fc2ブログ
 

レベル999のFC2部屋

臨場(2) 第4話 似顔絵

『似顔絵』

内容
とあるホテルで、ひとりの男(吉野正弘)の変死体が見つかる。
臨場要請で向かう倉石(内野聖陽)たち検視官。
状況から、
違和感はあるもののバスルームで首をつった自殺と見立てる一ノ瀬(渡辺大)
だが倉石は、吉川線の痕跡にあるわずかな違和感を見て、他殺と断定。
立原(高嶋政伸)に、帳場を立てるよう命じるのだった。

第1発見者は、捜査2課の管理官・柳井昌一郎(川野太郎)
被害者の存在のタレコミがあったのだという。
被害者は、中西忠雄。ダムの不正入札に関わる上条代議士の元秘書。
そのために、始末された可能性もあるらしい。
話を聞いていた立原は、柳井の吸うタバコが現状の吸い殻と一致することに
奇妙さを感じる。

そんななか、ハウスキーパーの三原あゆみ(奥貫薫)の目撃証言から、
部屋を出て行ったのが、女だと言う事で、似顔絵を米山礼子に描いてもらう。
防犯カメラにも女の映像があり重要参考人となるのだが、
その絵を見て柳井は衝撃を受ける。柳井の妻・香奈恵(宮本裕子)だという。。。

立原、坂東(隆大介)から、聴取を受ける香奈恵は、
中西との不倫を認めるが、殺害は否定するのだった。
夫の柳井が、情報提供者の女と関係があり、それが元で別居。
その事がきっかけとなり、近づいてきた中西とつきあい始めたらしい。
話を聞くウチに立原は、容疑者を香奈恵とすることに無理を感じ始めるのだった。

同じ頃、西田教授(小林勝也)からも吉川線とされ、事件は他殺と断定。
似顔絵を描いたという礼子のことを良く知る留美(松下由樹)は、
その正確さに驚かされるが、それを見て倉石は、つぶやく。。。似すぎている。
倉石にとって、似顔絵以上に気になっていたのは
タバコの吸い殻が残されていたことと、グラスにも指紋があったこと。
それぞれ、香奈恵の唾液、指紋と一致していた。
だが、それ以上に気になるのは、タバコの箱の銀紙がゴミ箱に残されているのに、
箱を覆うラップがなかったこと。。。ラップだけ持ち去ったのか?

やがて、、倉石はつぶやく。。。“オレのとは違うなぁ”

一方、礼子の似顔絵をほめていた留美は、奇妙な話を聞く。
証言するあゆみが、あまりにも断定的であったと。
なにかを感じ始める留美と一ノ瀬。。。

そのころ、立原は、ある情報を得る。
3年前にあった贈収賄事件で柳井に内部情報を提供したのは
当時、建設会社に勤めていた、、、三原あゆみだった。。。。

倉石、留美、一ノ瀬は、もう一度現場を調べ上げるが、やはり見つからない証拠。
そこで、ハウスキーパーのおねえさん中条郁子(山本道子)から、
社会勉強をする3人。。。

敬称略



ある議員の贈収賄疑惑を追う刑事。
そんななか、、、議員の元秘書が殺される。

刑事と元秘書には、浅からぬ関係があり。。。。


ってことですね。

これだけを見れば、普通の刑事モノのお話である。

だが、核心の部分は違う。
情報提供者にしたてられた女の復讐劇。ですね。

愛は人生を狂わせた!

と言う感じだ。

ひとりの刑事を愛し、、、情報提供者となった女。
だが、それにより、それまで持っていたモノを全て失ってしまった。
そして、、、愛した男に捨てられた。。。。恨み。。。。。。


である。


事件自体は、俳優から犯人はバレバレですので、

現場に残されていない“謎”を捜す倉石という、
普通ならあり得ない事件ものになっていますよね。

でも、その違和感を感じるからこそ倉石であり、
留美、一ノ瀬のふたりの“成長”を見るところなんて、
この作品のオモシロ味の1つとなっているのでしょうね。

もちろん、動機などは、、、ベタベタですので、特に言う事はない。

あとは、残されていない謎。。。ですね。
“社会勉強”も含めて、視聴者にも分かり易く

なかなか、事件モノとしても、面白かったと思います。

悲しさのある人情モノでしたけどね。。。
こう言うのも、面白いですね。
密告者と刑事。。。職務と人情。。。。なるほどね。

最後には立原と五代も絡めているし!



まぁ、贈収賄事件がどうなったかが気になるが、
そこは、まったく別物語なので、、、これでいいでしょう。



これまでの感想

第3話 第2話 第1話

スポンサーサイト



龍馬伝 第17回 佐那との別れ、怪物容堂

『怪物、容堂』

内容
勝麟太郎(武田鉄矢)の弟子となった龍馬(福山雅治)
早速、“黒船”に乗り大興奮!
そこで、土佐でも有名な、ジョン万次郎(トータス松本)と出会う。
万次郎から、アメリカの“大統領”について知る龍馬。
そして、民が国の行方を決めるというシステムに驚くのだった。
やがて世界一になるだろうという。
それでも、日本のために帰ってきたという万次郎。

海軍作りに動き始める勝麟太郎と龍馬
様々な藩に出向き、言葉巧みに説得し、
海軍操練所の訓練生を出してくれるよう依頼していくのだった。

自分が探していた“攘夷”そして“生き方”を見つけた龍馬は、
千葉道場で、佐那(貫地谷しほり)と重太郎(渡辺いっけい)に語るのだが。。。

そのころ、
京に戻った半平太(大森南朋)は、三条実美(池内万作)に掛け合っていた。
上洛してくる将軍後見職・一橋慶喜(田中哲司)に会うために、
土佐藩に身分をあげてくれるよう説得して欲しいと。


やがて、人材供出の願い出のための藩邸巡りも、、、ついに土佐藩となっていた。
勝麟太郎そして、龍馬の前に現れる、山内容堂(近藤正臣)
下士である龍馬が、初めて見た“大殿”。。。本当に土佐藩を動かす男であった。
勝麟太郎からの人材提供の話には、即座に了承する容堂であったが、
脱藩した藩士への罪の減免は、決して許さない容堂。
それは、龍馬のためを思っての勝麟太郎の行動であった。


そのころの弥太郎(香川照之)は、材木を売って一儲けしようと考えたが失敗。
龍馬の兄・権平(杉本哲太)に、金を貸してくれるよう頼んでいた。。。。。


そして海軍操練所づくりのため龍馬が江戸を発ち、大坂へ向かう日がやって来た。
定吉(里見浩太朗)重太郎、佐那に別れの言葉を告げる龍馬。
定吉“志したからには、成し遂げろ”

龍馬は、佐那との立ち合いを申し出て。。。。。。。


敬称略


激しく打ち込み合う龍馬と佐那

その後、、、、涙しながら、、

佐那“本当に、強くなられましたね
 いざという時は、きっとその腕が
 あなたを守ってくれることでしょう

龍馬“お佐那様のことは、生涯忘れませんき。
 ありがというございました。


悲しく、切なくも、あたたかい佐那。
そして、強い意志

“この9年、私は坂本さんのことを、ずっと待っていました
 私は、やっぱり、坂本さんが好きだったんです
 わたしはもう、誰の嫁にもなりません
 これからも、剣一筋で生きていきます
 私は幸せです。
 だって、坂本さんは、ここにいるのですから。


加尾の時とは、まったく違う“別れ”

佐那らしい、、別れだったと思います。


あ、、、メインは、もう一つ。
タイトル通りの、、、容堂である。

一瞬、“容堂”が入っているタイトルは、なのか?

と思わせながら、
最後に、、“怪物”を出してくる。

“上り坂もここまでじゃ”

佐那との別れも良い感じでしたが、
それを打ち消すかのような、怪物、容堂

物語にメリハリが生まれ、
緊張感ある幕末、そして、土佐を意識させた感じですね。

基本的に、“軽い部分”を感じてしまう“龍馬伝”ですから、
こういったキャラは、本当に良いことです。

まさに“幕末”

そういうことだ。


しっかしまぁ、
趣の違うお話を2つ、上手くつなぎ合わせましたね。

一方は、恋バナ、もう一方は、怪物である。

それぞれのキャラが、
登場シーンが少ないながらもシッカリ立っているからこそ
今回のような、龍馬の“公”と“私”

両方を見事に描くことが出来たのでしょうね。

面白かったと思います。

もちろん、半平太が必死になっていること、
弥太郎が必死になっていること

そして龍馬が必死になっていること。

それぞれの対比も上手くできているし、思いが伝わってくるから
これからの楽しみにもなっているのは言うまでもない。



とはいえ、、次回のタイトルが。。。。


これまでの感想

第16回 第15回 第14回 
第13回 第12回 第11回 
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 

ヤンキー君とメガネちゃん 第1話 最強コンビ誕生

『噂の最強コンビ遂に登場!痛快学園ホームコメディ』

内容
品川大地(成宮寛貴)は、ヤンキー史上最強の不良と言われ、
伝説のヤンキー“ハリケーン・アダ”と噂されていた。
が、、なぜだか、、進学校・紋白高校2年A組にいた。

新学期が始まったその日。大地は、同じ学校の制服を着たメガネ女子とぶつかり、
なぜだか、、強引に、、、おんぶさせられ、学校へ行くのだった。
行くつもりも、特になかったのに。。。。
当然、女子を教室前に残した大地は、屋上でサボり。。。。

と、、、なぜだか、さっきの女子が目の前に!!!
大地と同じクラスの足立花(仲里依紗)だと名乗ったうえで、
学級委員長の選挙に投票して欲しいと言ってくるのだった。
大地が投票しないと“満場一致”ではない!!と。
“一点の曇りもなく、正々堂々と学級委員長になりたいんです!”

結局、強引に、投票させられることになった大地。
大地“ウゼエ。。。。”


とまぁ、、学校では、そんな大地であったが、実は、、家では違った。
開業医の父・宙太(古田新太)天然おっとり母・聖(堀ちえみ)
そして、、まさに、目の上のコブ。。。姉・海里(大和田美帆)
子供の頃から海里にいじめられ、父に鍛えられ、、強くなってきたのだ。

ある日のこと。担任の堺(皆川猿時)から創立記念祭について話がなされ、
大地のクラスでは、記念壁画を描くことに決まった。
学級委員長の花は、大地を参加させようとするのだが、拒否する大地。
だが、そんなことよりも、
みんなが嫌がる大地に、普通に声をかけてくる花にウザサを感じる。
そのうえ、、何か、ずれている。。。。ウゼエ。。。。

だが、花に土下座され、いつの間にか強引に参加させられてしまう大地だったが、
同じクラスの和泉岳(本郷奏多)とトラブってしまい。。。。。。。荒れる大地。
再び花から、記念壁画参加を促されるが拒絶。
そんなとき事件が起きる。川崎(浪岡一喜)たち不良が、学校へ殴り込み!
記念壁画の作業は無茶苦茶になってしまうのだった。。。。。停学。

クラスメートから白い目で見られ、学校をあとにする大地は
親友の練馬青雲(鈴木亮平)が手伝いをする実家のバイク修理工場へ。。。。
かつて、、“アダ”と誤解されたばっかりにと、青雲は大地を慰めるが。。。。

翌朝。停学だというのに、花が壁画を描くようにと大地の家にやってくる。
“し~なが~わく~~ん”
毎日のようにやってくる花に、自分の気持ちは分からないと大地は言うが、

“レッテルは自分ではがすんです!”とまったく退かない花。

そんなとき、姉・海里から、
花が責任を感じて不良とどこかへ行ったと知らされ。。。。。


敬称略


公式HP
http://www.tbs.co.jp/yanmega/


ヤンキーのレッテルが貼られ、学校に行くのもイヤだったヤンキー大地。
そのうえ、ウザイ女・花が学級委員長!!

どうしても、学校の行事に参加させようとする花に、ウザサを感じるが、
そんなとき事件が起き、、、、、、


そして、、、

花“あなた方みたいな人がいるから
 ヤンキーは誰にも相手にされないんです
 周りから白い目で見られるんです
 頑張っても、頑張っても
 ヤンキーだからってヒトコトで片付けられ
 私は変われる。私は、私自身が変える!

 私はもう、ヤンキーじゃありません!


ま、、、そういうことである。



主人公ふたりのキャラ設定。。
かなり上手く説明されましたね。

ヤンキーなのに、、実は。。。という品川
優等生ぶっているの、、、実は、、、と言う花

お互いに引きずっているモノがあるから、
ほぼ同じ立場であっても、主人公の対比がキッチリされていますね。

そしてやはり、、、秀逸と言って良いのは、
それぞれに成宮寛貴さん、仲里依紗さんをあてたことでしょうね。


こんな言い方は失礼なのは十分承知で書かせてもらうが、
2人とも、様々な作品に登場して経験を積んできていることもあるためか、
年齢以上に演技巧者。

キッチリと“役”をメリハリをつけて演じているのが良いですね。

正直。。。

私自身、、、原作は知りません。
そのうえ、この配役で、何をやるんだ???

と言う不安があった今作ですが。

ベタな感じの物語だけでなく、俳優さんの演技なども含め、
思った以上に、面白いドラマだったと思います。


ま、細かいこと言い出せば、
同種のヤンキーモノと、何が違う??
そんな印象もあるわけなのですが、、、別にケンカがメインというわけでもなく、

ポイントでベテランの古田新太さん、伊東四朗さんを盛り込むことで、
ドラマが引き締まるだけでなく、

ドラマとして、良い盛り上がりになっていますね。

コメディ、、、要素はあるが、ホームドラマとしても悪くないし、
本質的には、ヒューマンドラマなのかもね。



1つだけ気になっているのは、
今回のような終わり方をして、、、大地。、、今回以降あばれるの?

警視庁失踪人捜査課 第2話 消えた息子の謎

『消えた息子が堕ちた白い罠!』

内容
カラオケボックスで働きながら、定時制高校に通う・南田春樹(日和佑貴)が、
若者達の乱闘に加わり....その後、、、失踪した。
卒業後、デザイン系の専門学校への入学が決まっていたという。
父・義信(小木茂光)母・美奈子(野村真美)は、心配し、
マスコミが騒ぎはじめたため、失踪人捜査課が、捜査を開始する。
報道であるような“マジメ”ではなく、不良との付き合いもあったよう。
そのうえ、失踪直後、ATMで250万下ろされていた!
ただ預金の全てが引き出されていたわけではなかった。

三浦室長(遠藤憲一)によれば、事件性があると考え、捜査1課も動いていた。
両親への聞き込みに向かった高城(沢村一樹)と愛美(森カンナ)
だが、失踪の理由の見当が付かないという両親。
進路などについて話し合ったことはあるが、トラブルはないと言いきるのだった。
話を聞いていて、違和感を感じる高城と愛美。
何か隠している。。。。

同じ頃。春樹が所属していたグループのリーダー、ケン(福山一樹)に対し、
事情を聞きに向かった法月(小日向文世)と醍醐(北村有起哉)
中学の時の友人だというケン。
グループに誘ったわけではなく、春樹が自分で入りたいと言ってきたという。
預金のことも知らないようで、失踪の心当たりはないらしい。
敵対するグループのリーダー(山根和馬)も、心当たりはないよう。

失踪人捜査課では、誰か知り合いがいるのではと考え、
カラオケボックスの店長から、防犯カメラ映像を受け取り、
その分析を小杉(高畑淳子)に依頼する高城。

そんなとき、母宛に、春樹からメールが送られてくる。
事件ではなく蒸発ではないのかと高城は疑いを深めていくのだが、
同時に、、、森田(黄川田将也)が、
春樹が偽造パスポートを利用していた可能性を見つけて出してくるのだった。
成田からロスに行き、その後、関西で入国していた。。。

やがて、、小杉が、映像に“あるモノ”を見つけ出し。。。。。。。


敬称略



前回、
明らかに、キャラを描けず中途半端
だった今作。

なんだか、それが嘘のような今回。


失踪人捜査課の7人が、それぞれにキャラが描かれ、
チームワーク、連携が、ハッキリと描かれている。

そう、、、まるで、刑事モノドラマのようだ。

そして、重要だったもう一つのこと。

失踪人を捜査しているのか?
それとも、事件解決のために動いているのか?

である。

途中、高城が取り調べなどで、見逃し行為などを行っているように、
“失踪人の捜索”を描いていますよね。


たしかに、前回は、登場人物の紹介もあったろうが
事件を描き切れていなかったのもまた事実であり


ようやく“カタチ”が見えた感じですね。


あ。。。もちろん、、序盤の両親への聞き込みでも
想像以上に、父から“男”という強調がありましたので

わかりやすく。。。ではないが、
それ以外の部分も含めて、丁寧なネタフリは見えた感じですね。


、、ここまで来て、、それはさておき。

物語のほうは。。
突然失踪した息子。。。失踪課が捜査をはじめたのだが、、、わからない。
事情なども分からず、、、このまま迷宮入り状態になりかけた時、
空港の防犯カメラの映像から.....衝撃の事実が!

そんな感じですね。

先ほども書いたが、序盤で、わずかだがネタバレしているので、
こういう作品が好きな人にとっては、

それほど難しくない“事件”なのであるが、

そんなコトよりも今回。
先ほども書いたように、失踪人捜査課が、機能していたことの方が重要だろう。

そして物語でも、感情を丁寧に描きながら、親子愛を描くという、
思った以上に良い物語へ。
かなり良くできています。

最後には、、、キッチリ“オチ”を持ってくるなど、
事件としてもオモシロ味を持ってくるとは!!


前回が、嘘のよう”に、今回は楽しめたお話だったと思います。


だから、、、書いたんだよね。。
はじめから、高城がいても良かったんじゃ??って

今回くらいののお話を積み上げてくるなら、
これからも、少しは期待できるかもしれません


もう少し、、って言う部分もあるが、、ま、、いいだろう。


これまでの感想

第1話

臨場(2) 第3話 未来の花

『未来の花』

内容
小坂留美(松下由樹)が出勤する途中、
いつも挨拶をする主婦・内田朝子(中原果南)
その家の寝室で変死体が発見される。。。夫・内田寛(戸田昌宏)だった。
第1発見者は、妻の朝子。
臨場要請で向かう倉石(内野聖陽)と、、、戸惑いを見せながら向かう留美。

現場到着後、、、花壇の花を楽しんだ倉石は、、立原(高嶋政伸)に促され、
検視を始める凶器は包丁と推測するが、ない。。そのうえ現場に滴下血痕がない。
朝子の話のよれば、息子の隼人とヒーローショーに出かけ
帰ってきたところ夫の死体を発見したという。
財布が無く、台所の包丁が1本紛失。。。犯人が持ち去ったモノと思われた。
“殺人”と確信し、立原は帳場を立てると宣言。

が、直後、留美は、朝子の様子がおかしいことに気づく。
一方、倉石は、なぜか、冷蔵庫の中まで写真を撮るよう命じるのだった。

やがて、捜査線上に、内田の同僚だった前川伸二が浮かび上がる。
以前は親しかったようだが、前川がリストラされ、
同じくリストラ候補だった内田は、上司に取り入ったという噂があったよう。

そんななか、西田教授(小林勝也)の解剖により、
被害者の体に傷口が2つあると分かる。
一方は、刺した時、、そしてもう一方は、抜いた時。
刺して抜くまで時間差があることが分かってくる。だから血痕がなかった。
それを聞いた倉石は、“現場には、もう1人いた”とつぶやき、
どこかへ立ち去っていくのだった。

その一方で、容疑者のひとりと考えられた前川は、
妻・富江(池津祥子)の証言から、10日前に自殺したと分かる。
フリダシ戻った....かに思われたのだが、立原は絞り込めたと告げる。

坂東刑事(隆大介)に、朝子を連行するよう命じる立原。
被害者には借金、そして一年半前に1000万の生命保険に入っていることから、
立原は、朝子に動機があると、取り調べはじめる。
だが、身に覚えがないという朝子。

そのころ、立原が取り調べていると事を聞き、
朝子のことをそんな人ではないと倉石に訴える留美だったが、、、
それを聞き、
倉石は。。。。。“オレのとは違うなぁ~。心の柱が立ったんだ”と告げる。

そんなはずはない。。。まったく倉石の意図も見えない留美は
一之瀬(渡辺大)と現場を訪れた時、、、ふと思い出す...朝子の表情の変化。
立原が帳場といった時にホッとした表情。
任意同行には、猛烈に抵抗。。。。どの顔も、いつもとは違う、、イヤ、違和感。
何かを隠しているのでは??
だが、一之瀬は、第1発見者を疑うのは捜査の鉄則であると疑わない。
そのとき、、、ついに、凶器が発見される。

どれだけ取り調べても自白しない朝子に、、困惑する立原。
すると、、、倉石、、、“彼女は、落ちねえ。同じヤツが、もう1人”と告げ。。

同じ頃、留美は、どうしても分からないでいた。
なぜ、朝子は、包丁を抜いたのか?



敬称略


今回のお話は、“天装戦隊ゴセイジャー”の番宣か!!!!

と思うくらい、、、、、、
いったい、何度、、ゴセイジャーという名を出したことやら。。
そのうえ、ヒーローショーまで....登場!


私の中で、ビミョーに盛り上がりポイントがずれてしまったのは言うまでもない。




さて、物語。
少し強引ではあるが、留美がいつも挨拶をしている顔見知りの主婦。
その夫が殺された!
第1発見者は、その顔見知りの主婦。。。。犯人は、彼女なのか?
現場に残されている通常では考えられない状況の数々。。。。いったい、なぜ?

一方で、容疑者として疑われる妻には、アリバイもある。
だが、現場の状況から、殺された時。。。と凶器を抜いた時、、、に時間差が。。

なにか、おかしい。。。
誰が殺したのか??

妻が殺していないなら、なぜ、妻は抜いたのか?


そんな物語ですね。



ウラに隠されていた。“家族の内情”というところですね。

不景気が生んだリストラ。
妻から夫への視線。。そして、友人だった人たちから向けられた視線。

面白いですね。それが、動機になり、全てに絡んでいくのだから、
社会派ドラマの雰囲気を漂わせているのも秀逸だと言えるでしょう。

事件のオモシロ味だけでなく、
社会を描き、人間ドラマも描ききっている感じだ。

1つだけでなく、2つも!

それがまた、事件を複雑にしているのだから、素晴らしいですね。


ま、、“パンジー”ってのは、もの凄い着眼点なのですが。
それはそれでいいでしょう。。。


個人的には、前作“1”を含め、今までで一番面白かったお話である。

意外なポイントは、、、一之瀬だったかな。
こういうオーソドックスなことがあるからこそ、
立原の取り調べも含めて、
物語を面白くして、倉石の凄さが分かりますよね。



それにしても、良く作られていますね。
今回のお話は、オリジナルなのかな?
それとも横山秀夫さんの原作にあるのかな??

実際は、脚本と演出なのだろうが、、、
この作品の奥の深さを見た感じがします。



ちなみに、前回のお話があるから
制服警官の永嶋武文(平山浩行さん)に、
疑いの目を向けてしまったのは言うまでもありません。

ま、、、毎回、警官が犯罪者って、、あるわけないか。。。



これまでの感想

第2話 第1話

龍馬伝 第16回 勝麟太郎

『勝麟太郎』

内容
江戸・千葉道場に、突然現れた龍馬(福山雅治)。。。4年ぶりだった。
龍馬を待ち続けていた佐那(貫地谷しほり)は、大喜び。
が、、、脱藩したと知り佐那だけでなく、兄・重太郎(渡辺いっけい)も
開いた口がふさがらない。
なのに。龍馬。
定吉(里見浩太朗)に、勝麟太郎(武田鉄矢)に会う方法を尋ねたことで
開いた口がふさがらないどころか、衝撃を受ける佐那と重太郎。
そんななか重太郎が剣術指南役をしている越前藩を思い出し、
そのツテを頼りに、龍馬は越前藩の北村に会わせてもらう。
そして前藩主であり
幕府の政事総裁職・松平春嶽(夏八木勲)への面会を求めるのだった。。
これで、幕府要人である勝麟太郎にあうことが出来るかもしれない!と。

春嶽に面会した龍馬は、素直に攘夷派であることを告げ、
土佐勤王党に、所属していたことがあると語り、、土佐藩を脱藩したと告白する。
あまりにも痛快な、龍馬の言葉に、笑顔となる春嶽。
定吉の後押しもあり、紹介状を書いてもらうことに成功する。

その1週間前、江戸城には緊張が走っていた。
将軍・家茂(中村隼人)に勅命を持って訪れた三条実美(池内万作)
攘夷を実行しろという勅命であった。
条約が結ばれたばかりで、幕府は混乱したのだ。
一橋慶喜(田中哲司)を上洛させることで決着させたばかり。。。

そして、、、紹介状を携え勝麟太郎に会いに行った龍馬。
“会いたいわけを言え”と言われた龍馬は、ワケのわからないこと言い
“あんぽんたん”と言われてしまう。。。。
想像していた勝麟太郎と違う...そう感じてしまった龍馬。
“ガッカリ”。。。。勝の屋敷をあとにするのだった。
が、そこで、勝の屋敷で書生をしているまんじゅう屋の長次郎(大泉洋)と再会。
日本のために役立ちたいと考え、江戸に出てきたという。

ショックを受ける龍馬
こんなハズじゃなかった。。。。
勝麟太郎だって、、
“もっと気概のある、圧倒されるような大きい人”と思っていたのに。。。

それは、長次郎から聞いていた“坂本龍馬”とも違うと勝麟太郎も感じていた。
そんな勝の屋敷を半平太(大森南朋)収二郎(宮迫博之)以蔵(佐藤健)が
訪ねてくる。
場合によって、勝を斬るつもりでやって来たのだが、
のらりくらりとカワされてしまう。
会話の中、
半平太が、、ふと漏らした龍馬言葉“幕府も藩もいらない”に興味を抱く勝。

今度は、龍馬を呼び出す勝麟太郎。
異国、攘夷について、再び勝に問いはじめる龍馬。
その龍馬の目を見て、なにかを感じた勝は、頭にあることを素直に言えと告げる。
じっくり考えて、言えば良いと。

そこで龍馬は、、、自分の頭にあるものを話し始め。。。。


敬称略




“日本は島国ですろう。四方を海に囲まれちゅう。
 異人らは海から来るわけですき。やっぱり一番大事なのは軍艦ですろう
 強い海軍が必要ですろう。
 ワシは千葉道場で剣術を習ろうたがです。
 ほんで、北辰一刀流の目録をもらいましたき
 おこがまし言い方をすれば、ワシは強いがです
 けんどワシは、人を斬ろうとは思わんがです
 そもそも、ワシを強いと知っちゅう者は、ケンカをふっかけてはきませんき
 つまりワシが言いたいがは、
 今、日本が異国の言いなりになっちゅうがは、
 戦がしたち、負けることが分かってちゅうき
 けんど強い海軍があれば、誰っちゃあに負けん剣の腕があったら
 戦にはならんぜよ。
 そうじゃ。日本はもう、開国しちゅうき
 異国の技術を学んで、どんどん日本の軍艦を造ったらええがじゃ
 ほんで、他のモンも、どんどん取り入れて
 異国に張り合えるほどの文明を手に入れることが出来たら
 日本は、安泰となるがじゃ
 そうじゃ
 戦をせんでも、攘夷を成し遂げることが出来るがじゃ!”

“気に入った、合格だ
 今日からオイラのために働いてもらう




勝麟太郎。。。ついに、龍馬が会ったお話である。

気のせいか、
武田鉄矢さん。。。目の前に“龍馬がいる”と思っているのか、

嬉しそうな、、、、そして、頼もしそうな顔。。。

サスガ、元祖“龍馬かぶれ”である。

誰か偉い人が決めたことを史実などと言いきって、それを信じ切り、
そんなバカなこと。。。などと。。。。
と思うような人もいるのだろうが、

細かいことを言い出せばキリがありません。
それ言い出したら、龍馬が福山さんほどのイケメンか?と言う疑問も出さなければ
意味ないと思いますしね!

私なら、そういう部分もツッコミます。


これは、ドラマですから!

歴史の主人公達も続々と登場し、

良い感じで、分かり易い流れで、物語が作られていたと思います。

そして、、一度は、緊張感からか失敗

でも、もう一度。..チャンスをもらい。。。

ま、、あとは、上のセリフである。

まさに、“ドラマ”という感じで、龍馬と勝麟太郎の対面は
面白かったと思います。

最終的に、軍艦、、イヤ黒船に乗っているのも
なかなかオモシロ味のある演出ですしね!




明らかに無駄だったのは、半平太たちですけどね。。。。
比較対象としては、悪くはないと思うのだが

無理に入れすぎたかな。
それこそ、千葉定吉で、十分成立した感じがします。

ま、、いいけどね。


これまでの感想

第15回 第14回 
第13回 第12回 第11回 
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 


仮面ライダーW 第31話 野獣追うべし

『風が呼ぶB/野獣追うべし』

内容
10年ぶりに出所してきた男・尾藤勇(小沢和義)。
その尾藤が、鳴海荘吉を訪ね、鳴海探偵事務所にやってくる。
“調べ物”をしていると面会の時に言っていたという。
話を聞いたこともなかった翔太郎(桐山漣)と亜樹子(山本ひかる)
“半人前に用はない”と。。尾藤は立ち去っていくのだった。

なにか気になり、尾藤のあとを着いていく翔太郎
やがて、昔の仲間だった有馬鈴子(魏涼子)有馬丸男(勝矢)に会うが、
昔とは違う丸男に、戸惑いを感じながらも立ち去っていく尾藤と翔太郎。

一方、フィリップ(菅田将暉)は、尾藤のことを検索し、
10年前の“野獣人間”に絡む情報を見つけ出していた。。。。

そんななか、尾藤と翔太郎の前に現れるビースト・ドーパント!
翔太郎から“熊”を奪いに来たようだった。

“変身!サイクロン・ジョーカー!!”

だが、、、変身が不安定で苦戦する仮面ライダーW。
アクセルが現れたことで、窮地を脱するが、
ビースト。。。。丸男は、驚異的な再生能力で、どこかへと。。。。


フィリップは、シュラウドが残した“翔太郎が不吉”という言葉に
戸惑いながらも、自分の力が強すぎてしまっていることに気づくが、
どうして良いか分からない状態。
そのフィリップの前にシュラウドがふたたび現れ。。。。。

そのころ、翔太郎は“熊”というキーワードで、
尾藤を連れ風吹山へと向かいはじめていた。。。。。


敬称略



おやっさんへの昔の依頼人が現れ、
おやっさんの大きさを知り、自分の薄さを知る。

これが、、、、小沢和義さんだから、
ほんと、ハードボイルドを感じるだけでなく、

任侠モノの世界も、良い感じですよね。

と、、、

かなり、影の薄い主人公なのだが、
ま、

きっと、今回の事件のことで、なにかに気づき、
大きく進化するのでしょう。

そう考えれば、

たとえ、中途半端な前半であっても
たとえ、主人公の影が薄くったって

十分ネタフリとして成立しているお話である。

仮面ライダーWの。。。『味』も、損なっていませんし!



あとは、次回。。。
いつものとおり、キレイにまとめながら
どのような決着になるか??

。。。もちろん、事件を中心とした物語の方ですけどね!

変身するのは、分かっていますし。。。。。



ちなみに今回見ていて、一番感じたのは
鳴海荘吉と、尾藤勇。。。2人の物語を見たかった。。。こと。

外伝で、作ってくれないかなぁ。。。鳴海荘吉が大活躍している物語を!


これまでの感想
第30話 第29話 第28話 第27話 第26話 第25話 
第24話 第23話 第22話 第21話 第20話 第19話 
第18話 第17話 第16話 第15話 第14話 第13話 
第12話 第11話 第10話 第9話 第8話 第7話 
第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

天装戦隊ゴセイジャー epic.10 ハイドの相棒

『ハイドの相棒』

内容
望(中村咲哉)に親友が出来た話で盛り上がるアラタ(千葉雄大)たち
だが、ひとり、ハイド(小野健斗)は浮かない顔だった
“マジス”。。。。海辺で花を手向けようとした時、
目の前に、倒したはずのルビーウ星人・5000℃のクラスニーゴが現れる。
ほかのメンバーも駆けつけたが、“こいつを倒すのはオレだ”と
いつもの冷静なハイドらしくなく、熱くなりすぎているハイド。
マスターヘッドと通信が繋がり、“答え”を問われても
“クラスニーゴを倒す”と言い放つハイド。

かつて、ハイドには相棒のマジス(伊藤陽佑)がいたが、
強敵のクラスニーゴを倒そうと。。。。。。。
復讐に燃えるハイド。
冷静ではないが、ハイドなら気づくはずと考えるアラタ、アグリ(浜尾京介)

そんなとき、天知博士(山田ルイ53世)の親友だという
魚に詳しいさかなクン博士(さかなクン)が現れ、
アラタは、博士に協力するようハイドに伝え。。。。。


敬称略


兄妹ではあるが、パートナーがいるほかのメンバー。
だが、たったひとりの戦士だったハイド。

ハイドにも、相棒がいた!

その相棒は、敵を倒すために相討ちを狙い、倒したはずだったが。。。。

生きていた!
冷静なハイドが、復讐を考えはじめるが。。。。。


というお話ですね。


ハイドの相棒に対する疑問を解決するだけでなく、
物語も、冷静さを失うハイドという状態など

見どころは満載である。

そして、忘れがちだった、、、この作品の根幹。

“地球と全ての命を守ること”


そうなんですよね。
“戦”隊であっても“護星”であるということは、

守ることが最優先。

単純なお話ではあるが、ただ戦っているだけではないと言う事を
再び表現したお話でしたね。

どんなお話にするかと思っていましたが、
予想していた以上に、良くできていたと思います。


殺陣部分でも、ハイドの指示は、、
前回のことがあるから少しヤリスギにも見えてしまうが、
戦いの中で、さりげなく連携がなされているので、、、ま、いいでしょう。

物語がシッカリ作られていたので、問題ありません。




ただまぁ、冷静に考えてみれば、
“海”だから“海”の博士は、、分かるが、

年長者だからということで、天知博士がもっと絡んでも良かったかもね。
当然、、望もだけどね。

そこが少し、もったいない“使い方”を感じるところです。


これまでの感想
epic.9 epic.8 epic.7 epic.6 
epic.5 epic.4 epic.3 epic.2 epic.1 

臨場(2) 第2話 封印・後編

『封印・後編』
“封印~警笛の秘密!!”

内容
スーパーの警備員をしていた沢木俊也(反田孝幸)の遺体が自宅から発見された。
臨場要請で向かった倉石(内野聖陽)たちであったが、
現場には倉石が自殺と見立てた警察官・谷本(螢雪次朗)の警笛が残されていた。
死亡推定時刻は、谷本が自殺した日と一致。
殺人を犯した後、、、自殺をしたのか???
同僚の警備員・松田佐保子への聞き込みによれば、
以前、沢木が谷本の娘・絵梨華(金澤美穂)を万引犯で捕まえていたと分かる。
そして、やって来た所轄の警官・奥寺(鈴木浩介)に伝え、
そのことを奥寺が谷本に話していたと判明する。

やがて開かれる捜査会議。
沢木の現場の警笛が谷本のモノであると判明し、
現状の凶器と思われる灰皿から谷本の指紋が検出されたことも報告。
立原(高嶋政伸)は、接点もあったことから、谷本の犯行と断定する。
だが、倉石は、ハッキリと言う。
“オレのとは違うなぁ。接点より、現場だ”
と、鑑識にいた警察官の犯行であれば、指紋など証拠を残すわけがないと言い、
カギをかけるわけもないと、他に犯人がいる可能性を説くのだった。
同じ疑問は、立原も持っていたが、谷本を容疑者から外せないと言い切り、
倉石と立原の意見はぶつかってしまうのだった。

倉石は、城南医科大学法医学教室の西田守教授(小林勝也)に詳細な鑑定を依頼。
その後、谷本の行動を、再び検証をはじめる倉石。

同じ頃、沢木のマンション近くで谷本と絵梨華の目撃情報があり、
立原と坂東(隆大介)は、絵梨華への聴取をはじめると、、、
絵梨華は沢木に脅迫されていたと告白する。。。。

そのころ、沢木のすねの傷が気になる一之瀬(渡辺大)
痕跡から“警棒”と推測し、谷本の犯行の可能性を倉石に報告するが、
“それじゃ、根こそぎ拾えてねえなぁ”
という倉石は、自分の見立てを一之瀬、小坂(松下由紀)に伝える。
谷本が、絵梨華の犯行と考え、警笛や指紋を残したのだと。

そんななか、絵梨華が自殺未遂をしたと知り、立原に怒りをぶつける倉石。
“お前達の捜査は、見当外れだ”
疑いたくはないが、状況証拠は揃っていると言う立原であったが、
倉石は、立原に疑問をぶつけるのだった。
“制服警官を見た目撃情報が多すぎる”と。

五代刑事部長(益岡徹)は、動機も揃っていることから、
被疑者死亡で送検するよう立原に命じるのだが、
立原は、倉石が投げかけた疑問が引っ掛かり。。。。。。

一方、倉石は、コンビニの防犯カメラの映像を見て妙なことに気づく。
警察官、、谷本、、、また警察官?



敬称略


もう、、なんて言えば良いんでしょう。。

ミスター悪役?
登場すれば、犯人の可能性が、かなり高い。。。。鈴木浩介さん


“前編”を見た時点で、方向は分かっていたので
あとは、、“動機”と“事件の詳細”だけである。




“自分は余命3ヶ月
 谷本さんは、嘘をあの世に持っていこうと思ったんだろうよ
 だから、死を選んだ。


発生した殺人事件。
状況証拠は全て、倉石が自殺と見立てた警察官に向いている。
だが、違和感を感じる倉石は。。。。。。


ま、、そういうことだ。


“前編”を完全に無視すれば

家族を守ろうとした、ひとりの人情警察官の。。。。

というお話。

この手のドラマでは、ベタと言えば、ベタな展開だ。

倉石が、警察官を知っているという部分が、
少し強調されすぎではあるが、

それがあるからこそ、“今の倉石”があり、
同時に、、自殺という行動を選んだ先輩警官の気持ちも分かる
と考えることも出来るため、

倉石を色々な意味で深く見ることが出来たお話だったと思います。

そのうえ、“前編”とは違い
倉石と部下とのぶつかり合い。。そして、立原とのぶつかり。

やっぱり、キャラ同士のぶつかり合いなどは、ドラマの定番。
そして、キャラの表現の場である。


“後編”だけを見れば、
ようやく“臨場”らしい、感じのお話である。

これならば、、、期待感を持ってみることが出来るでしょうね。




“前編”のような状態なら、、、困っていたところだ

そう。。実は、、今回の問題は、この部分にある。
“前編”は、、登場人物の説明と軽めの、、普通の刑事モノだったとすれば
“後編”は、、、“臨場らしい”お話。

ハッキリ言うが、、、“前後編モノ”にする必要があったのか??

前回感じた疑問が、より一層深くなったのも事実だ。

バラバラで成立するお話なのだから、
物語にキレを作るために、、1話完結にして欲しかったモノである。



あ。。そういえば。“1”で、ほとんど話をしなかった西田教授。
“かくれんぼ”。..知っているんだね。。。
そのうえ、意外と饒舌!
ビックリしていまいました。


と言う事で、ラストは。

“人はなぁ、独りで生きてるんじゃねえ
 誰かに思われて
 支えられてるから、生きていけるんだ”

カッコ良く決めた倉石である。




もう一度書かしてもらうが、
“後編”だけを、、、“第1話”に出来なかったのかな???


これまでの感想

第1話

絶対零度~未解決事件特命捜査~ 第1話 悲しみを溶かす日

『未解決事件特命捜査~悲しみを溶かす日』

内容
6万件の未解決事件が存在。
それに対応するため警視庁は捜査1課に特命捜査対策室を設置した。

1999年末。。。。。。事件が発生。

2010年、奥多摩スカイラインの建設予定地から白骨死体が発見された。

特命捜査対策室室長・長嶋秀夫(北大路欣也)は、
特命捜査第4係の倉田工係長(杉本哲太)を呼び出し、再捜査を命じるのだった。
“東都銀行3億円横領事件”
当時、容疑者と思われた主犯の大貫清美(宮下ともみ)とともに、
飯島友江(松岡恵望子)、迫田麻衣(小松彩夏)の3人が失踪。
白骨死体から迫田の社員証が見つかったのだ。
科捜研の大森紗英(北川弘美)、竹林工(木村了)らの分析の結果、DNA一致。
死体は、迫田麻衣であると断定される。
倉田係長は、桜木泉(上戸彩)と深沢ユウキ(丸山智己)に聞き込みを命じる。

やって来て3ヶ月の新人の泉は、深沢の聞き込みのメモ係。
科捜研では、現場の遺留品に数字の羅列の報告を受け深沢は、銀行口座と推理。
調べてみると、迫田の恋人だった宮本弘史(徳秀樹)の口座であった。
事件後、口座には“ミレニアム”という人物から500万の入金があり、
その金を使い宮本は借金を返済。だが誰が振り込んだか知らないという。
疑問を感じながらも、その場を後にするふたり。

そのころ支店長の木村行信(渡辺憲吉)に聞き込む
高峰涼子(山口紗弥加)と塚本圭吾(宮迫博之)は、
以前、大貫の横領を木村がもみ消していたことが分かってくる。
当時。。。大貫は、母ひとり子ひとりで育ち、母・聡子(朝加真由美)に
その金を受け渡していた疑惑が存在していた。
雑誌記事などで読んだ泉は、聡子への聞き込みを志願するのだが、
上手く聞き出せずじまい。

一方で、白石晋太郎(中原丈雄)は、倉田に対し、
ネットで流れる映像について伝えていた。
それは大貫清美が殺されていると思われる映像だった。

生き残っているのは、飯島だけなのか?

やがて、ひとりの男が浮かび上がる・
大貫の恋人・田神慎二(塚原大助)。。。宮本に金を振り込んだ男だった。
色々と仕事を依頼し、その口止めのためだという田神。

そんなとき、白石が高林を使って分析させ、大貫の殺害現場を特定。
現場の捜索で、、、飯島の白骨死体が発見される。
大貫は、生きているのか???映像は偽装なのか??
疑惑が新しい疑惑を生み出し、遅々として進まない捜査。犯人はいったい?

メモを見つめていた泉は、疑問を感じていた。
なぜ、3億も横領したのか?
身寄りが母しかいないのに、母にも連絡がない?
映像を元に、、ふたたび、殺害現場と思われる場所へ向かう泉。。。。。


敬称略



公式HP
http://wwwz.fujitv.co.jp/C-273/index.html


簡単に言えば、

未解決事件を解決する!

ま、、、そういったお話のようだ。



なんていうか、、、
演出的に、2009年01月期の月9=『ヴォイス』のニオイが少ししますが、、

それに、未解決事件の解決という、この手の刑事モノの定番の物語。
科捜研だって、かなり都合よく色々分析!

と。色々な意味で既視感はあるのだが、

それは横に置いておくとして。。。。。


物語だけを見れば、

中盤から新人刑事を前に出しすぎているという、ヤリスギ感はありますが
そこは、主人公なので...無視。

登場人物を、かなり上手く使いながら、
事件にいたる映像を小出しにして、
主人公が自分と重ね合わせるなど、、、

魅せる部分は魅せ、作るところは丁寧に作る。
御都合主義の部分さえ気にならなければ、
テンポも、良すぎるほど良く


個人的には、面白いドラマだったと思います



ただし、、、あくまでも『それなり』
というのも、、、疑問が2つ。


先ほども書いたが、主人公を前に出し過ぎていること。
それも、、、過去を描かず過去を絡める。。。って。。。。う~~~ん。

そして、演出としての映像の小出し。

細かい過去のことは別に良いとして、
この2つ。。。かなり『好み』が分かれる部分だ。

たとえば、前者は、上戸さんのファンならば喜ばしいが
そうでないと。。。都合が良すぎ、くどくうつる。
後者は、ひとによって、表現していることが前後しすぎ理解できない。

ということだ。


難しいよね.こういうドラマ。
悪くはないと思うのですが、

ここまで凝る必要あったのかな???

変な言い方ですが、
1時間のドラマを見ているのに、2時間以上見たような疲れ方をした私である。
“目”も、、“頭”も

個人的には、かなり高い評価を与えたいところなんですけどね!
こんなに疲れなければ。。。。

龍馬伝 第15回 ふたりの京

『ふたりの京』

内容
文久2年、
土佐藩主・山内豊範(染谷将太)が、半平太(大森南朋)の進言で京へと入り、
その後、尊王攘夷派である公家・三条実美(池内万作)に面会した半平太は、
早急な攘夷実行を求めるのだった。
だが、その行動を越後の浪人・本間精一郎なる者が
己が手柄にしようとしていると知った半平太は、以蔵(佐藤健)へ目配せをする。

そんななか、京にいる加尾(広末涼子)のもとに、龍馬(福山雅治)が現れる。
兄・収二郎(宮迫博之)から、脱藩のことを聞いていたこともあり
会うことを一度はためらうのだが、どうしても会いたい。。。
その気持ちは、龍馬の元へと走らせるのだった。
そして、誰も来ない部屋に龍馬を招き入れる加尾。

“龍馬さんに……会いたかった。。。”
“加尾……”

2人は、変わらぬ心身を確かめるかのように、一夜を過ごす。。。。

翌朝。事件が起きていた。本間が何者かに殺されたと。
勤王党の面々は、大喜び。
事態を知り、半平太は収二郎に告げるのだった“以蔵は使える”と。

そのころ、土佐に戻っていた弥太郎(香川照之)は、
自分の人生をあざ笑いながら、まるで農民かのような暮らしをしていた。


京の加尾の元に身を寄せる龍馬。
加尾から、半平太たちと行動を出来ないのかと龍馬は問われるのだが、
思いは同じでも、もう道を違えていると告げるのだった。

やがて、勅命を伝える実美の護衛となり、江戸へ向かうことになった半平太。
それを喜ぶ半平太らであったが、逆に、その出世をやっかむ者もいた。
そんなとき、以蔵と龍馬は再会する。
同じ頃、役目は終わったと、土佐に帰るよう兄・収二郎に告げられた加尾は、
“いまさら、土佐に戻っても、あの人はおらん”と反発するが、
その兄の強引な言動で、兄たちが“人殺し”をしていることに気づくのだった。

悲しみのあまり加尾は、龍馬のもとへ向かったつもりだったが、
そこには酒盛りをする以蔵と龍馬がいた。
懐かしさ。。。。だが、以蔵が“半平太の仕事”をしていると知るふたり。

“人の道に外れたことをしてはいかん。
 みんなで、力を合わせて異国に立ち向かわなきゃならん。
 ケンカは、すな。
 真に強い者は、めったなことじゃ、剣は抜かん”
と、、龍馬は諭すのだった。
だが同時に、龍馬は、どうにもならないことになっていると知ってしまう。

“このままでは日本は自ら滅びてしまう”
その龍馬の苦しみを見た加尾は、
“龍馬さんに生きる道を教えてくれるがは、そのお方以外にはない”
と、江戸の勝麟太郎という存在を告げるのだった。。。。


敬称略



と言う事で、第2部。。。始まって早々。。。
本当の意味で、“加尾編”の終わり。..と言う感じかな。

“男の人って、どうして、そんなに熱うならはるんやろ
 みんな、日本を守りたいとお言いやすのに
 己の生き方は、なかなか、変えられへんのどすわなぁ。
 勝麟太郎。。
 龍馬さんに生きる道を教えてくれるがは、そのお方。
 私、龍馬さんに会えて嬉しかった
 まっこと、天にも昇る喜びやったき。
 でも、兄上の言うたとおりやった
 おまさんは、私の知っちゅう龍馬さんじゃのうなってしもた
 京へ来たがは、わたしにお別れを言うためやったがや。
 えいちや
 私はここで龍馬さんと、夫婦のような時を過ごせただけで
 幸せ者やき
 どうぞ、江戸へ、行ってつかあさい
 おまさんは、大きなことを成し遂げるために
 この世に生まれてきたお方やき。
 わたしのことは、もう忘れてつかあさい。

“すまん。。加尾
 けんどの、おまんは、ひとつ間違うちゅうぞ
 わしは、本当におまんに会いとうて、来たがじゃ

“龍馬さん
“すまん、。。。加尾。ごめんちや。

“ありがとう。。。龍馬さん。。。



変わっていく友人達の姿を見て悩む龍馬。
手をさしのべてくれる加尾。

そんな物語ですね


細かいことを言い出せば、やり過ぎな部分はあるが、
今ここで、以蔵を描かなければ意味はないし、

その流れから、龍馬が色々なことを知るなど、
思った以上にスムーズな感じであったと思います。


ま、、あれこれ言っても始まりません。

ドラマですから!!


でも、龍馬視線で、上手く描いた方じゃないかと思います。
加尾との“別れ”も

加尾の強さを見て、、、そしてお互いの気持ちを分かり合い、
ホント、、良い感じだったと思います。

広末涼子さんも、、“良い目”でしたしね!
以蔵との時も、福山さん、佐藤さんを含め、ホント良い感じだったし。

いつだったかの“女たちの龍馬伝”という特番で放送していた意味が
やっと、分かったような気がします。

加尾。。。。。。土佐にいる時よりも強い女になった。
である。

そして、感動的な、、切なく、、そして、、涙の別れ。。。
加尾の変化に頼もしさを感じるとともに、悲しさも。。。

殺伐とした物語に、、、良いお話でした。




しっかし、ここで、、龍馬はともかく、半平太、、、江戸か。。。
思っていた以上にテンポが早いことに
正直、驚いています。



これまでの感想

第14回 
第13回 第12回 第11回 
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 

臨場(2) 第1話 封印・前編

『封印・前編』

内容
ある日の夜のこと。
赤羽第二交番勤務の警察官・谷本正博(螢雪次朗)の緊急ブザーが鳴り響いた。
直後、ある公園で、谷本が自らの銃でこめかみを撃った死体が発見される

臨場要請を受ける警視庁刑事部鑑識課の検死官達。
検視補助官の小坂留美(松下由樹)検死官心得の一ノ瀬和之(渡辺大)が到着後
遅れて、、、キュウリをかじる男が到着する。
検視官の倉石義男(内野聖陽)だった。

検視を始める検死官達。
小坂、一ノ瀬は、捜査一課長の管理官・立原真澄(高嶋政伸)に
状況証拠から他殺と説明するのだが、
そこへ到着した刑事部長の五代恵一(益岡徹)に
倉石は自分の見立ては、“自殺”であると、断定するのだった。
五代は警官が自殺した上、銃を奪われるという失態を重要視。
それでも、倉石は自殺であると言う。
だが、自殺と見立てた倉石にも、1つの疑問があった。警笛が見つからない。。。

実は谷本、以前鑑識課に所属し、倉石が尊敬する生真面目な先輩であった。
だが10年前妻を亡くし、娘・絵梨華(金澤美穂)の面倒を見るために
自ら地域課に異動を申し出たのだった。
谷本の妹・内藤佳苗(水木薫)によれば、死ぬ理由は分からない。
そのうえ、どうやら、絵梨華とは上手くいっていないよう。。。。

そんななか、谷本が進行性のガンで余命3ヶ月であると分かり、
自殺の動機づけは出来たのだが、銃は見つからない。
五代は、立原に対し銃の早急な発見を命じるのだった

まもなく、谷本の銃を使ったと思われる事件が発生する
変死体の主は長谷川隆志(平山祐介)。
元自転車競技のオリンピックの候補選手だった。
第一発見者でもある元妻の山岡紀美代(押元奈緒子)によると、
2年前、自転車の人身事故で相手の子供を死なせてしまい、禁固刑。
紀美代が、息子の春斗のことで話し合うためにやって来た時には
すでに死んでいたという。
手に拳銃を持っていたことから自殺かと考えられたが、
倉石は、詳細な証拠から、他殺であると断定する。

やがて、谷本が死んだ公園近くに、
長谷川が殺してしまった少年・戸張大樹の離婚した両親が住んでいると判明。
立原は、坂東治久(隆大介)江川康平(辻谷嘉真)に聞き込みを命じる。
母・玲子(辺見えみり)に事情を聞くと、、、家にいたと証言。
一方、父・慎二(松田洋治)は、夜釣りに出かけていたと証言する。
だが先月。慎二が長谷川と近くの居酒屋でケンカをしていることが分かると、
殺していないと慎二は証言するのだった。

そのころ、倉石は、どうしても警笛のことが気になり
交番で谷本の勤務シフトを確認すると、
同僚の警察官・奥寺宣彦(鈴木浩介)から、妙な証言を得るのだった。
事件当日、警察官の柏木が、現場に向かう予定だったが、
なぜか、谷本が買って出たという。。。。。。。

同じ頃、立原は、戸張夫婦が長谷川事件の犯人と見立て、家宅捜索。
すぐに戸張が所有するマフラーの繊維が、長谷川の部屋にあった繊維と一致。
戸張慎二は、長谷川の殺害を自供するのだった。
だが、、立原は逮捕状を取れずにいた。自供の詳細が曖昧すぎる。
すると倉石が。。。。。。



敬称略


公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/rinjo/



ちょうど1年前
2009年04月期のドラマの続編である。



いきなり厳しいことを書かせてもらいますが。

わざわざ前後編モノにするのは辞めましょう!!!


被害者の楽しそうな姿を見て、
犯人が拳銃を買うだけで、十分成立するお話である。


きっとね。
“家族”というキーワードで、描こうとしているのだろう。

なら、、倉石の妻と重ねるだけで十分ですよね???


とまぁ。そんな疑問はあるのだが、

初回だし、どうしても倉野の過去を重ねたい!
それでいて、少しでも複雑にしたい!


そういうことなんでしょうけどね。。。。。


それはさておき。
物語は、倉石が尊敬する先輩。。。元鑑識官が死んだ。
倉石は自殺と見立てるが、銃が見つからない。
その銃で殺人事件発生!

ということである。


もう一度書くが、
引き延ばしている印象は多分にあるのだが

倉石の面白さと情熱はキッチリ表現されているし、

謎解きの面白さも“前作”のままである。

ドラマとしては、十分面白かったと思います。

新刑事部長も登場したしね!
もう少し、鑑識課での倉野と部下のやりとりが見たいのだが、
その部分が少なかったのだけが、少し残念なくらいである。

ま、。。。初回としては、、、これくらいかな



でもね、もう一回書かせてもらう。
1話完結にしてくれ!

キャラが面白く、作品として面白いのだから、
もったいないです!

龍馬伝 第14回 お尋ね者龍馬

『お尋ね者龍馬』

内容
明治15年
岩崎弥太郎(香川照之)に取材する土陽新聞記者の坂崎紫瀾(浜田学)
龍馬脱藩について話を聞こうとするが。。。。

文久2年、吉田東洋(田中泯)が武市半平太(大森南朋)らに暗殺され、
土佐藩の実権は、東洋ら改革派から、保守派へと戻るのだった。
近習の柴田備後(北見敏之)や半平太らは、
土佐藩主・山内豊範(染谷将太)に上洛を進言。
完全に、土佐藩は、半平太により動かされることとなる。

そのころ、後藤象二郎(青木崇高)は、
東洋暗殺を坂本龍馬(福山雅治)によるものと断言し、
弥太郎に龍馬捜索を命じるのだった。

同じ頃、大坂では、龍馬を語る男ふたりがいた。
沢村惣之丞(要潤)と溝渕広之丞(ピエール瀧)
龍馬脱藩と聞き、驚く溝渕であったが、
それ以上に龍馬が向かったのは、薩摩と聞き驚くばかり。
その大坂に、上洛のために藩主の山内豊範を奉じた半平太らが、
平井収二郎(宮迫博之)、岡田以蔵(佐藤健)らとともにやって来るのだった。
だが、豊範が病に倒れ、藩邸で動けず、いらつく半平太たち。。。

やがて、龍馬の噂を聞きつけた弥太郎が、龍馬捜索で大坂にやってくる。
だが、噂は噂。。。。見つかるはずもない。。。そう思っていたところ、
偶然にも薩摩から帰ってきたという龍馬と再会するのだった。
脱藩の理由が、暗殺ではないと断言する龍馬。
攘夷の志を失ったわけではないと言い切り、
そのうえ、奇妙な、、、脱藩理由に戸惑いを見せる弥太郎であったが、
そこに弥太郎とともに龍馬捕縛にやってきた郷廻り・井上佐市郎(金山一彦)が、
あたりの侍を使い捕らえようとするのだが、
龍馬の強さに、誰ひとり太刀打ちできず。。。
弥太郎に土佐に帰るよう促し、龍馬は立ち去っていくのだった。
今まで弥太郎自身が見たこともない、、、、龍馬の凄みだけを見せて。。。。。

そんな、お尋ね者の龍馬は、半平太が滞在する陣屋を飄飄とした風体で訪れ
東洋暗殺について問い詰めるが、天の運命だと答える半平太。
お互いに“昔”とは違うことを感じるだけの再会であった。
捜索者がいるコトだけを言い残し、立ち去っていく龍馬。
半平太は、役付から外され悩む以蔵に声をかけ、、、、、、、


敬称略


第2部の開始

ですね。。

というか、
それぞれのキャラ説明と状況説明をしている状態。

そんな感じでしょうか。
それくらい、多方面にあれこれと説明がなされた今回。

最終的に、以蔵の“デビュー戦”、、、、という。。。。

ま、目立たなかった佐藤健さんなので、

ここか!!
なるほど、そういう流れなら、、、、

そんな妙な納得感で支配されたのは言うまでもない。


たしかに、細かいことを言い出せば、ちょっと強引だけど。
でも、

土佐勤王党の末路も描かなければならないし、
龍馬も描かなければならない。

あ。。。ついでに、弥太郎も!

そう考えれば、
“第2部”としては、悪くはない始まりだったと思います。

もちろん、、、後味は悪いんですけどね!

そういうお話なのだから、仕方ありません。




それにしても、気のせいか。
武市半平太が、ほぼ主人公状態の“第2部”ということもあり、
なんだか、、坂本龍馬。。。。影が薄いんですが、、、、(苦笑)

いやまぁ、“まだそういう時期”というのもありますし、
分かってはいるのだが、、、、、、

目立っていたのは、大立ち回りだけ?

とりあえず、半平太の物語と、
龍馬が少しでも変化していくのかどうかを、見ていくことになりそうだ。


これまでの感想

第13回 第12回 第11回 
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回

仮面ライダーW 第29話 眠り姫のユウウツ

第29話『悪夢なH/眠り姫のユウウツ』

内容
“怖くて眠れない”という雪村姫香(麻生夏子)が、海探偵事務所を訪ねてくる。
夢に現れる怪物に捕まったら、2度と目覚めなくなる。。。。という。
風都大学のある研究室の男子学生達に、そんな現象が起きているらしい。

ドーパントの仕業と考え、
夢を研究しているという研究室に向かう翔太郎(桐山漣)と亜樹子(山本ひかる)
ただ、、“明晰夢”を研究しているという赤城教授(西冬彦)によれば、
実験をしているだけで、問題はないと。
そんななか、竜(木ノ本嶺浩)と翔太郎が、装置を借りて実験開始。
夢の中で退治しようと試みるが。。。。。。

翔太郎は、バカにしていた時代劇のDVDが面白すぎて。。。。

一方、竜の夢には、死んだはずの妹・春子(笠原美香)が現れ、
刃野刑事(なだぎ武)と結婚。..と言う悪夢が!?
と、そこにナイトメア・ドーパントが姿を現し、アクセルに変身するが、
倒されてしまうのだった。

フィリップ(菅田将暉)は、検索をはじめるが、手がかりが見つからず。
1つの作戦を考え出し。。。。。。

敬称略



内容自体は、前半なので、ネタフリだけ。

結局、

ライダーとなって夢に入る。

それだけの内容なのだが、


時代劇シーン。。。。気合い入りすぎ!!(笑)


もう、頭の中が、それだけになってしまっていて。。。。


ホント、良くできているよね。小道具に至るまで!

こう言うところを見れば、
オモシロのセンスだけでなく、スタッフの意気込みが分かるというもの。

サスガ!!

と、言っておきましょう。


で、現実世界では、ヤツが登場。


ほんと、ネタフリにしては、過ぎる危機演出とオモシロ演出。
魅せ場だけはたっぷりで、
キレイにまとまるかどうかが、不安になるほどのお話である。

楽しいんだけど。。。
これ、、まとまるのか?



これまでの感想

第28話 第27話 第26話 第25話 
第24話 第23話 第22話 第21話 第20話 第19話 
第18話 第17話 第16話 第15話 第14話 第13話 
第12話 第11話 第10話 第9話 第8話 第7話 
第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話