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龍馬伝 第13回 さらば土佐よ

『さらば土佐よ』

内容
半平太(大森南朋)たち土佐勤王党が掲げる“攘夷”
その攘夷を土佐藩の実力者・東洋(田中泯)に訴え出た半平太たちであったが、
失笑され、抑え込まれてしまうのだった。
覚悟を決める半平太。。。。“東洋がいる限り、何も変わらない”
話を聞いた龍馬(福山雅治)は、東洋に真意をただすことを半平太に約束。
場合によっては、斬ると説得するのだった。

そのころ、後藤象二郎(青木崇高)は、東洋が買う“龍馬”に対し嫉妬。
弥太郎(香川照之)に対し、、、龍馬暗殺を命じていた。
手渡された“毒”を見て、悩む弥太郎
たまたま、茶店にいた龍馬を見つけ、龍馬が席を外した瞬間、
その湯飲みの中へ毒を入れるのだが、
弥太郎は、龍馬が飲もうとした湯飲みを払いのけ、命を救う。
そして象二郎に命じられたことも告白し、、これが上士と下士の関係であり、
“仕事”であったと、、、、嘆くのだった。

やがて、東洋の屋敷を訪ねた龍馬は、
このままでは土佐が2つになってしまうと、半平太を使って欲しいと訴えるが
東洋は、土佐のことを考えていると告げ、半平太は無能だから使わないと断じる。
そして下士であっても取り立てる用意があると、
半平太に見切りをつけるよう龍馬を諭すのだった。

そんななか土佐勤王党に見切りをつけた惣之丞(要潤)から、
脱藩を勧められる龍馬
もしも“脱藩”すれば、、、権平(杉本哲太)乙女(寺島しのぶ)らに、
害が及ぶかも知れない。。。。龍馬は苦悩する。。。だが土佐を出たい。。。
龍馬の様子がおかしいことを察した権平たちは、慌てふためく。
だが
乙女“自分がやりたいことを見つけた。
 やっと見つけたがです。自分の進むべき道を”
は、権平らに、理解してあげるようにと話しだし。。。。

一方、半平太を訪ねた龍馬は、東洋を殺すべきではないと訴えると、
半平太が思いのほか冷静に応えてきたことで、
明らかにオカシイと気づいた龍馬は、半平太の説得を試みる。
だが“もう、昔とは違う”と、、、半平太は龍馬に告げるのだった。

その半平太の覚悟を知り、絶望の中、、龍馬の心は揺さぶられる。


敬称略



ついに、第一部。。。完!!!


権平“わしらには、わしらの戦い方があるがぜよ!!”


台詞としては、あまり出てこないが、
この台詞が、、、権平、、、そして、坂本家の龍馬への想い。覚悟。
と言う部分だけでなく、

半平太、、弥太郎たち。。。。

多くの者たちの“心”だということだろう




物語は、
絶望感に包まれた半平太が、暗殺を決め、
その状況の中、、、ついに龍馬が脱藩である



ただやはり、若干、龍馬の気持ちの表現が中途半端気味なのが気になるところ。
実際、半平太に関しては、“これでもか!”と描かれてはいますけどね。。。

ドラマとしては、“多くを語らずとも”ということなのだろうし、
“絶望”は表現されているのですが。

半平太とは“仲間じゃない”ようなことを語りながら、
“仲間”で、考えろってのも、無理を感じてしまうのも確かである。

ほんとは、主人公なんだから。。。もうちょっとね。。。
って言う気持ちが、私の中では、かなりを締めていますが、、、、、

それなりに”楽しめているので、これはこれで良いのかも知れません。

気になるけど、、もう、いいや、これで。

坂本家の面々の気持ちと覚悟も表現されたし。。。。



しっかし、なんて言うか、
たま~~~に、“甘い”部分がありますよね。

“アレッ?”って言う感じの!

そら“知識”などはあるけど、ドラマって“そういうこと”じゃないはずなのに。。。
ここに来て視聴者の“想像任せ”のような。。。。

先日から突然出てきた“脱藩”という言葉だけが、一人歩きして、
覚悟を決めず、なんとなく飛びだしたような印象が。。。(苦笑)

なんていうか、“流行り”だから。..っていう感じですね。


正直。
個人的には、、、ギリギリ、、、“満足”という程度である。
悪くはないけど、、、、それと“面白い”は、違います。


これまでの感想

第12回 第11回 
第10回 第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 

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龍馬伝 第12回 暗殺指令

『暗殺指令』

内容
土佐の多くの下士たちを集め、
“尊皇攘夷”を旗印にする“土佐勤王党”を結成した半平太(大森南朋)たち。
半平太たちは、龍馬(福山雅治)に参加を促す。
“おまんなしでは、いかんがぜよ”
下士たちの想いを受け、覚悟を決めた龍馬は、血判状に署名。
その後200名あまりが署名し、土佐における一大勢力が誕生する。
それは、上士達が一目置くほどのモノであった。

そんななか収二郎(宮迫博之)以蔵(佐藤健)らと飲んでいた龍馬は、
沢村惣之丞(要潤)と出会う。。。
武市が攘夷を決行しないことを断じ、
長州の久坂玄瑞(やべきょうすけ)が、攘夷を決行しようとしていると話し出す。
あの、、、吉田松陰(生瀬勝久)の弟子になる男だった。

同じ頃、半平太は攘夷を実行するようにという意見書を、藩に出し続けていたが
まったく、東洋(田中泯)らに、見向きもされずにいた。
憤慨する半平太であったが、
その半平太に“攘夷”というモノを知りたいと長州行きを願い出る龍馬。
久坂玄瑞に会いたい。。。。その想いで旅立っていく。

一方、弥太郎(香川照之)は、喜勢(マイコ)と結婚。
東洋から“郷廻り”に任じられていることもあり、順風満帆。

そして長州の萩に到着した龍馬は、久坂に面会を果たし攘夷について問うていた。
すると久坂は、アメリカから不平等な条約を幕府は結ばされたと語りだし、
日本国が追い込まれていると話すのだった。
脱藩してでも立ち上がるべきであり、志があるなら攘夷を実行あるのみであると。

そのころ、土佐勤王党の面々は、実行できずにいる半平太に詰め寄っていた。
なんとか治めたモノの、半平太も戸惑いを隠せずにいた。
藩の実権を取り戻した山内容堂(近藤正臣)が
攘夷に動き出すというもくろみが崩れていたためであった。
それでも意見書の提出を辞めない半平太であったが、
勤王党を押さえきれないところまで来つつあった。。。。。

その一方で、後藤象二郎(青木崇高)から、半平太の意見書の事を聞いても、
東洋は、まったく動こうとせず、門前払い状態。
そんな東洋に業を煮やした半平太たち勤王党は、東洋の屋敷に押しかけ
直接、東洋に、攘夷に動くべきであると訴えるのだが、
山内家の大殿が、徳川に楯突くはずがないと東洋は断じるのだった。
足蹴にされる半平太。。。。それが勤王党の限界であった。
ついに半平太は。。。。。。。

長州から帰った龍馬は、弥太郎から半平太のことを伝え聞き、胸騒ぎを感じる。

敬称略


お話は
勤王党結成から、“大事件”までのいろいろである。

まぁ、こう言っちゃオシマイだが、
署名以外で。龍馬。。。。必要あったのかなぁ。。。と

そんなコトを少し感じてしまいましたが。。。。主人公なので!
脱藩しなきゃならないし。。。。と、、

とりあえず、そんなところもありましたが、

物語は、半平太を中心にした土佐勤王党のお話ですね。


“あの龍馬”が加わったと、喜び勇んだモノの
半平太の思惑に反し、勢力作りをしても意見署は通らず。
限界を感じ始め、、、、ついに、直訴!
、、、それは、プライドをズタズタにされ半平太が覚悟を決めた瞬間だった!

そういうお話ですね。

そして、、、最後は、、、“土佐が動き出す”という感じだ。


ほんと、大森南朋さんの演技に助けられている部分もありますが、
かなり丁寧に、武市半平太の苦労は、描かれていた感じですね。

下からは突き上げられ、上からは足蹴にされ。。。
どうにもならなくなっていく姿。

切なく、そして悲しくもありますが、
半平太の変化は、シッカリと表現された。

だからこその決断。


やってしまうことは、暗殺という負のイメージではありますが、
そこに、キッチリと意味づけしたのは、ドラマとして面白い部分ですね。

もちろん、“正当化”をしているわけではないことは、
龍馬という人間の動きが示しているのは言うまでもない


それにしても、“最終回”に向けて、ホント上手く盛り上げましたよね。
こういったクライマックス作りを、していくんだね。。。。なるほどね!




ってことで、次回、、第1部、、完結。

少し気になっているのは、第1部から第2部へ、、、どうやって繋ぐか?
分けてしまうのか、、、それとも、
カタチの上では、そういったことにしているが、
なんとなく、流していくのか。。。。

わたし的には、内容よりも、気になっている部分ですね。


これまでの感想
第11回 
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第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 

泣かないと決めた日 第8話(最終回)長いトンネルの先

『今夜ついに完結はい上がる女伝説!

内容
フェアのための中華のシェフ・中村恭一郎(今井雅之)との試作料理作りは、
千秋(片瀬那奈)も協力してくれ順調に進んでいた。
そんなとき、会社にやってこない佐野有希子(木村佳乃)を心配し
自宅を訪ねる美樹(榮倉奈々)。
すると、、有希子は倒れていた!。。。急性アルコール中毒。
桐野(藤木直人)も病院に駆けつけ、意識を取り戻した有希子は、、、告げる。
数年前にあった、不正な取引について。。。。

一方、梅沢(段田安則)に呼び出された仲原(要潤)は、
美樹との関係を問いただされ、美樹を子会社へ出向させるつもりと聞かされる。
そのことで、美樹も呼び出されるのだが、桐野が間に入り、桐野が預かることに。

そんななか、有希子を心配し、再び訪ねた美樹は、
有希子が、イジメにより会社を辞めた社員・山内静香(柳沢なな)のことで、
悩んでいると知る。そして、、、酒に走ってしまっていたと。。

やがて、フェアの会場の準備も進み、。。。。ついに、、、フェアも明日。
その日の夜の会社で、残業をしていた千秋は、
田沢(長谷川純)のPCにあるモノと見つけ、“真実”を理解する。
すべては、万里香(杏)による策略であった!
そして仲原も事実を知るのだった。

同じ頃、どうしても気になった美樹は、静香に会い、
自分が受けてきたいじめを告白していた。
そして、有希子が苦しんでいると告げる。。。

そして翌日。。。。フェア当日。
会場で、最後の準備をする美樹。。。。そこへ、食材が届く。
明らかに、少なすぎる食材の量。
美樹や千秋達は、担当していた西島(五十嵐隼士)があったと気づくのだった。
怒った中村は帰ろうとするが、千秋、琴美(紺野まひる)早苗(町田マリー)が、
中村に頭を下げ、、、、すぐに食材を集めると言う事で、時間がもらえる。
田沢も加わり、必死になって食材集めをする美樹たち。
その頑張りを見た中村も、協力し。。。。。。。無事にフェアが開催される。

“準備をしていて無理かもしれないと思ったこともありました。
 諦めそうになったこともありました
 でも、そんなときに見守ってくれている人たちがいました。
 手をさしのべてくれた人たちがいました
 たくさんの支えがあって、今があります
 決めつけなくて良かったと思いました、諦めなくて良かったと思いました。
 皆さんに美味しいと言って頂けたら嬉しいです


だが、そのころ、出社した有希子は、梅沢から辞表提出を求められ、
どうにもならない状態に追い詰められてしまっていた。
桐野は感づく。。。
不正隠しのために利用しようとしている梅沢こそが、元凶であると。
はじめから、佐野と美樹が狙われていた!!
桐野は、仲原と協力し。。。。。。。。

敬称略


桐野“人を陥れて手に入れた幸せなんて、はかないモノだぞ。

この言葉が全てだったようなお話である。

そして
なんだか、かなりカッコイイ
片瀬那奈さん、藤木直人さん、、そして、、要潤さんである。


“あのとき、あなたのことを信じようとしなかった。
 ごめんなさい。”


物語は、美樹が提案のフェア。。。
真実に気づき、一致団結して大成功!

ま、、そんなところである。

あとは、、、梅沢の悪事発覚!
ついでに、
いるのかどうか、まったく分からないが万里香。。。である。


多少、詰めこみすぎの印象もあるが、
ちょっとしたことをきっかけにして、変化していく流れはキッチリしているし
サクセスモノとしても、、、不正告発の物語としても、
十二分に楽しませてもらった感じだ。


“出来すぎ”は、、、禁句と言う事で!
だって、、、“ヤリスギ”の、イジメ表現もあったことですし!


しかしまぁ、万里香の台詞。
“何で邪魔するのよ!”、、、じゃないよね。。。

“何であなただけ幸せになるのよ!”、、、ですよね。。。

そのうえ
“私は、あなたと一緒にいたいだけなの!”
にしても、、、そういう展開で進んでいなかったような。。。。。

と、少し気になる部分ではあるが、
他のところで、キレイにまとまっているし。
それなりに楽しめているから、良いけどね!

桐野“お前には、佐野もいるし、俺もいる




ドラマ全体を見て

序盤、明らかに不自然すぎるほどのイジメ表現。
ここが、全ての分かれ道だったような気がします。

ここで我慢できれば、、それなりに楽しめるヒューマンドラマに。
出来なければ、、、ただただウザイだけのドラマ。

そういうことでしょうね。
最終回の感想でも少し書いたが、
一部のキャラの登場理由の不確かさと、不自然さ。
1つのオモシロ味でもあるが、逆にドラマとして足を引っ張っていたのも確か。

その部分と
多少..犯罪者集団気味なのは、ヤリスギ演出の一部として受け入れれば、

“誤解さえなければ、理解できないという感じではない”
という絶妙かつ微妙なバランス。
それは、いじめる側も、いじめられる側も。

と、、上手く感じさせることが出来て、
起伏があるだけでなく、

主人公の成長も見えた、一種の社会派ドラマにもなっていたと思います


そして、主人公が成長し、強くなったからこそ、
“妹”との関わりにも意味が出てきた感じだ。

これも、前回からの急展開ですが、、、ここもね、気にしない、気にしない。

キレイすぎるほど、キレイにまとまったことですし!

あと少しで、傑作になったかもしれないことだけは、
残念ですけどね。
たった8回だからね、、、もうあと、2話くらい使って
丁寧に描けていれば。。。。。
そんな感じかな



社会という名の扉の向こうで私を待っていたのは、長い長いトンネルだった
その暗闇の中を私は歩いてきた。
つまずいても立ち尽くしても、一歩、また一歩
そして、今、遠くにかすかな光が見える。
その光は幻かも知れない
たどり着く前に消えてしまうかも知れない。
それでも。。。。私は信じてる。
未来は、キラキラと光り輝いていると




これまでの感想

第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話

龍馬伝 第11回 土佐沸騰

『土佐沸騰』

内容
龍馬(福山雅治)がプロポーズをした加尾(広末涼子)が、
半平太(大森南朋)たちの策により、京へと向かうこととなり、
ショックを受ける龍馬。

同じ頃、長崎へと向かったハズの弥太郎(香川照之)であったが、
突然、、、、、土佐に帰ってくる。藩の金を使い込んでしまったという。。。

だが、そのころ江戸では、大事件が発生していた。
桜田門外の変である。。。。大老・井伊直弼(松井範雄)が、攘夷派により暗殺。
それを伝え聞いた、土佐の山内容堂(近藤正臣)は、大喜びで謹慎を解いていた。

その事件は、半平太の気持ちも動かす。
“下士の力で土佐藩を攘夷の旗頭にする”
弟子達を鼓舞する半平太。。。それを見ていた龍馬は、妙なモノを感じる。

“みんなを集めて、いったい、何がしたいがですか”

龍馬の質問に、土佐藩参政の東洋(田中泯)を引きずり下ろすと答える半平太。
すると龍馬は、上士のことを絡めて煽りすぎだと諭すのだった。
やがて、事件が起きてしまう可能性があると。
動かぬ龍馬に資格はないという半平太であったが、その龍馬の不安は的中する。

池田虎之進(笠原秀幸)の弟・忠治郎(菊池有樹哉)が、
酔った上士により斬り捨てられたのだ。
怒った虎之進は、上士の山田広衛(世古陽丸)たちを斬り捨ててしまうのだった。
それが発端となり、上士は山田の屋敷に集まりはじめ、
下士は半平太の元へ集まり、虎之進をかくまうのだった。。
一触即発の状態に陥ってしまった。
騒ぎを聞きつけた龍馬は、半平太に同調。
冷静になれと以蔵(佐藤健)ら下士達を諭し、刀を置き上士の元へ説得へ向かう。

そのころ、上司達が集まる屋敷にやってきた東洋と後藤象二郎(青木崇高)は、
上士達に冷静になれと諭すのだった。
と、、、そこへ、、龍馬が1人で現れる。
刀を抜く上士達に囲まれながらも龍馬は、

“このままでは、土佐が真っ二つに分かれ殺し合いになるがです。
 そうなったら、ご公儀により藩がお取りつぶしにされる
 話し合いに応じてもらえませんろうか

話を聞いた東洋は、上士に刀を収めるよう命じ、
象二郎に、半平太と話し合うように命じるのだった。

やがて、話し合いとはカタチだけで、双方が刀を収める条件として、
発端となった虎之進が腹を切ることで、収拾が付き、
半平太には、抵抗の1つも出来ない事態で収まることになる。
仕方のなかったことであると、侍の本分と考えるしかない半平太たち。

だが、、始末を聞いた龍馬は、
兄・権平(杉本哲太)の娘である姪の春猪(前田敦子)にふとつぶやく

“死んだら、終わりぞ
 どうして、こういう、始末の付け方しか、出来んがぜよ


その一方で、龍馬の言葉を思い出し後悔する半平太は、覚悟を決める。
土佐中の下士をひとつにすると。。。。。

“ケンカをせんと、世の中を変えるのは無理だがじゃ”


そんななか、使い込みをした弥太郎は、何とか東洋を説明し
再び東洋に使われることになるのだが。
弥太郎は、東洋の使いで龍馬の前に現れ。。。。。。。。


敬称略


↑もう、、、書きすぎてしまいました。



ほんと、、、妖怪ですね。
イヤ、これは、当然。。。ホメ言葉である。

その存在感。。。良いですね.吉田東洋。。。いや、田中泯さん。


NHKの公式HPで
香川照之さんが“見どころ”に、語られているとおりでした。



『貧相な男にしか見えんかったが、わしが見誤おうたわけではないぞ
 おんしが、変わったのじゃ
 おんし、なにがあった。ワシには分かる。おんし。なにをか捨てたろ
 こんな男が下士の中におったとはのう。。。
 坂本。おんし、明日から登城せい
 上士に、、取り立てちゃるいうことじゃ
(一部省略)

圧倒的な迫力でしたね。

ま、それに負けないくらいの、龍馬もまた、存在感を発揮したのですが。。。




さて、物語は、
坂本龍馬が、ホントの意味で、歴史の表舞台へ

ま、そんなところですね。


細かいことはさておき。

“恋バナ”。。。失恋がきっかけになっているとはいえ、
中途半端に腰を折ってきた“恋バナ”が消え去ったことで、

1つのテーマで物語が進行しているのがよく分かった感じだ。

龍馬が予言し、その通りに事件が発生。
あらそい事を好まない龍馬は、、、丸腰で解決。

その“坂本龍馬”に圧倒され、みんな納得。

存在感発揮の龍馬。

ということだ。

最後は、、それを頼って。。。ですね。



たしかに、発端が、それで良いのか?失恋で?
などと少し思ってはしまうのですが、

最も求めていたモノを失った瞬間、
“何か”が生まれたという流れは悪くはない感じだ。

流れ自体にも無理がないし、
緊張感を前面に押し出すことで、龍馬の価値も上昇。

そこに、、“妖怪”ですからね。

説得力が生まれてくると言うモノである。

まさに、ドラマティック!


いままでは、“坂本龍馬”という幻想のようなモノで、
何とか物語を展開してきたわけですが、

今回のように、本当の意味で説得力がある言葉と、
そのシチュエーションを生み出した演出があれば、

これこそが坂本龍馬!

という印象が、本当に生まれたと言って良いでしょうね。

そう。。。幻想や、イメージ頼りではなく
本当の意味でキャラの確立。。。。英雄の誕生である。


個人的には、今までで、一番楽しく見ることが出来たお話だったと思います。


あとは、今回、出来たイメージを活かしていくだけですからね。。。。

本当にこれから盛り上がっていくのでしょう。



で、、そろそろかな、、次回くらい?第1部の終わり?今回?


これまでの感想

第10回 第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 

宿命1969-2010ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京 第8話(最終回) 求めてきた世界

『決戦!血の密約』

内容
白井家との関係も良好となり、
崇(北村一輝)と尚子(上原美佐)の障害は無くなった。そして、結婚。

そんななか、仲人を務めた滝沢総理(若林豪)の黒い噂が立ちはじめる。
不倫相手の女が、、中国の諜報員部員という。。。。
関係ないと釈明する滝沢総理であったが、長谷部幹事長(山下真司)は、
滝沢の領袖である白井眞一郎(奥田瑛二)に滝沢の引退を進言していた。

おなじころ、宣子(小池栄子)は、滝沢の載った週刊誌を見てある事に気付く。
ジージィという中国人の女。。。。その昔、崇の元恋人だった。

尚子との新婚旅行から戻った崇は、眞一郎から騒ぎを告げられる。
影響を心配する、三奈(真野響子)逸子(松坂慶子)であったが、
崇は、総理が引退後、眞一郎が継ぐというシナリオがあるのだろうと言いあて、
両家は安心感に包まれるのだった。

その後、滝沢の元に、勇退を進言に向かった眞一郎であったが、
勇退の条件を突きつけられるのだった。
眞一郎の次女・亜希子(藤井美菜)の婿養子として
滝沢の次男・公弘(黄川田将也)を迎え、白井姓を名乗らせたあと、
空白の岩手から出馬させる。
そうすれば、滝沢派だけでなく、滝沢の全てを受け継ぐことが出来ると。
驚く眞一郎。。。崇を出馬させようとしていた選挙区。。。
一瞬戸惑いを見せたが、眞一郎は即断する。“血の盟約”だった。

一方、滝沢の週刊誌を見て、ジージィだと分かった崇は、
山瀬(三上市朗)に接触を図るのだが、すでに崇との写真は宣子の元へ。
宣子は、、すでに、週刊東和に送ったと崇に告げるのだった。。。。復讐
思わぬ事で追い詰められてしまった崇。
その事を、眞一郎に相談しようと眞一郎の八尋秘書(隆大介)に接触するが、
眞一郎は渡りに船と判断し、崇との接触と絶つのだった。

やがて、週刊誌に崇の記事が載り、出馬は見送られることとなってしまう。
そのことを知りショックを受ける母・三奈
そして逸子に取りなしてもらおうとするが、
時すでに遅く、滝沢家との政略結婚を報告されてしまうのだった。
逸子“これが、あなたが40年間求めてこられた世界なんです”

その衝撃は、崇、尚子夫妻にも。。。。。。


敬称略



前回までの、“血の騒動”が嘘のような急展開。
“政界編”とでもいうところでしょうか。


全ては、逸子の台詞からですよね。

逸子“これが、あなたが40年間求めてこられた世界なんです”
三奈“私の40年は、なんだったの”

そして、、、

崇“母さんの理想は、ずっと生き続けています。僕の中に
  尚子、僕はいつか君のお父さんと戦うことになるかも知れない
  それでも、ついてきてくれるか。


その後
崇“政治を私物化する政治家がいる以上、この国は良くならない。
 ひとりの国民の意見です
 国民は外野だと先生は、そうお考えですか?
 人は、どんな理念を持っていても、いったん権力の中枢に入ると
 それを忘れるようですね
 これが先生の考える、勝利というモノですか?
 僕はいつか、国政の場で、先生を打ち負かします。
 これが僕の宿命だと、気づきました。



明らかに駆け足気味なのですが。
最終的な“まとめ”に入るまで、

テンポも良く、そしてドラマティックで!
本当に楽しい最終回だったと思います。

前回で見えていた。。。というのは、どうでもいいことだ。

今回、ネタの展開以上の“魅せ方”で魅了されたのは確かだろう。

宣子まで関わってきましたし!
ここに来ての新キャラ登場。。黄川田将也さん、、なんて、驚かされましたが、
最後の最後まで、楽しかったとおもいます。

原作がどうかは知りませんが、
正直なところ。。。“このあと”が見たいんですけどね。。。
無理だろうけど。
そんな気持ちが生まれてしまうほど、面白かったと思います



ドラマ全体を見て

やはり、、ニオイですよね。
完全に“好み”がありますので、評価が真っ二つでしょう。
ただ、話数が少ないわりに、かなり頑張って魅せてくれていたと思います。

残念なのは、上にも一部書いてしまいましたが
“このあと”を見たかったところなのだ。

なぜか?

理由は簡単。。。。北村一輝さんが、あまり目立ってないドラマだったから!!

主人公なのに、
ドロドロ感優先で、その部分ばかり盛り上げていましたからね。
もう少し短縮してでも、主人公の活躍を見たかったところです。



これまでの感想
第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

相棒season8 第19話最終回2時間スペシャル 神の憂鬱

『神の憂鬱』


内容
ある夜のこと、車に乗っていた尊(及川光博)はオービスのフラッシュを浴びる。
速度も出しておらず、誤作動だと思われた。
角田課長(山西惇)は、尊の速度の出しすぎだと言うが、
話を聞いた右京(水谷豊)は、フラッシュが2回あったと聞き妙なモノを感じる。

そんななか帝都物産で転落死が発生する。
電子通信部の早乙女幸次(木川淳一)であり、状況から自殺と思われた。
ビルには以前産業スパイ事件があり防犯カメラが多数設置されていたことから、
伊丹(川原和久)たちが、映像を調べはじめたところ、
転落死した直後に走り出す車を確認する。
持ち主は首都警備保障の岩井裕也(永野典勝)だった。
首都警備保障。。。。警察OBが再就職の多い会社であり、
内村刑事部長(片桐竜次)らは、
伊丹、三浦(大谷亮介)芹沢(山中崇史)らに慎重な聞き込みを促すのだった。
先に連絡をしたあと、伊丹たちが岩井への聞き込みへと向かったが
常勤顧問で元警備局長の宇田川次郎(清水章吾)から、圧力を受けてしまい、
目新しい証言が得られなかった。

一方、米沢(六角精児)の鑑識へ向かった右京は、
監視カメラの映像を見て、奇妙なモノを感じるのだった。
なぜか、、、転落死した早乙女がビルの中をのぞいている!?
右京と、米沢が、現場へ向かい周辺を捜索し、、、ついに、“遺書”を発見する。
“全て身から出た錆び。あの世で自らの犯した罪を償います”

同じ頃、右京の監視を命じられていた尊は、、、呼び出しを受ける。
だが、何か、様子がおかしい。。。。
そんなとき、
大河内監察官(神保悟志)から、オービスの誤動作が多発している事実を知る
尊は、なにか思い当たり。。。警察庁警備局の後輩・伊達香(水野美紀)に、
尊が進めていた顔認証システムの進捗状況を聞き出そうとするが
どうも、歯切れが悪い。

やがて監視カメラの映像に、
転落死直前、岩井と早乙女が接触していた事実をつかみ
岩井への接触を図ろうとする右京と尊であったが見つからず
そこで、、早乙女関連で、、、その直属の上司・益田秀雄に話を聞くが、
あきらかに、様子がおかしい。
仕方がなく右京は、岩井の会社へと向かうと岩井はおらず、
宇田川に追い返されてしまう。
そこへ遺書が早乙女本人のモノと断定され捜査に行き詰まった伊丹たちが現れる。岩井がいないと分かり、右京とともに岩井の自宅へ行くことに。。。。。

と、、そこには、、、毒物によるモノと思われる岩井の服毒死体。
そして、、、尊と、伊達がいた。
その後鑑識も駆けつけ、
尊、伊達へも聴取をするが、機密事項があり詳細を答えない2人。
そこへ帰ってきた岩井の妻・はるか(大田沙也加)から事情を聞くと、
仕事の打ち合わせがあると言っていたと判明する。。。。伊達だろうと思われた。

大河内監察官からの聴取を受け流した尊であったが、
右京から、問いただされ、尊は全てを話し出す。
“FRS”防犯カメラ顔認証システム
警備局にいた時の尊と、そして岩井が進めていた仕事だった
全国にある330万台の防犯カメラ映像を利用し、
顔認証により、自動照合する機械的な24時間見あたり捜査システム。
だがシステムに不具合がありオービスの誤動作など事故が多発。
尊が完成期限延長を上司に求めたが、
その直後に、小野田官房長(岸部一徳)らを前に、
右京を調査するという名目“庁内S”として特命への強制的異動となった
と、尊は右京に告白する。。。。。。

そのころ、大河内は、警察庁のによる聴取となるところを、強引に引き受け
警察庁長官官房首席監察官・渡辺真澄(吉満涼太)を交え
伊達の聴取をはじめていた。
上司の警備局警備企画課課長・間瀬登(寺泉憲)のプレッシャーもあり
不具合があることが分かっていながら、続行していたことが判明する。
そして、2週間ほど前からFRSのテストをはじめていたと。。。。

一方、右京たちは、岩井の自宅PCから謎の指紋検出の報告を受け、
状況を全て伊丹たちに説明した上で、捜査を進めていく。。。。。



敬称略


2時間SPなので、てんこ盛りである。

ま、、だいたい、、4割くらい。
一部、ワザと入れ替え、追記していますので。



物語は、SPならではの大ネタですね。

途中で小野田が言っていたように、
日本版CIA、日本版FBIなどと並ぶ、、と言うか
根本的な、警察システムに突っ込んでいったと言うべきでしょうか。

防犯カメラを使い、顔認証プログラムにより、
自動的に照合するFRS


途中に間瀬が語ったことや、小野田が大河内に解説していたのに
どこまでの真実があるのかは分かりませんが

FRSセンターを設置し。。。。そこに、運用官と捜査官を配置する

なんだか、先日NHKで放送されていたドラマのようですが
ま、

細かい部分はさておき、つじつまはある程度あっています。

尊の過去を含めた異動になったことも。右京と尊の役割も。

事件としても、“相棒”としての物語としても
“SP”らしく、、面白かったと思います。


テーマは、、

“神は知り得た秘密を1人で抱えるしかない

そして

“まるで神になったような全能感

というところでしょうか。


物語にも、ある程度以上の満足感はありますが、
個人的には

伊丹“部外者は出ろ、取調中だ!

とか

小野田“潰すのはおしくない?

なんていうキャラ出しを、キッチリやっていること
その事の方を評価したい気持ちでいっぱいですね。

こういう時くらいしか、活躍の場がありませんし!

あ。。そういえば、、大河内もカッコ良かったね!


主人公の2人組以外にも
多くの“名物脇役”がいるのが、この“相棒”の特徴。

やはり、それぞれに“役割”というモノがありますから、
物語に利用するだけでなく、キャラも表現する。

見事な両立だったと思います。


もちろん、、、小野田のやり方もネ!



とまぁ。。。これくらいで、感想は終了。


ドラマ全体を見て。

“新・相棒”としてスタートしたと言って良い“8”
序盤は、見たことのない人への配慮などもあり、
明らかに単純なモノや、キャラ紹介が多く盛り上がりに欠ける感じで、

“相棒”。。。として、苦戦している印象もありましたが、
中盤あたりで、強引に“右京&尊”をまとめきったことで、

終盤に向かって、コンビネーションが見えはじめ、
ようやく、“カタチ”整った感のある“8”

そして最終回。“新・相棒”として、上手く機能した感じですね。

終わりよければ。。。ということで、
正直、、もう少し、序盤でぶつかり合いも見たかったのですが、
ま、、、こんなところでしょう。
体裁を整えなければ、“これから”が大変になってしまいますしね!

どうしても、まとめきりたかったのでしょう。
この点は、(1)(2)(3)などで、右京&亀山が積み重ねたのとは
まったく違う部分ですけどね。。。。
昨今の色々な事情を考えれば、仕方ないのかも知れません。

ファンだって、いつまでも待っていられませんし!!




“僕もね、したくなったんです。警察官らしいことを

“ようこそ、特命係へ。ところで神戸君。今夜も飲めそうですか


本当に“相棒”になったようである。



最後にヒトコト。。。。
明らかに、雑な扱いと言っても良い、、、水野美紀さん
なんていうか、、ウマイ感じで再登場させません?


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第18話 第17話 第16話 
第15話 第14話 第13話 第12話 第11話 
第10話元日スペシャル 
第9話 第8話 第7話 第6話 
第5話 第4話 第3話 第2話 第1話2hsp 

コード・ブルードクターヘリ緊急救命THE SECOND SEASON 第9話 心の傷

『心の傷』

内容
緋山(戸田恵梨香)の証言により、提訴取り下げが決定。
ようやく、緋山は通常業務へと戻ったのだが、やはり様子がおかしい。
三井(りょう)橘(椎名桔平)らは、なんとかサポートしようとする。
ドクターヘリに気丈に乗り込む緋山に驚きながらも。。。。
だが、橘、冴島(比嘉愛未)らと現場に到着した緋山であったが、
手が震え、どうにもならない。。
なんとか病院に患者のスキー選手の田上信夫を搬送は出来たのだが、
緋山は、患者から距離を置き始めてしまうのだった。

同じ頃、田所(児玉清)が倒れているのが見つかり、西条(杉本哲太)らが処置。
動脈瘤だった。妻・麗子も駆けつけ、手術が決定される。
だが、かなり難しいオペ。。。。

一方、藍沢(山下智久)は、外来患者・青山美樹の足に異常を発見、
森本(勝村政信)とともに、すぐに処置をする。
しかし何か、様子がおかしい。。。。西条が診断に加わり、脳腫瘍が発見される。

病院に搬送してきた田上の処置に、白石(新垣結衣)も加わり成功するが、
検査の結果は。。。。競技続行不可能。白石は説明するが、納得出来ない田上
そこへ、田上の妻・和美と娘・楓が、やってきて。。。。。


数日後、西条たちからの説明を受けた後、美樹はオペを決断。
藍沢がひとり息子・一樹、や母・清美への電話を入れさせた後、、、、オペ開始。
そんなとき田上が部屋から失踪。。。白石は階段の踊り場で倒れているのを発見。
なんとか競技に復帰しようとリハビリをしていたらしい。

藍沢、西条によるオペは、、、
なんとか終わったのだが、美樹の体に麻痺が残り。。。。。

敬称略




『心の傷を癒やす簡単な方法はない
 ただ、こうも思う。心の傷は、きっと必要なモノだ
 なぜなら、心に傷を負うことで、他人の痛みに気づけるようになるから』



今回は、緋山、田所という、メインキャラを加えながら
全体として、、、『親と子』で、押した感じですね。

そこに、自分たちの『経験』=『心の傷』として、
白石と藍沢を重ねていく。

親として子供に対して、出来ることは、いったい?

そんな命題を、
病気や事故で『誇り』ともいえる、、『仕事』を失った時、
どうすればいいのか?

ま、そんなところでしょうね。

そして、、、『親』=田所、、、として、西条、三井、橘。


単純化すれば、『心の傷』だけで済むお話には見えるが
田所も含め、誇りと仕事を合わせたことで

医師やフェローたちが向き合っているのが患者と言うだけでなく、
患者の人生、家族であることを強調したのであろう。


かなり詰めこんだ状態ですが、
『2』において描いて来た“親への気持ち”を重ねたのは
絶妙だったと言えるでしょうね。

今回のために、あったネタフリだったのか!!

と、驚き、納得。。そんな印象を受けたのは言うまでもありません。


“人生は長いけど、子供と一緒に過ごせる時間はすごく短い

“ヒーローじゃなくて良い、元気でいて欲しい


最後の最後には、緋山も、、、キレイにまとまったし。

前回のような、若干あざとさが見えたお話よりも、
自然な流れの中で、ほんとに医療モノとしてだけでなく、
人情モノとしても良いお話だったと思います。



とはいえ、、、、藤川。.。。。あいかわらずなんですけどね!!
しっかし、彼だけ、扱い雑だよね。。。
そら、色々大人の事情も分かるが、なんかねぇ。。。
こういう人情が出てくるような時こそ、彼“も”必要なんじゃ?


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龍馬伝 第10回 引きさかれた愛

『引きさかれた愛』

内容
半平太(大森南朋)が去った江戸で剣術修行を続けた龍馬(福山雅治)は、
安政5年
千葉道場において北辰一刀流の目録を、千葉定吉(里見浩太朗)から手渡される。
それは、2度目の剣術修行の終わりを意味した。
定吉“剣の道を究めたからには、
 人としての道も己で切り開いていかなければならん
 楽なことではないぞ。
 その苦難を乗り越えていけば、
 そこに他の誰でもない坂本龍馬の生きる道が見えてくるはずじゃ”

そんななか、別れを前に、佐那(貫地谷しほり)は龍馬に告白する。
“私はあなたのことをお慕い申しておりました
だがそれを聞いても、帰らなければならない理由があると龍馬は告げる。
“土佐には、大事なモンがある”と。。。。

やがて、土佐の坂本家に到着した龍馬は、
兄・権平(杉本哲太)や、姉・乙女(寺島しのぶ)らに大歓迎される。
乙女が結婚しているのに驚かされながらも、
自分の身の上を話す乙女は、好きな人と結婚するよう龍馬に促すのだった。
その後すぐ。。。加尾(広末涼子)に会いに行った龍馬は、プロポーズをする。
“ワシは、もうどこへも行かん。
 おまんのそばにおるき、ワシの女房になってくれんか
 長い間待たせて、すまんかったのう”
龍馬の気持ちを受け入れ、了承する加尾。

同じ頃、弥太郎(香川照之)が、投獄されている安藝奉行所に
吉田東洋(田中泯)の甥・後藤象二郎(青木崇高)が現れる。
藩政に復帰した山内豊信(近藤正臣)により
再び土佐藩の要職に抜擢された東洋は、弥太郎の釈放を命じたのだった。

その東洋は、まず自分たちの禄を下げたうえで、
要職に就いていた柴田備後(北見敏之)を解職。
開国へ向け次々と藩政改革を進めていく。
そして、弥太郎を、海外貿易を行っている長崎へと向かわせるのだった。

そんな職を解かれた柴田に、、近づいていく。。。半平太たち攘夷派
そして、攘夷派の公家・三条実美(池内万作)に接近するため、
柴田は半平太らの利用をはじめるのだった。
話を聞いた収二郎(宮迫博之)は、妹・加尾を京へ向かわせようとする。
だが、龍馬からの求婚もあり戸惑う加尾。
その収二郎の願い出に、、、戸惑いを覚えていた半平太であったが、
加尾のことを知った龍馬から問い詰められ、
逆に、侍としての龍馬の態度を問いただすのだった。
それでも、
“大事なもんは、命をかけて守る”と語る龍馬。

半平太は、葛藤する。
自分の目指すモノは、いったい。。。。。
人選の変更を柴田に申し出た半平太であったが、許されず。
兄・収二郎は、加尾が結婚を進めるならばと自らの切腹を加尾に告げ。。。。


敬称略


↑若干、見た時の印象を含めています。


急激にキレイになった岩崎弥太郎。

牢から出た後、、次のカットでは、、まさに別人!
結局、姿形もそうであるが、香川照之さんの演技からして違っていますよね。。。


ま、、そんな、驚きのシーンもありましたが。


今回は、やはり、4人ヒロインの1人。。。平井加尾と龍馬
その時代に翻弄された、、切ない恋物語。。。。でしょうね。


かなり強引な手段を使って、“自分で決めた”としていますが、
最終的に、龍馬が乗り込んできた時の、半平太と収二郎。

この2人の表情が全てでしょうね。
正確には、、、大森南朋さん、宮迫博之さん。。。というべきか。

彼らもまた、葛藤を続けた。
“大事の前の小事”。。。。

ここで、強引さを前に押し出してしまえば、オモシロ味はなかっただろうが、
丁寧に半平太の苦しみも描いたのは、ほめても良いことでしょう。

そこがなければ、本当の意味での“信念”が見えませんし!

と。そんなコトをキッチリ表現することで、
龍馬、加尾を引き裂いたのは、兄や幼なじみではなく“時代”だと
ハッキリ表現したと言って良いでしょうね。

まさに“引き裂かれた愛”

それぞれの思いがぶつかり合い、時代に翻弄されてしまった人々。
そこに『普通』を求める姿を丁寧に描いたからこそ、

より一層、切なさが増した感じである。



正直。龍馬伝内で表現される“唐突な恋バナ”には、戸惑っていましたが。
今回くらい、丁寧に描かれれば、納得、、、満足としか言いようがない。


まだまだあるんですけどね。。。

次は、、京編、、、でしょうか。
昨日放送されていた、
“龍馬を愛した女たち ~ヒロインたちの龍馬伝~”
という番組でもあったように。

その時まで、、涙は取っておきましょうか。。。


そういや、、“SP”の劇場版の風景も少しありましたね。。。


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第9回 第8回 第7回 第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 

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仮面ライダーW 第25話 人形は手癖が悪い

『Pの遊戯/人形は手癖が悪い』

内容
鳴海探偵事務所にフィリップ(菅田将暉)宛に妙な手紙が舞い込む。
そのなかには“キジメモリー”と、、新しいガジェットの設計図が!
謎の人物シュラウドから送られた可能性が高かった。
ガジェットの製作をはじめる翔太郎(桐山漣)とフィリップ

同じ頃、事務所では文学賞を取りベストセラーになったという
“少女と人形の家”という本を読む亜樹子(山本ひかる)
その切ない内容に感動していたところ、、妙な少女リコ(澤田萌音)が目の前に!
“人形を取り返して欲しい”と、一枚のメモを残し姿を消すのだった。
2人が仕事中のため、書かれていた場所に1人で向かう亜樹子。
そこは、文芸評論家・唐木田有紀(峯村リエ)の家であった。
少女が言うように人形は届いているよう。。。。
小説について批判的な論評をする有紀に戸惑いながらも、
許可を得て、人形を持ち帰ろうとしたところ、
突然、箱から飛びだした人形が暴れだし、有紀に襲いかかるのだった!!!!

あまりにも馬鹿げた証言に取り合おうとしない刃野(なだぎ武)であったが、
照井(木ノ本嶺浩)は、
同じ事件が他に2件発生している情報を得ていたため。。。。。。。。

そのころ、メモの書かれていた別の場所に向かった亜樹子。
するとやはり、、、
人形がコラムニストの多摩千太(藤原邦章)に襲いかかっていた!!

明らかにドーパント絡みと思われた。
襲われたのはほかに、雑誌編集者の稲田尚美、SF小説家の橋本十毬
4人の共通点は、亜樹子が感動した本の作者・堀之内慶應(四方堂亘)
娘の名前は、里香子。。。。リコの姿そのものだった。

理解してくれない翔太郎を置いておき、
亜樹子は、照井とともに堀之内の元に向かうのだが。。。。。。。

敬称略



なんか、もの凄く作り込んでいますね。

もちろん、どう見ても“アナログ”なわけなのですが、
ここまでやられると、

逆に、スゴイと言って良いでしょう。

そこに、亜樹子をメインに物語を作り込もうとしているよう。

もしかしたら
次回。。。亜樹子の過去とか、思い出とか、、そう言うの入れてくるのかな??
父との思い出とか。。。。

そう考えれば、期待が膨らむばかりです。

人形だから。。。というだけでは
ちょっと弱い気もしますしね。
女の子、、、、、って、、まさか。。。


それにしてもここまでシリアスかつコミカルに作ってくるとは!
亜樹子というオモシロ担当キャラと、
いつもマジメな照井というキャラがコンビを組んでいるから
それら融合しない趣の違う2つのお話が、
思った以上に融合しているように感じます。


ほんと、、これ、どうまとめるんだろう?

一番気になるのは、“P”ですけどね。。。。


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相棒season8 第18話 右京、風邪をひく

『右京、風邪をひく』

内容
タケノコ掘りがなされていた、ある山の中の土中から死体が発見される。
住んでいたマンションの大家から捜索願が出されていた西島武彦(うえだ峻)
伊丹刑事(川原和久)らが聞き込みをはじめたところ、
家族もなく、ひとり暮らし。。。。。まったく手がかり無し。
が、、、隣室の女性・樫山ジュン(東風万智子)の目が泳いでいたのが気になる
伊丹と三浦(大谷亮介)。。。刑事のカン。
再び、伊丹、三浦は、芹沢(山中崇史)を連れ聞き込みに向かったところ
ジュンは、アッサリ自供をする。そのうえ、共犯の男・戸倉翔(滝直希)も逮捕。
風邪気味の右京(水谷豊)と尊(及川光博)に自慢気に話す伊丹。
邪魔さえしなければ、こんなモノだと。。。
しかし、特命の2人は、なぜか微笑んでいた。

事件解決の一日前。
右京は、以前世話になった遠山ちず(前沢保美)から相談の連絡を受けていた。
風邪の右京に代わって尊が向かったところ。
。。紹介されたのは宮村美保子(山田キヌヲ)という女性だった。
結婚詐欺に引っ掛かり、自殺を図ったというちず。
だが、状況から、死ぬつもりはなかったと尊は断言する。
男女の間では、良くあることだと。。。取り合わなかったのだが。
右京は、男との直談判について行けと言う。
渋々、その男・・戸倉のもとに向かった、ちず、美保子。。。そして尊。
二股を謝罪する戸倉は、謝罪の印にと、、、高価そうなネックレスを手渡し、
尊も戸倉に諭し、なんとなく解決。

しかし、、、数時間後、再び、ちずから連絡を受ける尊。
戸倉が、美保子の元にやってきたネックレスを奪って帰ったという。
強盗だと怒るちず。

翌朝、戸倉のマンションに行く尊だったが、、、戸倉はいなかった。
“彼はおそらくあなた方が望むよりはるかに大きなバツを受けます”
と、ちずに言い残し、足し去っていく尊。


事件の3日前、
角田課長(山西惇)から、相談を受ける特命係。
右京が、、、行くことに。。。。
東海林雅之(松崎謙二)、緑(ふるたこうこ)夫妻から、話を聞き始める右京
祖母、母から受け継いでいた価値のあるネックレスが盗まれたという。
現場付近では不審者の目撃情報もあり、右京は捜査を開始する。
しかし、娘の梢(山田海遊)によれば、、、
母はプライドが高いので無くしたことを言えないのだという。

それでも、調べることを決めた右京は、売りそうな店を訪ねたところ、
男がネックレスを持ってきていたことが分かる。
店主の話では、“これは、返さなければ”と言い、売らなかったらしい。。。。
防犯カメラの映像から、男の素性が判明する。西島武彦。

右京は、尊に、痴話ゲンカの相談を受けるよう命じながら
西島の住んでいたマンションへ。。。。。
すると、西島が行方不明であることが分かり、
右京は、隣人の樫山という女性になにかを感じ始める。。。


敬称略



かなり、練り込まれていますね。

右京が風邪!?

と言うシチュエーションだったので、ナニもしないかと期待していましたが、
ま、そういうことじゃなく、

物語は、右京の物語、尊の物語でクロスさせながら
事件発生の周りで、、、、いろいろとプチ事件!

オムニバス。。。とまでは言いませんが、
細かく繋がり、、、そして本当の事件にたどり着く。
メインが、、伊丹の事件と言う事で、
なかなか、オモシロ味のあるお話になっていますね。

とはいえ

基本的には、どうでも良いことに首を突っ込み、
どうでも良いことが気になり、大事件に発展という

“相棒”の基本中の基本の流れなんですけどね。

ただ、それを
2つの物語で展開させ、収束させ、伊丹に繋げるという味のある展開。

そんな楽しい事件モノの“相棒”に
事件の発端で、“実は”という。。。。

切なく、、、あたたかい物語。

終わってみれば、納得。。。。人と人との繋がり。ですね。


それなりに楽しいお話はある“8”ではあるが、
良いお話もあれば、普通、またはそれ以下のモノも多数ある。
実際、、、私の基準では、これまで納得出来たのは、1,2本。

正直、個人的感想では、、失敗に近かったのですが

今回くらいのお話ならば、“相棒”、、、まだまだ捨てたモンじゃありません!

シリーズ上でも、傑作の部類の入るお話だったと思います。


人と人との繋がり


最後は、右京から尊に風邪をうつされるというオチもつき、、
面白かったと思います。


そういえば、、真中瞳さん、、、東風万智子さん。。。ですね。。久々です。

次回は、1時間開始が早くなって、、、最終回!



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ハンチョウ~神南署安積班~シリーズ2 第8話 2人の容疑者

『遺留DNA…完全一致する容疑者が2人!?』

内容
ある日の夜のこと、増岡俊夫(松沢一之)という男の刺殺体が発見され、
安積(佐々木蔵之介)は、娘・涼子(渋谷飛鳥)と食事中だったが呼び出される。
財布なども残っていたため、物盗りじゃなく怨恨の線も考えられたが、
カバンさえ、残っていない。
ただ、被害者の手には、女性のモノと思われる毛髪が残されていた。

先物取引の会社で、トラブルも多かったらしい
タクシーに乗っていたことが判明し、キャバクラ“アリス”から出てきたと判明。
アリスを訪ね事情を聞く須田(塚地武雅)と黒木(賀集利樹)
宮本という店員の話では、“しおん”というキャバ嬢とトラブルを起こし、
店を追い出されたと分かってくる。
本名、田中麻美(原田夏希)。。。。
麻美に、任意同行を求める村雨(中村俊介)と桜井(山口翔悟)
話によると増岡は麻美の母の元愛人であり、増岡が原因で自殺をしたらしく、
麻美は増岡のことを、かなり恨んでいるようだった。
だが、麻美は犯行を否認。

数日後、増岡が握っていた毛髪のDNAと麻美のDNAがほぼ一致。
安積は、逮捕状を請求するのだが、麻美は否認。
そのうえ、知り合いの弁護士・戸田圭一郎(忍成修吾)を呼んで欲しいという。

水野(黒谷友香)は、DNA判定を元に取り調べるべきと言うが、
安積は、それでも否認していることに疑問を感じる。
増岡の足取りを追うことを決めた安積。
増岡が行った明愛大学付属病院に行くと、、、麻美とうりふたつの女性がいた!!
臨床心理士の岸川睦美(原田夏希・二役)
麻美と睦美は、一卵性双生児だった!
両親の離婚で、姉の睦美は父に引き取られ、妹の麻美は母に引き取られたらしい。
一卵性双生児なら、DNAはほぼ一致する。。。。

麻美は、自分がしていないと言い。
睦美は、仕事をしていてアリバイがあると主張。

数日後、戸田弁護士が、神南署に現れ、
麻美を逮捕しているのに睦美を逮捕しないのはオカシイと主張し、
麻美の即時釈放を要求してくるのだった。

やがて、小児科の医師・後藤明雄が、睦美のアリバイを証言。
安積は睦美の男関係を調べるよう指示すると、
睦美が、戸田弁護士とつきあっていることが判明する。
ナニか裏があるのでは??

そんななか、麻美が犯行の自供をはじめ。。。。。。。。
その一方で、睦美の毛髪から、。。。。。

敬称略



被害者の手から毛髪
DNA鑑定で、容疑者が浮かび上がるのだが
一卵性双生児の姉妹。。。。。

一方には、アリバイがある。
だが、、、ナニかがオカシイ。。。。。


っていうところですね。



良い物語ですね。
サスペンスとしても、DNAに一卵性双生児
細かく、アリバイを持ってくるだけでなく、
明らかに『意図』を感じる弁護士を投入するなど

なかなか面白かったと思います。
もちろん、、、想定内なのは言うまでもないが、

原田夏希さんのメリハリのある演技により
面白味が増した感じだ。

そのうえ、秀逸だったのは、
一卵性双生児というネタに、、心に傷を持った少年を絡めてきたこと。

自分たちの境遇があるから。。。。

動機などとも一致し、物語に深みを与えていますね。

いや、、最後の結末も含め
『安積らしい』人情モノのお話だったと思います。

ホント、良くできていますね。
“2”になって、一番面白かったですね。


個人的には、裕太君(澁谷武尊さん)が絵を描いていたので
そのあたりからばれるのかと思っていましたが、
“大人の意図”で、、、ということで、
強引に人情で持っていなかったので、ちょっと嬉しい感じですね。
良い方向から、真相がばれていますしね!


最終的に、金子課長(田山涼成さん)で涼子を絡めオチを持ってきたのも、
なかなか面白かったと思います。


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