思われた。
監察医の真澄(原沙知絵)によると袋状のモノを被せたことによる殺害だろうと。
また一方には整形の痕跡が残されていた。
そして、、2人の口には、、、手作りの口紅。。。。

やがて、整形をしていない方の被害者が大橋彩(加藤裕月)と判明する。
2年前、美人局で検挙されていた女性だった。
村瀬(津田寛治)と志保(羽田美智子)は、整形の痕跡から、もう1人の調査。
そして、、、ついに、名前が判明。。。佐々木明美(小野晴子)。。普通のOL

そして青柳(吹越満)と矢沢(田口浩正)は、彩が勤めていたキャバクラへ。
すると、
テレビで警察批判を繰り返す元刑事・門脇健司(橋本さとし)が常連と分かる。
そのうえ、2年前の共犯者で、元カレ・西島武史ともめていたことも。。。
だが、アリバイがある西島。

そのころ、加納(渡瀬恒彦)に連れられ、現場で調べ物をする浅輪(井ノ原快彦)
そして現場から少し離れていた場所にあったポリ袋に興味を抱く。口紅?
付着していた唾液のDNAが、彩と一致。。。凶器と断定される。
が、、、なぜか、2人の捜査中に、取材と言い現れる門脇。
浅輪の所轄時代の先輩と言うこともあり、親しげに話しかけてくるが、
特に、何も話さない浅輪。。。。

しかし奇妙なコトが起きる。
口紅についての情報を流していないのに、、なぜか知っている門脇。
“9係”の面々、、特に門脇が嫌いな青柳は、
門脇こそが犯人なのでは?と疑惑を抱き始める。
その直後、、3人目の犠牲者が!!
新都テレビの受付。。。福本敦子(珠木ゆかり)だった。
門脇が、たびたび出演するワイドショーが放送されているテレビ局。。。。
そのうえ、噂では、元警察官との不倫で、警察を辞めさせられた門脇。
敦子が、元警察官だったことから、よりいっそう疑惑は深まっていく。

任意での取り調べをすることにした村瀬達“9係”
すると奇妙なコトを口走ったことに気づく加納倫太郎。
“人は、そう簡単には変われない”
かつて刑事だった頃、門脇が同様の事件で逮捕した男・木戸修二(六角慎司)
化粧品メーカーの開発担当だったが、開発商品が酷評され、、暴走。
通り魔的犯行で、口紅を塗っていたのだった。
新宿でホームレスをしていると言うことで向かったのだが、
数日前に連れ去られていた。。。。

その一方で、袋がクリーニング店のモノであると分かり
クリーニング店員の酒井真一(龍坐)が浮かび上がる。ふたりの被害者とも接点。
木戸の事件の時、、犯人と疑われ勤めていた会社を辞めさせられた酒井。
木戸に恨みを抱き、罪を被せようとしていた!!
ふたりの殺害と木戸の拉致を認めるが、酒井は、3人目については認めない。

聴取を聞いていた加納は、気づく。
真澄によると、監察医務院助手の広岡巧(新貝文規)が口紅の情報を、
門脇に漏らしてしまっていた。。。。
テレビでは、その情報が流れた。。。。3人目の口紅の“色”を知るのは、
わずかな人物しかいない。。。。門脇以外では、
番組のプロデューサー田所誠(高橋洋)。。。。。


敬称略


↑事件が、色々あって、登場人物が多すぎて、
どこまで書いて良いか分からなくなり、、、ちょっとネタバレ気味。

でも、
“メンドーなんですモード”ではありませんので!


事件は、十分楽しめました。


事件自体は、2人の女性の死。
そこから生まれる、、、疑惑。

調べていくウチに、、ひとりの容疑者が浮かび上がるが、、、、


と、
ミスリードを、何度も繰り返すだけでなく

そのミスリードに“怨恨”という意味を持たせた。

ミスリード自体に意味があるため、
それが無駄に映ったり、引き延ばしに映ったりせず、

物語に意味を持たせている。


そこに、、浅輪の知人を混ぜてきて、
捜査情報との兼ね合いから、、もう1人の犯人に絞り込むなど

かなり練られた、面白い事件だったと思います。

最後は、、テレビショーへの非難
“門脇さんがテレビで取り上げた事件のウラでは
 数多くの捜査員達が、現場を這いずり回っていることは、
 忘れないで下さい。

元刑事だったからこそ。。。。というのが、良いですよね。


事件のオモシロ味も、ここまで詳細に描かれれば、
大満足といって良いだろう。

雰囲気としては、“やはり”、、、
“ドラマ・相棒”のスピンオフ映画、、、
“米沢さんの事件簿”を思い出す仕方ないですよね。

おなじ、、ハセベバクシンオーさんだし。。。


でも、キャラもシッカリ立っていたし。
今期ではいちばんの面白さだったと思います。


いや、正確には、
加納係長が、みんなを扱っている感じが出ているのが、
“9係”らしい部分であり、
それが、最後の、、浅輪の部分に繋がっていっているのである。

これこそが、“9係”の正しいカタチですよね。。。

だから、事件が面白いだけでなく、
キャラのやりとりで、キャラが立っているし、面白いのだ。




これまでの感想

第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

夏の恋は虹色に輝く 第3話 好きだ!

『好きだ…キミが』

内容
詩織(竹内結子)のことが気になり始めた大雅(松本潤)
そのことを親友の慶太(笠原秀幸)に相談するが、
告白さえしていないことに呆れられてしまう。
先ずは告白すべきと勧められるが、
どうしても、、娘の海(小林星蘭)の“父”が気になって仕方がない。

帰宅すると、母・真知子(松坂慶子)が泣いていた。
亡き父・航太郎(伊東四朗)が浮気していたのでは??と。
取りだしてきたのは、
桜(桐谷美玲)の写真や、詩織からの手紙と赤ん坊の写真!?
隠し子では??と言う言葉に、サスガの大雅も驚くばかり。

そんななか、桜から、、、付き人に、、、と言われる大雅。
嫌がる大雅を、青木社長(松重豊)が“勉強”だと説得し、、、納得する。
そんな大雅のことを激励する詩織だったが、どうしても素直になれずにいた。
が、、、それを“怒っている”と考えた詩織は、大雅に怒りをぶつけ、
大雅も応えて言い合いになって、、、つい大雅は“好きだ”と言ってしまう。

それをきっかけに、詩織も大雅のことを意識し始め。。。。。


敬称略




航太郎に愛人疑惑!?
あいては、、、詩織!?

戸惑いながらも、告白してしまった大雅。

その大雅は、桜の付き人をしはじめ。。。。。


って感じで、、、

恋と仕事、両立している物語である。


ちょうど良い距離感ですね。
詩織から大雅への視点も、良い感じだし、

前回まで、無駄だった部分の『一部』も、物語に取り入れられているし。

変な言い方だが、

ようやく『ドラマ』になってきた感じだというのが、今回の印象である。


一目惚れから始まった大雅の“恋”
だが、相手は、年上で子持ち。。。。の詩織。

ケンカから流れで告白させるなど、
ベタではあるが、詩織の気持ちに共感を生むには、良い感じである。

そんな恋に、、強敵現る!
っていうか、、、、母の誤解ですが、

航太郎という人物のキャラ表現を含め、意外と良いお話が隠されているなど、
誤解の解き方も魅せていたと思います。


その一方で、大雅にとっての、、もう一つの苦悩。。“仕事”

年下だがキャリアは上。
いけ好かないヤツだが、、、そのなかに“プロ”を見る。
と、、こっちもまた、少し大雅。。成長である。


ほぼ分離されている2つの物語でしたが、
大雅にとっての2つの重要事、、、“恋”“仕事”

それぞれに、上手く登場人物を介在させ、
オモシロ味のある“ベタ物語”だったと思います。


最後は、、、再告白。。。これも、流れからすればベタだよね。

“なんか、俺って、どっか小さいんだよな
 まえに、、北村さんが言ったとおり。
 へたくそだからな。。おれは。

“それは少し違うと思います
 不器用でしょ。。。でも、その分、勉強熱心じゃない!
 そう言うまっすぐなところ、魅力的だと思います。

(一部省略)

大雅が本音を詩織に語っている時点で、
“好き”という告白以上の意味がある部分でしょうね。

“好きだ。
 でも、なんでかは分からない。
 あんたのやること、全部ショックで
 俺の緻密な理性が保てないというか。。


もちろん、玉砕でしたが。



前回までなら、どうしようか悩んでしまっていたドラマでしたが、
無駄”が薄まり、一部は物語に組み込まれ、
シッカリと感情も表現されているし、、、

ドラマらしいドラマになっていたと思います。
なんていうか、、、大森美香さん、、、本領発揮!?でしょうか



ただまぁ、気になる部分もあることはあるんだけどね。
とりあえず、、無視しておくことにします。


っていうか、
ほんとは、今回のような物語を、丁寧に描いていれば良かったわけであって
ここまでが“無駄”が多すぎたんだよね。。。


これまでの感想

第2話 第1話

龍馬伝 第31回 西郷はまだか

『西郷はまだか』

内容
豪商・小曽根(本田博太郎)は、龍馬(福山雅治)たちに一軒家を用意した。
場所は、、、亀山。。。
龍馬は、そこを拠点にして、長州と薩摩の同盟の画策を始める。
西郷吉之助(高橋克実)を説得し、先ずは了承を得ることに成功。
とりあえず、龍馬は、陸奥(平岡祐太)惣之丞(要潤)長次郎(大泉洋)と
“亀山社中”を結成する。
その後、、とりまとめを、惣之丞、長次郎に任せ、
陸奥とともに、大宰府への高杉晋作(伊勢谷友介)の元へと旅立っていく。

が、、到着直後、高杉はいなかったが、
なんと、、、土佐勤王党にいた中岡慎太郎(上川隆也)と再会する。
京を追われた三条実美(池内万作)の警護をしていると言うこと。
その三条、中岡に、薩摩と長州を繋げようとしていることを話す龍馬。
しかし当然、、三条は、疑心暗鬼。。。
それでも自分がまとめると息巻く龍馬に、中岡慎太郎は理解を示す。

そんなとき、陸奥が三条に龍馬との様々な冒険譚を話したことで、
龍馬の素性を理解した三条から
桂小五郎(谷原章介)に宛てた文を手に入れることに成功する。

桂のいる下関へ向かうことを決める龍馬。
そして、、下関へ西郷を連れて行くという中岡。

やがて、、、幕府からの攻撃に備える下関の桂の元に、到着する龍馬と陸奥。
“わしらがここに来たのは、長州と薩摩を結びつけるため”
長州と薩摩が組めば、幕府を上回る勢力となると解く龍馬。
が、仇敵の薩摩。。。納得出来るわけもない桂たち。
それでも幕府により追い詰められている薩摩の窮状を説明し、
長州と薩摩が組んだ上での、倒幕を訴えるのだった。

龍馬と陸奥の強い想い。。そして、、その先の思惑に揺さぶられた桂は、
西郷を待つことを決断する。
“君の言うことを信じよう。坂本くん”

そのころ、薩摩入りを果たした中岡だったが、
藩論がまとまらず苦悩する西郷と面会する。


が、、、15日、、、龍馬が到着してから経過しても、西郷は来ず。


敬称略

↑一部入れ替えています。



龍馬が、薩摩と長州を繋げようと考え始め、
“それだけ”に、、、命を惜しまず、奔走する。。。。

すべては、“日本”のため。


という、、
ほぼ、行動にブレがない物語だったので、

龍馬の意志がキッチリ伝わってきて、なかなか、面白いお話だったと思います。


そのなかにも、、劇的演出も忘れず。
中岡慎太郎との再会に始まり、陸奥陽之助と三条のやりとり
そこから生まれてきた文、、、そして、桂小五郎。

細かいことはさておき。

かなり、流れがスムーズであり、
“坂本龍馬”という人物により、人々が心揺さぶられ
そして、動かされてきたのが、良く分かるお話だったと思います。

そう。。。まさに、“幕末の英雄”である。


言ってみれば、3部開始の第29回の次に、、
ベタではあるが、

もっとも、万人が抱く“坂本龍馬”というイメージに近い物語ですね。

そのうえ今回は、福山雅治さんだけでなく、
上川隆也さん、谷原章介さんの“熱血ぶり”も良い感じで、

ドラマとして、そこにある“志士たちの熱意”が伝わる
面白い物語だったと思います。

色々と小ネタも入れられていましたし、
緊張と緩和、、、ちょうど良いメリハリでしたね。




ほんとはね、、、長州でのやりとりくらいの物語を
薩摩で期待したのだが。。。ま、、いいでしょう。


とりあえず、歴史は動いているのが見えましたしね。


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